初節句ガイド|端午の節句・桃の節句のお祝い方法

端午の節句の食べ物|柏餅・ちまき・縁起魚の意味と由来、菖蒲湯まで解説

公開日: 2026年4月5日

端午の節句(5月5日)には、柏餅・ちまき・菖蒲湯など特別な食べ物や風習が受け継がれています。これらの食べ物にはそれぞれ深い意味と由来があり、子どもの健康・成長・出世を願う気持ちが込められています。本記事では端午の節句の定番料理・食べ物の意味と由来、地域による違い、家庭で作れる簡単レシピのポイントまで詳しく解説します。

端午の節句の代表的な食べ物

端午の節句を代表する食べ物として最もよく知られているのが「柏餅」と「ちまき」です。柏餅は柏の葉で包んだ餅菓子で、柏の葉が新芽が出るまで古い葉が落ちない性質から「家系が絶えない」「子孫繁栄」を象徴します。ちまきは中国由来の食べ物で、笹の葉でもち米を包んで蒸したもの。邪気払いの意味があり、関西地方で特に広く食べられます。このほか、鯛・ブリなどの縁起魚、煮しめ、草餅なども端午の節句の食卓に並ぶことがあります。

柏餅(かしわもち)

柏の葉で包んだ和菓子で、主に関東以北で端午の節句の定番食です。柏の葉は神聖な木とされ、新葉が出るまで古葉が落ちないことから「子孫繁栄・家系の存続」を願う縁起物とされています。中身はこしあん・つぶあん・みそあんなどがあり、葉の表(つるつる面)を外側にして包むのが一般的です。

ちまき(粽)

笹や竹の葉でもち米を三角形に包み、蒸して作る食べ物。中国の詩人・屈原の逸話に由来し、邪気を払う意味があります。関西では端午の節句にちまきを食べる習慣が広く、関東では柏餅が主流というように、地域差があります。

鯛・ブリなど縁起魚

端午の節句のお祝い膳には鯛やブリなどの縁起の良い魚が並ぶことも多いです。ブリは出世魚として知られ(ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと名が変わる)、男の子の出世・成功を願う意味があります。

端午の節句の料理・食卓の整え方

端午の節句の食卓は「子どもの健康と成長を願う」がテーマです。主役は柏餅またはちまき。メインは縁起のよい魚(鯛・ブリ)、煮しめ(れんこん・たけのこ・ごぼうなど根菜)、赤飯(紅白のお祝い色)などが定番です。緑のアスパラや菜の花など旬の野菜を添えると、端午の節句らしい色彩豊かな食卓になります。お吸い物には蛤や豆腐、三つ葉などをあしらうと上品な仕上がりに。家族で囲む端午の節句の食卓そのものが、子どもへの最高の贈り物です。

菖蒲湯(しょうぶゆ)について

端午の節句に菖蒲湯に入る習慣は、菖蒲が邪気を払い、厄除けになると信じられてきたことに由来します。菖蒲の強い香りと成分が疲労回復・血行促進に効果があるとされ、現代でも多くの家庭や温泉・銭湯で5月5日に菖蒲湯を設けています。湯に浮かべるのは花菖蒲(アヤメ科)ではなく、葉・茎に強い香りを持つ「サトイモ科のショウブ」です。スーパーや花屋で端午の節句前後に販売されるので、ぜひ試してみてください。

菖蒲湯の効果:

よくある質問(FAQ)

柏餅とちまきはどちらを食べればいい?

地域の慣習に合わせるのが基本です。関東地方では柏餅、関西地方ではちまきが主流ですが、両方を楽しんでも問題ありません。柏餅は5月頃から和菓子店・スーパーで販売されます。

菖蒲湯に使う菖蒲はどこで買える?

5月上旬〜5月5日頃に、スーパーの野菜・花コーナーや花屋で販売されます。1束数百円〜千円前後で購入でき、浴槽に3〜5本浮かべるだけで手軽に楽しめます。

端午の節句の食事はいつ食べる?

5月5日の昼食または夕食として楽しむ家庭が多いです。祖父母を招いて一緒にお祝いする場合は、柏餅やちまきをデザートとして用意し、お祝い膳を囲むスタイルが一般的です。

初節句の食べ物は特別なものを用意すべき?

初節句では赤飯や尾頭付きの鯛など、よりお祝い感のある食卓を整えることが多いです。仕出し料理や料亭のお節句プランを利用するのも一つの方法です。初節句について詳しくは初節句とは?お祝いの仕方ガイドもご参照ください。

まとめ

端午の節句の食べ物・料理には、子どもの健康・成長・出世を願う先人の知恵と願いが凝縮されています。柏餅・ちまき・縁起魚・菖蒲湯など、それぞれの意味を知りながら楽しむことで、節句行事がより深い体験になります。今年の5月5日は、食卓を通じて家族で節句の文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考情報

監修: 初節句ガイド|端午の節句・桃の節句のお祝い方法 編集部

日本の伝統行事・季節の風習に関する情報を、文化庁・神社本庁・各宗派公式資料等の信頼できる情報源に基づき、正確な情報をお届けしています。 編集部について

モバイルバージョンを終了