公開日: 2023年9月17日 | 最終更新: 2026年5月5日
11月上旬(11月1日〜10日)の時候の挨拶は「晩秋の候」「立冬の候」「文化の日」が三本柱です。文化の日(11月3日)・立冬(11月7日頃)・年賀はがき受付開始(11月1日)と、秋から冬への切り替わりが集中する旬。「霜降」から「晩秋」「立冬」「初冬」へ表現の軸が冬の入り口に切り替わります。本記事では11月上旬限定の書き出し・結び・文化の日対応の例文を深掘りします。11月全般は 11月の時候の挨拶 カテゴリページ、中下旬は 11月中旬・11月下旬 をご覧ください。
11月上旬に使える漢語調表現5選
| 表現 | 読み方 | 使用期間 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| 晩秋の候 | ばんしゅうのこう | 11月上旬 | 秋の終わりを表す格調表現 |
| 暮秋の候 | ぼしゅうのこう | 11月上旬 | 秋が暮れていく情緒表現 |
| 立冬の候 | りっとうのこう | 11月7日〜21日頃 | 二十四節気「立冬」対応 |
| 霜降の候 | そうこうのこう | 〜11月6日頃 | 10月霜降の名残として上旬まで使用可 |
| 初冬の候 | しょとうのこう | 11月7日以降 | 立冬以降の冬の入り口の万能表現 |
節気の正確な日付は 国立天文台、表記は 文化庁 をご参照ください。11月の漢語調10選は 11月カテゴリページ、季語は 季語 11月 をどうぞ。
11月上旬の書き出し例文|漢語調・和語調・カジュアル
漢語調の書き出し
- 拝啓 晩秋の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
- 謹啓 立冬の候、貴社いよいよご隆盛のこととお喜び申し上げます。
- 拝啓 初冬の候、お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
和語調の書き出し
- 立冬とは名ばかりの暖かい日和が続いておりますが、お変わりございませんか。
- 枯葉が舞い散る頃、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。
- 文化の日の頃、皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
カジュアル
- もう11月、寒くなってきましたね。
- 文化の日、何か文化的なことしましたか。
- もうすぐ年賀状の準備の時期ですね。
11月上旬の結びの言葉
| シーン | 結び例 |
|---|---|
| 取引先 | 初冬の折、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 敬具 |
| 上司 | 朝夕の冷え込みが厳しき折、ご自愛のほど切にお祈り申し上げます。 敬具 |
| 家族・親戚 | 季節の変わり目、お身体大切にお過ごしください。 |
| 友人 | 本格的に寒くなってきたね。お互い体調に気をつけて。 |
| 文化の日 | 文化の日のお祝いを申し上げます。 |
11月上旬のビジネスメール|年末準備・年賀状受付開始
11月上旬のビジネスメールは「年末準備の伏線」「年賀状受付開始(11/1)」「文化の日関連」が主要シーンです。本格的なビジネスメール集は 11月ビジネス時候の挨拶 をご活用ください。
本文例(取引先・年末準備の予告)
件名:【晩秋の候】年末年始のご案内
拝啓 晩秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。さて、年末年始の業務スケジュールについて、別添の通りご案内申し上げます。立冬の折、ご自愛のほどお祈り申し上げます。 敬具
11月上旬の手紙・はがきに使える季節の言葉
文化の日、年賀状受付開始、立冬の便り、年末準備の予告などが11月上旬の主要シーンです。「枯葉が舞い散る並木道」「小春日和の暖かさ」「文化の日の青空」「年賀状の準備」「冬支度の頃」「初冬の風」など、晩秋から初冬への移ろいが映えます。
編集部 取材ノート|11月上旬の手紙文化
立冬と「暦と気候のズレ」
編集部の見立てでは、11月7日頃の立冬は「暦と気候のズレ」を表現に活かせる絶好のタイミング。「立冬とは名ばかりの暖かい日和」「暦の上では冬ですが」のような表現は、立冬を知っているからこそ書ける格調ある言い回しです。
年賀状受付開始(11/1)
編集部相談データでは、11月1日の年賀状受付開始は11月の独自シーン。「年賀状の準備の時期」というフレーズが11月上旬の手紙の独自モチーフです。
文化の日(11/3)の手紙シーン
編集部の見立てでは、文化の日は学校・町内会の文化祭・芸術関連イベントの便りが集中。「文化の日のお祝い」「文化の発展」を意識した文面が好印象です。文章の格調は 文化庁 の指針も参考になります。
11月上旬 ここだけの3つの特徴
① 立冬という秋から冬への節目
11月7日頃の立冬は、暦の上で冬が始まる節目。「立冬の候」は11月限定の格調ある表現です。
② 文化の日(11/3)と年賀状受付開始
11月3日の文化の日と11月1日の年賀状受付開始が集中する独自シーン。年末準備の伏線が始まる旬です。
③ 「立冬とは名ばかり」の暦と気候のズレ
11月上旬は実際にはまだ暖かい日も多く、「立冬とは名ばかり」「小春日和」など暦と気候のズレを表現できる独自シーンです。
11月上旬の時候の挨拶 よくある質問
Q1. 「立冬の候」はいつから使えますか?
立冬(毎年11月7日頃、年により変動)から11月21日頃(小雪前日)まで使えます。国立天文台 の暦表でご確認ください。
Q2. 「晩秋の候」と「立冬の候」の境目は?
立冬(11月7日頃)が境目。立冬前は「晩秋の候」「暮秋の候」、立冬以降は「立冬の候」「初冬の候」へ切り替えるのがマナーです。
Q3. 文化の日の手紙の書き出しは?
「拝啓 晩秋の候、文化の日のお祝いを申し上げます」が定型。文化的なイベント(音楽会・展示会)の招待にも活用できます。
Q4. 年賀状受付開始(11/1)の文面に絡める?
「年賀状の準備の時期となりましたね」のような書き出しは11月上旬限定。来る年への期待を込めた手紙が好印象です。
Q5. 「初冬の候」を11月上旬で使える?
立冬(11月7日頃)以降から使えます。11月7日以前は「晩秋の候」「暮秋の候」が適切です。
11月の他の旬は 11月中旬・11月下旬、ビジネスは 11月ビジネス、季語は 季語 11月 をご覧ください。
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最終更新:2026年5月5日
監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部
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