節分は厄除け厄払いに適している?
厄年のときに厄払いをする期間として切っても切り離せない日というのが節分です。
古くから厄払いは節分までに行いましょうなどといったことがよく言われており、一体どうして?と思われる方も多いと思います。
ここでは厄年と節分の関係について紹介したいと思います。
まずは節分について知る
節分の日といえば「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆を撒く日として日本人にとって一般的な季節の行事です。
スーパーでもお正月が終わりひと段落すれば鬼のお面と一緒に売られる福豆や恵方巻きなどを見かけることも多いと思います。
テレビを見れば節分の日には全国の神社やお寺で有名芸能人や力士を招いた節分祭(寺の場合は節分会・せつぶんえ、と読みます)が行われその様子が放送されます。
実際に会場に出向き、福豆をキャッチしたことのある人もいるのではないでしょうか。
そもそも節分とはどんな日なのでしょうか。
昔は節分というのは春夏秋冬の季節が切り替わる日を意味していました。
つまり立春、立夏、立秋、立冬の前日のことです。
しかし江戸時代ごろに冬が終わり春が始まる立春の前日だけを節分と呼ぶようになったようです。
厄年と節分の関係と由来
昔の日本人は季節の変わり目に鬼(邪気)が生じると考えており、そこでその鬼払いを節分にするようになったようです。
確かに季節の変わり目には風邪をひきやすく体の不調が出やすい時期です
昔の人はこういったところにも鬼を感じていたのでしょう。
邪気払いの風習は地方によって様々であり、炒った大豆を家に撒き鬼を払うところもあれば、柊鰯(柊の小枝に鰯の頭を刺したもの)という魔除けのお守りを門口に立てるところもあります。
日本の多くの地域では炒った大豆を家に撒いて魔除けとしていますが、関西では恵方巻きという太巻きをその年の良い方角(恵方)を向いて静かに食べるという風習も残っています。
鬼を払い邪気を払う節分は厄を払うのにも最適な日と言えます。
節分に合わせて「厄除祈祷祭」などの祈祷の機会を設ける神社やお寺もあります。
初詣の際に厄除け・厄払いを受けられなかったという人もこのチャンスに厄除け・厄払いに参加してみてはどうでしょう。