時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる

時候の挨拶 9月中旬|秋晴れ・仲秋の書き出し例文と結びの言葉・手紙の書き方

公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年4月8日

9月中旬(11日〜20日ごろ)は、秋晴れが続き「仲秋(ちゅうしゅう)」「清秋(せいしゅう)」という言葉がぴったりの爽やかな時期です。敬老の日・中秋の名月といった秋の行事も多く、時候の挨拶に豊かな季節感を盛り込める月です。本記事では9月中旬の漢語調8選テーブルと例文11パターンを詳しく解説します。

9月中旬の時候の挨拶とは|清秋・敬老の日・月見の季節背景

9月中旬(11日〜20日ごろ)は、秋らしい清々しい空気と秋晴れが続く、一年でもっとも過ごしやすい時期のひとつです。「仲秋(ちゅうしゅう)」は秋の中ごろを表し、この時期の時候の挨拶の中心的な表現です。9月第3月曜日は「敬老の日」で、高齢者を敬い長寿を祝う国民の祝日です。また、旧暦8月15日の「中秋の名月(月見)」がこの時期と重なることがあります。「清秋の候」「爽秋の候」「仲秋の候」などが代表的な表現で、澄み渡った秋の空気を相手に届ける挨拶文として広く活用されています。

9月中旬は一年でも特に過ごしやすい季節のひとつです。「清秋」は清らかな秋を、「爽秋」は爽やかな秋を表し、どちらも澄んだ空気と青空が広がる9月中旬の情景にぴったりです。

敬老の日(9月第3月曜日)は高齢者を敬う国民の祝日で、祖父母や恩師への手紙・挨拶状を送る機会でもあります。目上の方への挨拶文では「ますますのご健勝とご長寿をお祈り申し上げます」という一文を添えると敬意が伝わります。

中秋の名月(旧暦8月15日)は年によって9月中旬ごろに当たることもあり、お月見の話題を添えた挨拶文は情趣豊かで相手に喜ばれます。

参考:国立天文台:二十四節気とは文化庁:国語施策・日本語教育

9月中旬の漢語調8選|清秋・仲秋・爽秋の挨拶一覧

9月中旬の漢語調挨拶で最も使われるのは「仲秋の候」と「清秋の候」です。「仲秋の候」は秋の中ごろを表し、9月全般にわたって使える汎用性の高い表現です。「清秋の候」は「清らかな秋」を意味し、澄んだ空気と青空が広がる9月中旬の情景をよく表しています。「爽秋の候」は「爽やかな秋」を表し、秋晴れの気持ちよさを伝えるのに最適な表現です。敬老の日(9月第3月曜日)にちなんだ手紙では「黄金の秋の候、益々のご健勝とご長寿をお祈り申し上げます」という表現が目上の方への尊敬の気持ちを伝えます。

9月中旬に使える漢語調の時候の挨拶を8つ厳選しました。

表現 読み方 意味・由来 使用時期 適した文書
仲秋の候 ちゅうしゅうのこう 秋の中ごろ、秋の盛りを表す 9月全般(中旬中心) ビジネス文書・改まった手紙
清秋の候 せいしゅうのこう 清らかな秋の空気、澄んだ秋を表す 9月中旬〜下旬 ビジネス文書・改まった手紙
爽秋の候 そうしゅうのこう 爽やかな秋の空気、清爽な秋を表す 9月中旬〜下旬 ビジネス文書・改まった手紙
秋涼の候 しゅうりょうのこう 秋の涼しさが増す頃を表す 9月中旬 ビジネス文書・手紙
秋晴の候 あきばれのこう 秋晴れの清々しい季節を表す 9月中旬〜10月 手紙・ビジネス文書
秋冷の候 しゅうれいのこう 秋の冷たさ、朝晩の冷え込みを表す 9月中旬〜下旬 ビジネス文書・手紙
白露の候 はくろのこう 二十四節気「白露」(9月8日ごろ)、朝露が宿る頃 9月中旬前半 ビジネス文書・改まった手紙
秋色の候 あきいろのこう 秋の色合いが深まる頃を表す 9月中旬〜下旬 手紙・挨拶状

「清秋の候」は9月中旬を代表する表現で、ビジネス文書・改まった手紙ともに適しています。「秋晴の候」「秋色の候」は秋晴れ・紅葉の始まりをイメージさせる情感ある表現です。「秋冷の候」は朝晩の冷え込みを意識した表現で、健康気遣いとセットで使うと丁寧な印象を与えます。

9月中旬の例文11パターン|敬老の日・月見対応付き

9月中旬の例文では、秋の清々しさと相手への温かみを同時に伝えることが大切です。ビジネス文書では「清秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」が最もオーソドックスな書き出しです。敬老の日に合わせた目上の方への挨拶状では「仲秋の候、いよいよ健やかなる秋をお迎えのこととお慶び申し上げます。敬老の日を前に、先生のますますのご長寿をお祈り申し上げます」という表現が適切です。中秋の名月にちなんだ書き出しとしては「中秋の名月を愛でながら、ご連絡申し上げます」が情趣豊かです。

9月中旬の時候の挨拶例文を漢語調5・和語調3・カジュアル3の計11パターンでまとめました。敬老の日・中秋の名月にも対応した例文をご活用ください。

種別 パターン 例文(全文)
漢語調① 清秋+清栄 清秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
漢語調② 仲秋+清祥 仲秋の候、時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
漢語調③ 爽秋+健勝 爽秋の候、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
漢語調④ 秋涼+お世話 秋涼の候、平素よりお世話になっておりますこと、厚く御礼申し上げます。
漢語調⑤ 秋晴+ご発展 秋晴の候、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
和語調① 秋晴れ 秋晴れの清々しい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
和語調② 月見 中秋の名月を愛でながら、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
和語調③ 敬老の日 敬老の日を前に、先生のますますのご長寿と益々のご活躍をお祈り申し上げます。
カジュアル① 秋晴れ 気持ちのいい秋晴れが続いていますね。いかがお過ごしですか?
カジュアル② 月見 もうすぐ中秋の名月ですね。一緒にお月見できるといいですね。
カジュアル③ 過ごしやすい ようやく過ごしやすい季節になりましたね。お元気ですか?

ビジネスには漢語調①「清秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」が最も一般的です。敬老の日には和語調③を、中秋の名月(お月見)には和語調②を活用すると特別感のある挨拶文になります。

9月中旬の結びの言葉|敬老の日・秋晴れの締め方

9月中旬の結びの言葉は、秋の爽やかさを活かした前向きな表現が好まれます。「清秋の候、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」「爽やかな秋の季節をお楽しみいただき、ご自愛くださいませ」がビジネス用の定番結びです。敬老の日にちなんだ結びとしては「これからも末長くお元気でお過ごしくださいますよう、心よりお祈り申し上げます」が適しています。お月見の話題を添えた結びとして「今宵の名月のもと、皆様のご健康をお祈り申し上げます」も情趣豊かな締め方です。秋の涼しさで体調を崩さないよう気遣いの一文も忘れずに添えましょう。

9月中旬の結びの言葉を場面別にご紹介します。

ビジネス文書・改まった手紙:「清秋の候、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」「爽やかな秋の季節、何卒ご自愛くださいませ」「朝晩の冷え込みが増してまいりましたので、お体にはご留意ください」

敬老の日・目上の方:「これからも末長くお元気でお過ごしくださいますよう、心よりお祈り申し上げます」「益々のご長寿と益々のご活躍をお祈り申し上げます」

カジュアルなメッセージ:「秋晴れの気持ちいい季節ですね。お互い元気で過ごしましょう」「朝晩は冷えてきましたので、体調に気をつけてくださいね」

よくある質問(FAQ)

9月中旬の時候の挨拶でもっとも使いやすい表現は何ですか?

9月中旬で最も使いやすいのは「仲秋の候」または「清秋の候」です。「仲秋の候」は9月全般に使える汎用表現、「清秋の候」は清らかな秋の空気を表す中旬〜下旬に適した表現です。どちらもビジネス文書・改まった手紙に対応しています。

敬老の日に送る手紙の時候の挨拶はどうすればよいですか?

「仲秋の候、いよいよ健やかなる秋をお迎えのこととお慶び申し上げます」が定番です。「敬老の日を迎え、先生(おじい様)のますますのご健勝とご長寿をお祈り申し上げます」という一文を添えると敬意と祝意が伝わります。漢語調より和語調のほうが温かみがある場合もあります。

「清秋の候」と「爽秋の候」はどう違いますか?

「清秋の候(せいしゅうのこう)」は「清らかな秋」を表し、澄んだ空気・清々しい空を意識した表現です。「爽秋の候(そうしゅうのこう)」は「爽やかな秋」を表し、心地よい秋風・秋晴れを意識した表現です。どちらも9月中旬〜下旬に使えますが、ニュアンスの好みで選んでください。

中秋の名月(お月見)を挨拶文に盛り込む方法はありますか?

「中秋の名月を愛でながら、皆様のご健康をお祈り申し上げます」「今宵は中秋の名月が美しく輝いております。ご機嫌いかがでしょうか」といった表現が使えます。改まった文書よりも、やや親しみのある手紙・メールに向いています。旧暦に基づくため、毎年の名月の日付を確認してから使いましょう。

9月中旬の結びの言葉で秋の体調管理に触れた表現はありますか?

「朝晩の冷え込みが増してまいりましたので、お体にはご留意ください」「秋の涼しさにつれ、寒暖差も大きくなります。くれぐれもご自愛くださいませ」などが使えます。9月中旬は日中と朝晩の気温差が大きい時期ですので、この気遣いは相手に特に喜ばれます。

監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部

日本の伝統行事・季節の風習に関する情報を、文化庁・神社本庁・各宗派公式資料等の信頼できる情報源に基づき、正確な情報をお届けしています。 編集部について

モバイルバージョンを終了