この記事でわかること

  • ✔ 2月の時候の挨拶一覧(上旬・中旬・下旬)
  • ✔ ビジネス・フォーマル向けの漢語調の挨拶
  • ✔ カジュアル・手紙向けの口語調の挨拶
  • ✔ 2月の結びの挨拶と例文
  • ✔ そのまま使える手紙・メールテンプレート

2月の時候の挨拶は、立春を迎える季節の変わり目を表現する大切な言葉です。ビジネスメールや手紙で「立春の候」「余寒の候」「雨水の候」などの挨拶を正しく使うことで、季節の微妙な変化を敏感に感じ取る相手に丁寧な印象を与えられます。

この記事では、2月の上旬・中旬・下旬それぞれの時期に適した時候の挨拶を、漢語調(フォーマル)と口語調(カジュアル)に分けてご紹介します。

2月の時候の挨拶 早見表

時期 漢語調(フォーマル) 口語調(カジュアル)
上旬(2〜10日) 立春の候、早春の候、節分の候、寒明けの候 暦の上では春ですが、立春とは名ばかりの寒さが続いておりますが
中旬(11〜20日) 余寒の候、春寒の候、残寒の候、梅花の候 余寒厳しき折、梅のつぼみがほころぶ頃となりました
下旬(21〜28日) 雨水の候、三寒四温の候、解氷の候、向春の候 三寒四温の日々が続いておりますが、春の訪れが待ち遠しい今日この頃

2月上旬の時候の挨拶と例文(2月1日〜10日頃)

2月上旬は立春の季節を迎える特別な時期です。二十四節気の「立春(りっしゅん)」(2月4日頃)が訪れ、暦の上では春の始まりとなります。しかし実際にはまだ厳しい寒さが続く時期です。

漢語調(フォーマル・ビジネス向け)

季語 読み方 使える時期 意味
立春の候 りっしゅんのこう 2月上旬 春の訪れを示す立春の時期
早春の候 そうしゅんのこう 2月上旬〜中旬 春の初めの季節
節分の候 せつぶんのこう 2月3日前後 季節の分かれ目である節分の時期
寒明けの候 かんあけのこう 2月4日頃〜 冬から春へ季節が移る時期

📧 ビジネスメール例文

拝啓 立春の候、貴社におかれましてはますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。

拝啓 早春の候、皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

拝啓 寒明けの候、平素よりお世話になっております。

口語調(カジュアル・手紙向け)

✙️ 手紙・カジュアル例文

暦の上では春となりましたが、立春とは名ばかりで、まだまだ寒い日が続いていますね。

節分も過ぎ、これからようやく春へ向かっていくのでしょう。お変わりありませんか。

立春を迎えても、冬の寒さはまだ厳しいですね。お体に気をつけてお過ごしください。

2月中旬の時候の挨拶と例文(2月11日〜20日頃)

2月中旬は春へ向かう季節の転換点です。梅の花が咲き始め、少しずつ春の光しが感じられるようになります。しかし「三寒四温」という言葉の通り、寒暖差が激しく、まだ余寒が厳しい時期です。

漢語調(フォーマル・ビジネス向け)

季語 読み方 使える時期 意味
余寒の候 よかんのこう 2月上旬〜中旬 春に向かう中でもまだ残る寒さ
春寒の候 しゅんかんのこう 2月中旬 春なのに寒い季節
残寒の候 ざんかんのこう 2月中旬 春が近づいても残る寒気
梅花の候 ばいかのこう 2月中旬〜下旬 梅の花が咲く季節

📧 ビジネスメール例文

拝啓 余寒の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

拝啓 春寒の候、皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。

拝啓 梅花の候、平素は大変お世話になっております。

口語調(カジ�eアル・手紙向け)

✙️ 手紙・カジュアル例文

余寒厳しい季節となりましたが、梅の花が咲き始め、少しずつ春が近づいているのを感じます。

梅のつぼみがほころぶ頃となりました。いかがお過ごしでしょうか。

春寒の今日この頃、お健やかにお過ごしでしょうか。

2月下旬の時候の挨拶と例文(2月21日〜28日頃)

2月下旬は二十四節気の「雨水(うすい)」(2月19日頃)を迎え、春へと向かう季節が加速します。空から降る雪が雨に変わり、草木の芽吹きが近づきます。寒暖差がより激しくなり、春の気配がより強く感じられるようになる時期です。

漢語調(フォーマル・ビジネス向け)

季語 読み方 使える時期 意味
雨水の候 うすいのこう 2月下旬 雪が雨に変わり、氷が解ける季節
三寒四温の候 さんかんしおんのこう 2月中旬〜下旬 寒い日と温かい日が交互に現れる季節
解氷の候 かいひょうのこう 2月下旬 氷が解け始める季節
向春の候 こうしゅんのこう 2月下旬 春に向かう季節

📧 ビジネスメール例文

拝啓 雨水の候、貴社におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。

拝啓 三寒四温の候、皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

拝啓 向春の候、いつもお世話になっております。

口語調(カジュアル・手紙向け)

✙️ 手紙・カジュアル例文

三寒四温の日々が続いておりますが、春の訪れが待ち遠しい今日この頃です。

雨水の候を迎え、氷が解け始め、草木の芽吹きが近づいています。

もう間もなく春がやってきますね。まだ冷え込む日もありますが、どうぞご自愛ください。

2月の結びの挨拶

時候の挨拶で始めた手紙やメールは、季節感のある結びの言葉で締めくくりましょう。

種類 結びの例文
フォーマル 余寒の折、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
フォーマル 春の訪れを待ちながら、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
フォーマル 三寒四温の季節、どうぞご無理のございませんようお祈り申し上げます。
フォーマル なお一層のご活躍をお祈りし、とり急ぎメールにてご報告させていただきました。
カジュアル 春が待ち遠しいですね。体に気をつけてお過ごしください。
カジュアル 三寒四温で寒暖差が激しいですが、お互い元気に過ごしましょう。
カジュアル まだ余寒の厳しい時期ですので、風邪などひかないよう気をつけてくださいね。

2月の手紙テンプレート

ビジネス文書テンプレート(一般的な文書)

拝啓 立春の候、貴社におかれましてはますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。

平素より格別のご愛顧を賛り、厚く御礼申し上げます。

暦の上では春を迎えますが、なお厳しい寒さの続く季節でございます。お忙しい中とは存じますが、くれぐれもご無理のございませんようお願い申し上げます。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。敬具

ビジネス文書テンプレート(営業・提案)

拝啓 余寒の候、貴社におかれましてはお益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。

いつもお世話になっております。さて、この度は新製品のご案内を送付させていただきます。

節分も過ぎ、春への季節の歩みが加速する時期となりました。新しい時期へのご準備に、ぜひ本製品をご検討いただきたくお願い申し上げます。

ご不明な点やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。敬具

プライベート手紙テンプレート

早春の候、いかがお過ごしでしょうか。

暦の上では春となりましたが、立春とは名ばかりで、まだまだ寒い日が続いていますね。そちらでもお変わりなくお過ごしのことと思います。

梅のつぼみもほころび始め、春が近づいているのを感じます。三寒四温の季節ですので、どうぞ体調にはお気をつけてお過ごしください。

またお会いしましょう。本年もよろしくお願いいたします。

2月の時候の挨拶でよくある質問

Q. 2月の時候の挨拶はいつから使えますか?

A. 2月1日から使えます。「立春の候」「早春の候」は2月上旬、「余寒の候」「春寒の候」は2月中旬、「雨水の候」「三寒四温の候」は2月下旬が適切です。

Q. 立春と春分の違いは何ですか?

A. 立春(2月4日頃)は二十四節気の最初で、暦の上で春の始まりを示します。一方、春分(3月20日頃)は昼と夜の長さが等しくなる日です。どちらも季節の挨拶に使いますが、使える時期が異なります。

Q. 三寒四温とは何ですか?

A. 三寒四温(さんかんしおん)とは、2月から3月にかけて寒い日が3日続き、その後温かい日が4日続くというパターンを繰り返す現象です。冬から春への季節の移ろいを表現した言葉で、2月の時候の挨拶として適切です。

Q. 2月の梅の花と時候の挨拶の関係は?

A. 梅は春を代表する花で、2月中旬から下旬にかけて咲き始めます。「梅花の候」「梅薫る」などの表現が用いられ、春の訪れを象徴する季語として時候の挨拶に頻出します。

Q. バレンタインデーと時候の挨拶に関係はありますか?

A. ビジネスメールではバレンタインデーには直接触れず、季節の挨拶を使うのが一般的です。「立春の候」「早春の候」などの標準的な時候の挨拶を用い、プライベートな手紙やメールでは時期に合わせた季語を選ぶことが重要です。

Q. 節分と立春は関係がありますか?

A. 節分(2月3日頃)は季節の分かれ目を示し、その翌日(2月4日頃)が立春です。つまり、節分で冬が終わり、立春で春が始まります。どちらも2月上旬の時候の挨拶として用いられます。