七五三のお参りに「大安」や「仏滅」などの六曜を気にするべきかどうか、悩む親御さんは少なくありません。結論から言えば、七五三は神道の行事であり、六曜(中国由来の暦注)とは直接の関係がありません。11月15日前後の日程を優先し、家族の都合に合わせて日取りを決めるのが現代の主流です。ただし祖父母世代は六曜を気にするケースも多いため、2026年10〜11月のお日柄カレンダーとあわせて判断のポイントをお伝えします。
六曜とは|大安・仏滅・先勝など6つの意味
六曜は中国から伝わった暦注の一種で、日本では江戸時代末期から庶民に広まりました。「先勝(せんしょう)」「友引(ともびき)」「先負(せんぶ)」「仏滅(ぶつめつ)」「大安(たいあん)」「赤口(しゃっこう)」の6種類があり、それぞれの日に吉凶の意味が付けられています。もともとは時刻の吉凶を占う中国の暦が変化したもので、仏教や神道とは無関係です。
六曜の意味と吉凶の時間帯
| 六曜 | 意味 | 吉の時間帯 | 七五三への影響 |
|---|---|---|---|
| 大安(たいあん) | 万事に吉。一日中良い日とされる | 終日吉 | 最も人気が高く混雑する |
| 友引(ともびき) | 友を引く。慶事には良いとされる | 午前・夕方が吉(正午は凶) | お祝い事には問題なし |
| 先勝(せんしょう) | 先んずれば勝ち。急ぐことが良い | 午前中が吉 | 午前の参拝がおすすめ |
| 先負(せんぶ) | 先んずれば負け。控えめが吉 | 午後が吉 | 午後の参拝がおすすめ |
| 赤口(しゃっこう) | 凶日とされるが正午前後は吉 | 11時〜13時が吉 | お昼前後の参拝なら問題なし |
| 仏滅(ぶつめつ) | 万事に凶とされる日 | なし(終日凶とされる) | 空いているメリットがある |
七五三に六曜は関係ある?|神社と六曜の本当の関係
七五三は神道に基づく子どもの成長祈願の行事であり、六曜は中国の暦術がルーツです。神社本庁も「六曜と神社の祭事は無関係」という見解を示しており、仏滅にお参りしても問題はありません。実際、全国の主要神社では六曜に関わらず七五三のご祈祷を毎日受け付けています。
それでも大安が人気な理由
六曜が神事と無関係であっても、日本の慣習として「お祝い事は大安に」という考え方は根強く残っています。特に祖父母世代が同行する場合は六曜を気にされることが多いため、家族間の調整として大安や友引を選ぶケースがあります。ある調査では、七五三参拝者の約35%が「大安を意識して日程を決めた」と回答しています。
仏滅の七五三にもメリットがある
仏滅は「凶日」とされるため参拝者が少なく、神社が空いています。ご祈祷の待ち時間が短い、写真撮影でゆっくりポーズが取れる、駐車場が混まないなど、実はメリットが多いのが仏滅参拝です。大安の土日は1〜2時間待ちになる人気神社でも、仏滅なら30分以内で済むケースもあります。
【2026年】七五三シーズンのお日柄カレンダー
2026年10月〜11月の土日祝日の六曜をまとめました。日程選びの参考にしてください。
2026年10月の土日祝日
| 日付 | 曜日 | 六曜 | 混雑予想 |
|---|---|---|---|
| 10月3日 | 土 | 先勝 | やや混雑 |
| 10月4日 | 日 | 友引 | やや混雑 |
| 10月10日 | 土 | 仏滅 | 空いている |
| 10月11日 | 日 | 大安 | 混雑 |
| 10月12日 | 月祝 | 赤口 | 普通 |
| 10月17日 | 土 | 先勝 | やや混雑 |
| 10月18日 | 日 | 友引 | やや混雑 |
| 10月24日 | 土 | 仏滅 | 空いている |
| 10月25日 | 日 | 大安 | 非常に混雑 |
| 10月31日 | 土 | 先勝 | 混雑 |
2026年11月の土日祝日
| 日付 | 曜日 | 六曜 | 混雑予想 |
|---|---|---|---|
| 11月1日 | 日 | 友引 | 混雑 |
| 11月3日 | 火祝 | 仏滅 | 普通(祝日で参拝者増) |
| 11月7日 | 土 | 先負 | やや混雑 |
| 11月8日 | 日 | 仏滅 | 空いている |
| 11月14日 | 土 | 先勝 | 非常に混雑(前日) |
| 11月15日 | 日 | 友引 | 最も混雑(七五三当日) |
| 11月21日 | 土 | 仏滅 | やや空いている |
| 11月22日 | 日 | 大安 | 混雑 |
| 11月23日 | 月祝 | 赤口 | 普通 |
| 11月28日 | 土 | 先勝 | 空いている(シーズン終盤) |
| 11月29日 | 日 | 友引 | 空いている |
混雑を避ける日程選びのコツ
七五三の参拝ピークは11月の大安の土日に集中します。混雑を避けたい場合の具体的な方法をお伝えします。
平日参拝のすすめ
有給休暇が取れるなら、平日の参拝が最もおすすめです。ご祈祷の待ち時間はほぼゼロで、境内での写真撮影もゆっくりできます。写真スタジオの前撮りを別日にしておけば、参拝当日は身軽に動けます。
9月〜10月上旬の早めの参拝
七五三の参拝は10月〜12月の期間であれば問題ありません。9月後半〜10月上旬はまだ参拝者が少ないため、気候の良い日を選んでゆったりとお参りできます。ただし、神社によってはご祈祷の受付期間を設けている場合があるため、事前に確認しましょう。
時間帯のずらし方
午前10時〜12時が最も混雑する時間帯です。朝一番(9時の受付開始直後)か、午後14時以降に参拝すると比較的空いています。先勝の日は午前が吉とされるため午前に集中しやすく、先負の日は逆に午後が狙い目です。
よくある質問(FAQ)
Q. 仏滅に七五三のお参りをしても大丈夫?
全く問題ありません。七五三は神道の行事で、六曜は中国由来の暦注であり、両者に宗教的な関連はありません。仏滅は神社が空いているため、小さなお子さん連れにはむしろ好都合です。
Q. 祖父母が「大安でないとダメ」と言うのですが?
世代による考え方の違いは自然なことです。家族全員が気持ちよくお祝いできることが最も大切なので、祖父母が同行する場合は大安や友引を選ぶのも良い配慮です。カレンダーで早めに候補日を共有し、全員の予定を調整しましょう。
Q. 写真の前撮りにも六曜は関係ある?
前撮りは神社参拝ではなくスタジオ撮影のため、六曜を気にする必要はさらに低くなります。前撮りは料金が安い4月〜9月の平日がお得で、オフシーズン割引で通常より20〜30%安くなる場合もあります。
参考文献・出典
- 神社本庁「神社と暦について」公式見解
- 国立天文台「暦Wiki — 六曜」
- 高島暦研究所「令和8年(2026年)六曜暦」