時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる

時候の挨拶 7月中旬|炎暑・酷暑・盛夏の書き出し例文&ビジネス・手紙の結びの言葉

公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年4月8日

7月中旬(11日〜20日ごろ)は、梅雨明け後の猛暑が本格化し、「炎暑(えんしょ)」「酷暑(こくしょ)」「盛夏(せいか)」といった言葉がぴったりの時期です。海の日・土用の入りなど夏の行事も多く、ビジネス文書・手紙・暑中見舞いなど様々な場面で季節の挨拶が必要になります。本記事では7月中旬の時候の挨拶を漢語調8選テーブルと例文11パターンで詳しく解説します。

7月中旬の時候の挨拶とは|炎暑・盛夏・海の日の季節背景

7月中旬(11日〜20日ごろ)は、梅雨が明けて本格的な夏の暑さが到来する時期です。「炎暑(えんしょ)」「酷暑(こくしょ)」「盛夏(せいか)」といった言葉が示すとおり、連日の厳しい暑さが続く季節です。7月第3月曜日は「海の日(うみのひ)」という国民の祝日で、夏の訪れを象徴する行事として広く知られています。また7月20日ごろからは「土用(どよう)」に入り、土用の丑の日にはウナギを食べる習慣があります。この時期の時候の挨拶は、夏の厳しさへの言及と相手への健康気遣いをセットで盛り込むことがポイントです。

7月中旬は日本の夏でもっとも活気にあふれる時期のひとつです。梅雨が明けて青空が広がり、連日の猛暑日が続くこの時期は、相手への健康気遣いが特に重要になります。お中元を送る時期とも重なるため、感謝と挨拶を兼ねた文書を書く機会も増えます。

「炎暑」は文字通り炎のような暑さを表す言葉で、この時期の厳しさをリアルに伝えることができます。「酷暑」は酷いほどの暑さ、「盛夏」は夏の盛りを意味し、いずれも格調ある表現としてビジネス文書・改まった手紙に広く使われます。

熱中症が増える時期でもあるため、結びの言葉では相手の健康を気遣う一文を必ず添えましょう。「くれぐれもご自愛ください」「お体にはご留意ください」といった表現が定番です。

参考:国立天文台:二十四節気とは文化庁:国語施策・日本語教育

7月中旬の漢語調8選|格式ある時候の挨拶一覧

7月中旬の漢語調挨拶として最も使われるのは「炎暑の候」と「盛夏の候」です。「炎暑の候」は炎のような激しい暑さを表し、7月中旬〜下旬に適しています。「盛夏の候」は7月全般に使える汎用性の高い表現で、ビジネス文書・改まった手紙ともに対応します。「酷暑の候」は特に暑さが厳しいことを強調したいときに使われ、猛暑日が続く年の夏に特に適した表現です。いずれも「候(こう)」と組み合わせて「○○の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」という形で使うのが基本です。

7月中旬に使える漢語調の時候の挨拶を8つ厳選しました。読み方・意味・使用時期・適した文書もあわせてご確認ください。

表現 読み方 意味・由来 使用時期 適した文書
炎暑の候 えんしょのこう 炎のような激しい暑さが続く時期を表す 7月中旬〜下旬 ビジネス文書・改まった手紙
盛夏の候 せいかのこう 夏の盛り、もっとも暑い時期であることを表す 7月全般 ビジネス文書・改まった手紙
酷暑の候 こくしょのこう 非常に激しく厳しい暑さの時期を表す 7月中旬〜下旬 ビジネス文書・改まった手紙
暑中の候 しょちゅうのこう 暑中見舞いの時期(小暑〜立秋前日)を表す 7月中旬〜8月初旬 暑中見舞い・ビジネス文書
大暑の候 たいしょのこう 二十四節気「大暑」(7月23日ごろ)、一番暑い頃 7月中旬後半〜下旬 ビジネス文書・格式ある手紙
猛暑の候 もうしょのこう 猛烈な暑さが続く時期を表す 7月中旬〜下旬 ビジネス文書・暑中見舞い
土用の候 どようのこう 夏の土用(7月下旬〜8月初旬)の時期を表す 7月中旬後半〜下旬 手紙・挨拶状
海の候 うみのこう 夏の海の季節、海の日にちなんだ表現 7月中旬(海の日前後) 手紙・メール

「炎暑の候」は7月中旬〜下旬を通して使える便利な表現で、特に猛暑日が続く年の夏に適しています。「大暑の候」は7月23日ごろの二十四節気にちなんだ表現で、中旬後半から使い始めることができます。

7月中旬の例文11パターン|漢語調・和語調・カジュアル

7月中旬の例文を考える際は、ビジネス文書と個人の手紙で使う言葉を適切に使い分けることが大切です。ビジネスの場では「炎暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」や「盛夏の候、時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます」が標準的です。お中元のお礼状や暑中見舞いを兼ねた挨拶状では、感謝の気持ちを添えつつ季節の言葉を組み合わせると丁寧な印象を与えます。和語調では「連日の猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか」が温かみのある書き出しとして好まれます。

7月中旬の時候の挨拶例文を漢語調5・和語調3・カジュアル3の計11パターンでまとめました。シーンに合わせてお使いください。

種別 パターン 例文(全文)
漢語調① 炎暑+清栄 炎暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
漢語調② 盛夏+清祥 盛夏の候、時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
漢語調③ 酷暑+健勝 酷暑の候、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
漢語調④ 暑中+お世話 暑中の候、平素よりお世話になっておりますこと、厚く御礼申し上げます。
漢語調⑤ 猛暑+ご発展 猛暑の候、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
和語調① 猛暑 連日の猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
和語調② 夏本番 本格的な夏の暑さが続く毎日ですが、ご健康でお過ごしのことと存じます。
和語調③ お中元時期 お中元の季節を迎え、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
カジュアル① 猛暑 毎日すごい暑さですね。体調はいかがですか?
カジュアル② 海の日 海の日も近いですね。夏休みの計画は立てましたか?
カジュアル③ 暑さ全開 本当に暑い日が続いていますが、元気にしていますか?

ビジネス文書・改まった手紙では漢語調①〜⑤を基本に、相手や状況に応じて選んでください。お中元のお礼状には和語調③が特に適しており、感謝の気持ちを自然に表現できます。

7月中旬の結びの言葉|手紙・メールの締め方

7月中旬の結びの言葉は、暑さへの気遣いを軸に選ぶことが重要です。「炎暑続く折、何卒ご自愛くださいませ」「酷暑の折、お体には十分ご留意ください」などが代表的なビジネス用の結びです。海の日や土用の時期にちなんで「夏本番を迎えましたが、楽しい夏をお過ごしください」といった明るい結びも場面によっては効果的です。個人への手紙では「暑い夏を元気に乗り越えられますよう、心よりお祈り申し上げます」のような温かい締め方も喜ばれます。結びの言葉は書き出しの季節感と統一感を持たせることで、文全体に一貫したトーンが生まれます。

7月中旬の結びの言葉を場面別にご紹介します。

ビジネス文書・改まった手紙:「炎暑続く折、何卒ご自愛くださいませ」「酷暑の折、お体には十分ご留意ください」「猛暑厳しき折、貴社のご隆盛をお祈り申し上げます」

やや親しい相手:「夏の暑さが続きますが、どうかご無理なさらず、お体を大切にしてください」「暑い夏を元気に乗り越えられますよう、心よりお祈りしております」

カジュアルなメッセージ:「まだまだ暑い日が続くと思いますが、体調に気をつけてね」「熱中症に気をつけて、元気で過ごしてください」

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よくある質問(FAQ)

7月中旬の時候の挨拶でもっとも使いやすい表現は何ですか?

7月中旬でもっとも使いやすいのは「炎暑の候」または「盛夏の候」です。「炎暑の候」は中旬〜下旬の厳しい暑さを表すのに最適で、「盛夏の候」は7月全般に使える汎用性の高い表現です。ビジネス・手紙どちらにも対応しています。

お中元のお礼状に使える7月中旬の挨拶文はありますか?

お中元のお礼状には「盛夏の候、このたびはご丁寧なお中元の品をいただき、誠にありがとうございました」が定番です。季節の言葉と感謝の一文を組み合わせることで、礼儀正しいお礼状に仕上がります。

「炎暑の候」と「酷暑の候」はどう違いますか?

「炎暑の候」は炎のような暑さを表し、「酷暑の候」は酷いほどの暑さを表します。ニュアンスはほぼ同じですが、「炎暑」はやや文学的・詩的な表現、「酷暑」は暑さの過酷さをより強調する表現です。どちらも7月中旬〜下旬に使えます。

7月中旬の結びの言葉の定番は何ですか?

7月中旬の結びの定番は「炎暑続く折、何卒ご自愛くださいませ」「酷暑の折、お体には十分ご留意ください」です。熱中症が多い時期なので、「熱中症にはくれぐれもご注意ください」を添えるのも相手への配慮として喜ばれます。

土用にちなんだ時候の挨拶はありますか?

「土用の候(どようのこう)」という表現があります。夏の土用は7月下旬〜8月初旬が一般的で、土用の丑の日にはウナギを食べる習慣があります。手紙や挨拶状に「土用の丑の日も近くなりました」と触れると季節感が増します。

監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部

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