ここでは北海道にある城を一覧で紹介しています。北海道の城砦は、一般的にイメージされる城の姿とは異なり、「チャシ」と呼ばれる柵で囲まれた拠点を指すことがほとんどである。松前城や五稜郭は、同地においてはむしろ特殊な城郭だと考えるべきだろう。

五稜郭

構造:平城/遺構総構え 堀・石垣など
築城年:元治元年(1864)
築城者:江戸幕府
特徴:幕末、蝦夷地を管理するため、8年の歳月をかけて築かれた。設計・監督を担当したのは諸学に通じた武田斐三郎。特徴的な星形の曲輪から、五稜郭の名がついた。城内には函館奉行所が置かれた。
住所:北海道函館市五稜郭町
アクセス:JR函館本線・函館駅よリバス・市電

四稜郭

構造:平城/土塁 砲座
築城年:明治2年(1869)
築城者:旧幕府脱走軍
特徴:明治政府軍に対抗するため、五稜郭の鬼門にあたる位置に造られた。別名は新五稜郭。城内に建物はなく、土塁と堀だけを持つ。
住所:北海道函館市陣川町
アクセス:JR函館本線 函館駅よリバス

茂別館

構造:山城/土塁 空堀・小館曲輪
築城年:嘉吉3年(1443)
築城者:茂別家政
特徴:メインとなる大館と、戦いの際に砦として機能する小館からなる。コシャマインの戦いで攻め落とされなかった館のうちのひとつ。
住所:北海道北斗市矢不来
アクセス:JR江差線 茂辺地駅より徒歩

松前大館

構造:山城 土塁 空堀 居館跡
築城年:応永7年頃(1400)
築城者:安東氏
特徴:別名は徳山館。永正10年(1513)に、アイヌの攻撃を受け滅ぼされる。翌年、蠣崎光広によって改築。蠣崎氏の居城となる。
住所:北海道松前郡松前町
アクセス:JR江差線・木古内駅よリバス

根室半島チャシ跡群

構造:山城/土塁・空堀
築城年:16~18世紀 築城者:不明
特徴:「チャシ」とはアイヌ語で囲いを意味する言葉。祭事や集会などに使われ、北海道には約500個のチャシがあるといわれる。根室市にはチャシ跡が集まつており、オンネモトチャシは見学に適している。
住所:北海道根室市温根元
アクセス:JR根室本線・根室駅よリバス

花沢館

構造:平山城/土塁 空堀
築城年:嘉吉3年(1443)頃
築城者:不明
特徴:蠣崎季繁や武田(蠣崎)信広が住んだ館。別名は花見岱館。コシャマインの戦いでは、花沢館の副将だつた武田信広が大将を討ち取つた。
住所:北海道檜山郡上ノ国町
アクセス:JR江差線・上ノ国駅より徒歩

館城

構造:平山続/土塁礎石
築城年:明治元年(1868)
築城者:松前徳広
特徴:明治維新の渦中、明治元年(1868)9月に建設がはじまるも、同年12月、土方歳三うが率いる徳川脱走軍に攻め落とされた。
住所:北海道檎山郡厚沢部町
アクセス:JR江差線江差駅よりパス・車

白老陣屋

構造:不明/土塁堀
築城年:安政2年(1855)頃
築城者:伊達慶邦
特徴:江戸幕府から東蝦夷地の警備を命ぜられた仙台藩によって構築された陣屋。当時の藩主は実質的に最後の仙台藩主となった伊達慶邦。
住所:北海道白老郡白老町
アクセス:JR室蘭本線・白老駅より徒歩・車

シベチャリチャシ

構造:山城/空塚
築城年:17世紀中期
築城者:カモクタイン
特徴:寛文9年(1669)に起こったシャクシャインの乱におけるアイヌの拠点。崖の上にあり、戦闘の際は非常に強固な砦となった。
住所:北海道日高郡新ひだか町
アクセス:JR日高本線・静内駅より車

浜益毛陣屋

構造:不明/土塁・空塚
築城年:文久元年(1861)
築城者:酒井忠篤
特徴:蝦夷地の治安維持を任せられた圧内藩が警備拠点として建設。警備だけでなく、領地拡大も視野に入れて建築計画を練った。
住所:北海道石狩市浜益区
アクセス:JR函館本線・札幌駅よりパス

ユクエピラチャシ

権造:山城/土塁・空堀
築城年:不明
築城者:不明
特徴:陸別町を見渡す丘にある。厚岸アイヌのチヤシとする見方が有力。十勝アイヌの将・カネランの皆という説もある。
住所:北海道足寄郡陸別町
アクセス:道の駅・オーロラタウン93りくべつより車

鶴ヶ岱チャランケチャシ

構造:山城/空寝
築城年:不明
築城者:不明
特徴:春採湖に突き出た岬の上にあり、二重の空堀をめぐらして構築されている。この地は湖の神線の遊び場という言い伝えが残る。
住所:北海道釧路市春湖台
アクセス:JR根室本線・釧路駅よりバス

モシリヤチャシ

構造:山城/空撮竪穴・貝塚
築城年:不明
築城者:トミカラアイノ
特徴:丘の上に構築された大きめのチャシ。見た目がお供え餅に似ていることから、このタイプのチャシは「お供え山型」と呼ばれる。
住所:北海道釧路市城山
アクセス:JR根室本線・釧路駅より徒歩

志苔館

構造:平山城/土塁・空堀・門構え跡
築城年:14世紀末
築城者:小林氏
特徴:コシャマインの戦いで和人側の重要拠点となった道南十二館のひとつ。永正9年(1512)に館主・小林良定が戦死し、廃館となる。
住所:北海道函館市志海苔町
アクセス:JR函館本線・函館駅よりバス

松前藩戸切地陣屋

情造:平城/(復)門・土史・曲輪
築城年:安政色空(1855)
築城者:松前崇広
特徴:江戸幕府から蝦夷地の笛備を任された松前藩が造った陣屋。明治元年(1868)、箱館戦争で徳川脱走軍に攻め落とされた。
住所:北海道北斗市野崎
アクセス:JR江差線・清川口駅より車

勝山館

構造:山城/土塁空婦・曲輸など
築城年:15-16世紀
築城者:鏑崎氏
特徴:武田(婿崎)信広が本拠とした。高台にあり、渓谷に挟まれている。上ノ国勝山館とも呼ばれ、和喜館、脇館の別称も持つ。
住所:北海道槍山郡上ノ国町勝山
アクセス:JR江差線・上ノ国駅より徒歩・車

桂ヶ岡チャシ

構造:山城
築城年:不明
築城者:不明
特徴:網走市の南にある台地に築かれたチャシ。南側は斜面で北側は崖。イシメシナイチャシコツ、チャランケチャシの名も持つ。
住所:北海道網走市桂町
アクセス:JR石北本線・網走駅よりバス

チャルコロモイチャシ

構造:山城
築城年:不明
築城者:不明
特徴:根室半島には20個以上のチャシがあるが、そのなかで最も大きい。半島西部の海岸沿いに位置し、題点湖や鼠謹湖を望む。
住所:北海道根室市渇根沼
アクセス:JR根室本線根室駅より

松前城

構造:平山城/(復)天守・本丸表御殿玄関・本丸御門など
築城年:慶長5年(1600)
築城者:松前慶広
特徴:慶長時代に松前慶広が福山館を造る。嘉永3年(1850)、松前崇広が福山館を弧幅し松前減が完成する。福山城とも呼ばれる。和式城郭としては築城時期が最も遅い。城跡は現在、松前公園となっている。
住所:北海道松前郡松前町松減
アクセス:JR江差線・木古内駅よりバス

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