ほんとうは怖い?大黒天

*

ほんとうは怖い?大黒天

恵比寿様の父神の権威

七福神信仰がつくられた室町時代の人びとにとって、恵比寿様が最も身近な神様であった。つまり室町時代はじめの時点では恵比寿様の信者が、大黒天の信者よりはるかに多かったのである。しかし大黒天信仰がすでに大国主命信仰と融合していたために、大黒天信仰が広まったのちに大黒天が恵比寿様の父とされるようになったのである。

しかも大国主命は、「国作らしし大神」と呼ばれる権威のある神であった。日本神話は、日本列島という国土を作ったのは伊突諾尊と伊美再尊の夫婦の神であるという。そして、大国主命ははじめて日本を治めて農耕や医療を教え、日本人が人間らしい生活ができるようにした神だとする。

それゆえこのような大国主命、 つまり大黒天が七福神の指導者にふさわしい神とされたのだ。大黒天は仏教では天部の仏であるが、仏教以前の古代インドでは大国主命と融合するのにふさわしい格の高い神であった。

破壊神シヴァと大黒天

仏教が成立する前のインドでは、バラモン教が信仰されていた。バラモン教はきわめて多くの神を祭る多神教であった。

現在インド人の多くが信仰するヒンドゥー教は、このバラモン教から発展したものである。ヒンドゥー教で特に重んじられているのが、次の三つの神である。世界を創造したブラフマン、世界を維持するヴィシュヌ、世界を破壊するシヴァである。大黒天は、恐ろしい破壊神シヴァの分身の一つであった。シヴァが魔神アンダカを退治したという神話がある。この時シヴア神は象の皮を着て、蛇で体を飾った姿で、先が三つに分かれた戟(矛に似た長い武器)を用いたという。

古代インドでは、この伝説にもとづくシヴァ神の姿をかたどつた三面六腎(三つの顔で六つの腕)の像がマハーカーラとして祭られていた。 マハーは大きく広いこと、カーラは黒いことを表わす。中国でマハーカーラが、「大黒」と訳されて、大黒天の名称が作られた。この他に中国や日本の仏教では、マハーカーラの音をとった天部の仏である摩訶迦羅天(まかからてん)も祭られている。

ほんとうは怖い?大黒天関連ページ

縁起の良い大黒舞
大黒様の姿 『塵塚物語』は、大黒天の信仰は天文、永禄年間(1532―1570)に急速に京都に広まったと記している。京都で戦国時代の戦乱が続く中で、将来に不安を持った庶民が福の神に救いを求めたのであろう。かれらは、「戦火で […]
大黒天が僧侶の妻?台所の神となった大黒天
寺院の食堂で大黒天を祭る 寺院の中の、僧侶が食事をする建物を、食堂という。この食堂で大黒天の像を祭る中国の風習は、平安時代はじめに最澄によつて日本に伝えられた。 このあと大黒天信仰は、各地の寺院にじわじわと広がっていった […]
鼠が大黒様の使者になったのはなぜ?兎だけではない大国主命と親しい動物
中国から来た鼠の信仰 中国で、鼠を大黒天の使者とする考えがつくられた。古代の中国に、家鼠を霊獣とする信仰があり、家鼠の絵もいくつも描かれていた。 そのため、大黒天が鼠を従えた図も見られるようになった。鼠には災害を予知する […]
中国で万物の根源とされた大黒天と日本の大国主命
太極の哲学と結びついた大黒天 中国の寺院で食物をつかさどる大黒天の祭祀が広まっていく中で、大黒天が道教の太極の考えと結びついた。太極とは、陰と陽を兼ね備えた、宇宙の本体とされるものである。 中国には古くから、すべての物を […]
出雲から広がる大国主命信仰
古代人に親しまれた大国主命 大国主命は日本神話に登場する神々の中で、最も人びとに身近な神である。大国主命は、古代の祖霊信仰からつくられた神であった。 出雲の人びとが、自分たちが住む土地を守ってくれる先祖の神を「大国主命」 […]
インドの神、中国の神、日本の神、大黒天?
インド仏教の大黒天 シヴァ神は、世界に悪がはびこった時に宇宙を破壊して再生させる怖い神である。しかしインドの人びとは、シヴアを魔神を退治して人びとを守り、知恵を授け苦行を課して人間を成長させる神として信仰した。 このシヴ […]


Warning: Use of undefined constant under - assumed 'under' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/viralport/kyosei-tairyu.jp/public_html/shichifukujinn/wp-content/themes/70823/single.php on line 50

日本の四季を楽しむ二十四節気を知ろう

季節 二十四節気
立春雨水啓蟄春分・春分の日清明穀雨
立夏小満芒種夏至・小暑・大暑
立秋処暑白露秋分秋分の日・寒露・霜降
・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

季節のイベント

季節 暮らしの行事
みどりの日八十八夜子供の日憲法記念日
昭和の日母の日端午の節句
七夕父の日お盆山の日(2016年から)
十五夜秋の七草秋分の日お彼岸
・クリスマス・お正月・
行事内容
お宮参り

子どもが生まれたら住まいの近くの神社に参りするのがお宮参り、土地神様に子どもの生長を見守ってもらう為の古くからの習わしです。

お宮参りはいつ行う? ⇒お宮参りの初穂料 ⇒お宮参りの母親の服装

お食い初め

子どもが生まれて100日目あたりに行われる事からお食い初めのことを100日祝いとも言います子どもが食べ物に困らないように願いを込めて行う行事のやり方を紹介しています。

お食い初めのやり方 ⇒男の子のお食い初めの食器 

厄年

男女それぞれ違う年齢に訪れる厄年、古くから本厄のときは良くないことが起こりやすいと言われていたり、でも実は厄年にするといいこともあるんだとか

男性の厄年 ⇒女性の厄年 ⇒厄年の結婚・妊娠・出産

七夕

おりひめとひこぼしが1年に1度だけ会う事が出来る日七夕、その物語が生まれた由来や、七夕を楽しむ為の七夕飾りの作り方やその飾りの意味などを紹介しています。

七夕伝説 ⇒七夕飾り ⇒伝統的七夕 ⇒天の川 ⇒夏の大三角形

お正月の過ごし方|新年の始まりお正月を楽しく過ごすためのまとめ

お正月といえば新年の始まりの行事です。心新たに始まる新年の過ごし方やお正月に関係する行事を紹介しています。

鏡開き いつ ⇒松の内

お正月
年末

何かと忙しい年末の行事を特集しています。

干支

年末年始に何かと気になるのが干支です。年賀状などで活躍するとともに、普段の何気ない会話の中でも度々現れる干支について紹介しています。

節分

立春の前日を節分といいます。日本での古くからの習慣で「福は内、鬼は外」の掛け声とともに豆まきをする節分についての気になる事が全部分かります。
 ⇒節分の由来  ⇒節分 豆  ⇒節分 いわし

日本の城

日本国内には様々な名城があります、そんな日本の城の歴史や見所などをしょうかいしています。