春の訪れを知らせる節気の立春ははどんな日なの?と思われている方に読まれていると思いますのでこのページでは立春の日に行うことや由来、また古くから伝わっている季節感などを紹介したいと思います。

今年2018年の立春は
2月4日(土曜日)



立春とはどんな日

現在使われている暦の多くは西暦(新暦)を元に作られたカレンダーなどが生活に馴染んでいます。しかし、明治5年12月3日から新たな暦「太陽暦」が導入されるまでは旧暦(太陰暦)が使用されておりそのときの立春が、現在のお正月にあたる新年の始まる日でした。

日本では四季があり自然の流れの中で1年の移り変わりを計算し暦をつけていて「自然暦」と呼ばれるものでした。その後、現在では「旧暦」と呼ばれるものが中国より伝わり、現在の暦「西暦」が使用されるようになります。
現在でも旧暦は旬のあるものを取り扱っている業種の方には馴染みの深い暦の一つです。

暦の変化が突然訪れたので、当時明治5年の時には現在でいうところのカレンダーや行事の日などのスケジュールなどが混乱し、日本中が困った瞬間でもあったようです。

普段は当たり前のようにしようしている日にちのルールが変わるのだから確かに混乱したことでしょう。誕生日などはどんな風になったんでしょうね。。。

太陽歴に変わったのは、明治5年12月3日です。この時は、12月2日の次の日がいきなり、明治6年1月1日になったそうです。



この日を界に暦が変わり、日本人にとっても馴染みの深いものお正月の挨拶なども季節感とは少しずれて訪れるようになります。

身近なものではお正月によく見られる文字「新春」「迎春」は旧暦の頃の名残で、立春が新年の始まりだったことから新年のご挨拶に使われていました。

旧暦のころは立春が新年の始まりの時を表していたので、現在のお正月とは少し日がずれますが「新春」や「迎春」といったまだ寒いのに「春」という言葉を使っています。

暦の上では立春から始まり立夏の日迄が春となります、現在使っているものでは3月5月の間が春として認識されていますね。



立春ととっても関係が深い「節分」

春の訪れを知らせる立春ととても関係が深い行事が「節分」です。文字の通り「季」を「ける」日とかく「節分」ですが、この行事は季節のことを「節気」と呼び日本では24つに分けられた季節を表すものがあります「二十四節気」と言います。

みなさんがよく耳にするのは春夏秋冬をそれぞれ代表する「立春・立夏・立秋・立冬」と「夏至・冬至」などかと思います。これらは二十四節気という季節を表すものです。

立春は冬の節気「大寒」の後に訪れ春へ変わった日を表します。旧暦では新年の始まりが立春だったことから、新年には「邪を払い福を呼び込み良い一年を迎える」という考えより、立春の1日前の日を「節分に日」と定め現在の豆まきなどの行事を行い厄払いを行い新しい一年を迎える年末の行事でした。

この立春は前日の節分の日に関係がある日で冬と春を分ける節目(節分け)の日として名前が付けられています。

多くの農家では立春から数えられるように暦を理解されている所が多いのも、この日を日本人が大事にしてきたことを表していると思います。

立春から数えて88日目の夜を「八十八夜」、210日目を「二百十日」などが現代でもよく知られていますね。



立春大吉とは?お札のことや意味を知ろう

2017年も立春に近づいていた頃になると見かけるようになるのが「立春大吉」と感じの書かれたお札。
よく見かけるけど一体どうンア意味があるものなのかご存知ですか?

立春大吉のお札の意味や由来
立春大吉のお札は立春の日に禅寺の門前などに張り出されるお札です。2017年は2月4日が立春になります

このお札が意味するものは厄除けとして古くから禅寺で行われてきた風習になります。
現在使われている西暦ではお正月が1月1日に設定されていますが、日本で古くから使われていた暦では立春が一年の始まりとされていました。

現在では2月の立春の日には節分の行事が行われています。

節分についてよく分かるサイト

節分の日には豆まきを行なって鬼(邪)をはらい福を呼び込む行事が行われます。立春大吉のお札もこの時期に見られるのは厄払い(鬼が入ってこない)ためのお札とされています。

なぜ「立春大吉」という文字なのか?

立春の日に「立春」の文字はわかりますが「大吉」はなぜでしょう。実はこの「立春大吉」という文字にはちょっとした秘密があります。

立春大吉

はお札に書いている時正方形の中に文字を書いてうらがわからみても左右対称の文字を使用されているため、鬼が玄関の前まで来て中に入って行った時に振り返って文字を見た時にも同じく「立春大吉」という文字に見えるため、玄関の前を行ったり来たりして中に入ってこないという意味が込められているそうです。



二十四節気の始まりが立春

今でも大事な暦として良くつかわれている二十四節気には代表的なものとして「春分」「立夏」「夏至」「大暑」「立秋」「秋分」「立冬」などがあります

このほかにも四季をさらに細かく分けていてその数が二十四です。

立春というのもその日だけを表すものではなく立春から次の節気に代わるまでの間をそう呼びます。
次の節気は「雨水」と呼ばれる日です。

立春を迎えてから吹く強い風
お天気の情報などを見ていると「今日は春一番が吹きました!」と伝えられることがあると思いますが、この春一番は立春を迎えてから始めて吹く強風の事をそのような呼び方で呼びます。

不思議なことに、何か風がつよい日って必ずありますよね。



立春にすることってどんなこと

あまり知られていないことではありますが、立春には禅寺などでは行事が行われていまうす。
「立春大吉」と大きな紙に書を描きそれを門などに春というのがあります。

これは古くからの習わしで「謹賀新年」と同じような意味が込められているといいます。

民家などでも地域やご家庭によっては、同じく「立春大吉」と書いた書を柱などに貼っておくことで一年の無病息災を祈るといった行事をされているご家庭もあるようです。



立春の食べ物にはどんなものがある?

季節の行事などではそれぞれ行事食などが当てはめられていますが、立春には縁起のいい食べ物があります。地域によっては神社などで古くから良いとされている食べ物があります。

伊勢の「立春大吉餅」

立春の時に購入するための整理券配布に行列ができるほど人気を集めているのが伊勢にある赤福の「立春大吉餅」です。
この会社は縁起のいい和菓子を出している会社として有名な会社で2月の立春の時には行列ができるほど。
現在でもお正月の時には白いお餅を食べる習慣が残っていますが、この立春大吉餅も縁起の良い食べ物として広まっています。

同じく「立春大福」と呼ばれる食べ物も人気を集めていますこちらは東京にある「庄之助」というお店が出していういるもので春の七草が入った大福で幸運を呼び込むとされています。

立春大吉豆腐

縁起の良い食べ物として「白い食べ物」が挙げられます。旧暦の新年を迎える立春には立春大福豆腐というものがあります。
これは大豆を蒔く節分にも見て取れる古くから邪気を払う霊力が宿ると信じられてきたものです。

この豆腐が作られるようになったのは、豆腐製造業者有志の会『べに白会』が出雲大社相模分祠の文献に『節分に豆腐は身を清める』と書かれているものを見つけたことから、立春の時に食べると縁起が良いものとして広めています。

花弁餅

お正月を代表する和菓子が花弁餅です。牛芳と味噌餡を求肥でまいたもので、もともとは、梅の花びらに見立てて薄く丸い形にして、皇室に鏡餅の一部に用いました。
花弁餅は茶道の初釜に出される上和菓子の定番です。こってりとして、ほの甘にがい濃茶との相性は抜群。花弁餅の季節が過ぎると、和菓子は梅、福寿草など季節の花をかたどったもので、それぞれの和菓子屋さんが腕を競い合います。それは茶道の茶会や茶稽古が常に節季を意識して行われているのと関係しています。

サザエ

サザエは年間を通して採れるものですが、特に春から夏にかけて産卵期を迎えることから、
この時季のサザエが一番おいしいとされています。

岩魚(いわな)

岩魚の名前の由来は岩穴にすむ魚。標高の高い水質のきれいな湖にも棲息していますが、そのほとんどは深く岩の切り立った渓流に棲息しています。虫だけでなくカエルやヘビまで食べるといつ活発な肉食性の魚です。大きいものでは60センチくらいにまで成長します。その一方で大変警戒心が強く、釣り人や動物が渓流に近づくと、素早く岩の間に隠れてしまいます。

寒明け

一年でしっとも寒い時期である寒(小寒、大寒)が終わり、立春になることを寒明けといいます。
この時期はまだまだ寒い日が続きますが、暦の上ではようやく長かった冬も終わり、春となります。毎年二月四日頃の立春を境に寒が明けると、いよいよ春が近づいてきます。

早春
新暦で二月から三月にかけての時期を早春といいます。大正時代、「早春賦」という歌が作られましたが、これは、長野県安曇野地方の早春のようすをうたった歌だとされており、これまでの寒さと、これから訪れる春の暖かさを歌っています。
また、この時期の気候を表現する言葉である「三寒四温」とは、三日寒い日が続くと、四日暖かい日が続き、だんだんと春になるといつ意味です。

春の宵
春の夜の、日暮れてさほど時間の経っていない」ろのことを春の宵といいます。
中国の詩人・蘇戟が残した七言絶句「春夜」には、「春宵一刻値千金」といつ言葉がありますが、これは、春の夜は花のいい匂いが漂い、優雅な時間が流れ、なんとも趣があって値打ちのつけようのないすばらしい夜だ、ということを表しています。

立春の頃の植物や動物

州浜草
キンポウゲ科の多年草である三角草の変種で、早春に積もった雪を割るように花茎を仲ばして白色やピンク、薄い紫色などの小さな花を咲かせることから、「雪割草」といつ名前で有名な花です。ちなみに州浜とは、葉先が丸くなっているのが「州浜(弧状になった砂浜とに似ていることに由来します。

雛菊(ひなぎく)
キク科の多年草で、ピンクや白などの色の頭状花を咲かせる花で、デージーとも呼ばれます。和名では、延命菊、長命菊とも呼ばれています。名前に雛とありますが、これは
雛祭りの季節に咲くということではなく、九い花のかわいらしい様子を雛人形にたとえたものともいわれています。

ネコヤナギ
丸い花穂の手触りが猫の指のようで、かわいらしい綿毛をつける猫柳。
早春、葉が出る前に、赤褐色の麟弁が取れて白い毛が密生した雄花穂や雌花穂をつけます。
川岸に多く見られ、葉は楕円形で、一異は自みがかっているヤナギ科の落葉低本。川柳、えのころ柳とも呼ばれます。花の少ない早春では、華道や茶花の題材として大活躍します。

紅梅・白梅
初春を代表する花といえば梅の花です。がフ科の落葉高本で、卵形で細かいギザギザのある葉が出る前に、早春に香りの強い白、あわ紅、紅色の花を咲かせます。
松、竹と並んでおめでた量二大植物として、華道の世界では正月の定番として松竹梅が飾られます。
まだ菅だった正月を過ぎて花が咲き始めると、椿と並んで三月まで飾花のメインを張ります。

片栗の花
ユリ科のカタクリ属の多年草で、薄い紫色の花を下向きに咲かせるのが特徴です。発芽してから花を咲かせるまで七〜八年ほどかかります。日本原産のこの花は、春を告げる花として知られていて、本州や北海道に分布しています。中国地方や九州、四国ではあまり見かけません。

目白
冬に小さな群れをつくるメジロも鶯同様、チーチーというその鳴き声のかわいらしさで昔から飼われていました。
鶯に似た姿をしていますが、日の周りの白いところがチャームポイントで、名前の由来であり、特徴です。本来は山林に住んでいて繁殖し、それ以外は平地で暮らすのは鶯と同様。体長は鶯の雌よりやや小柄で黄緑色。
舌がざらついていて花の蜜をよく吸い取るため、「はなすい」、「はなつゆ」などの地方名も。「目自押し」とい2言葉は、メジロが本の枝につめ寄るようにして並ぶ習性に由来しています。

立春の七十二候

ここでは立春の頃に
春風解凍(はるかぜこおりとく)
2月4日〜8日
意味
東風が厚い氷を解かし始める

魚上氷(うおこおりにあがる)
2月14〜18日
割れた氷の間から魚が飛び出る

立春の頃の代表的なうた

春されば まづ咲く宿の 梅の花
独り見つつや 春日暮らさむ
山上憶良 万葉集(巻五人一八)

わが園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の
流れ来るかも

大伴旅人 万葉集(巻五・八二二)

梅が香に のつと日の出る 山路かな
芭蕉

立春と関係する事

⇒ 春一番
⇒ 節分