時候の挨拶 11月上旬|立冬・晩秋の書き出し例文と結びの言葉・手紙の書き方

公開日: 2023年9月17日 | 最終更新: 2026年4月8日

11月上旬(1〜10日)の時候の挨拶をわかりやすく解説します。立冬(11月7日頃)を境に使える表現が変わるポイントを押さえ、改まった手紙からビジネスメール・親しい方への文章まで幅広い例文を紹介します。

11月上旬の時候の挨拶の選び方|漢語調8選

11月上旬は晩秋の深まりを感じる時期です。立冬(11月7日頃)を迎えると暦の上では冬に入ります。「晩秋の候」「秋冷の候」「立冬の候」を状況に合わせて使い分けることで、季節の気配りが伝わる丁寧な文章になります。

11月上旬に使える漢語調の時候の挨拶を立冬前後に分けて整理しました。改まった手紙・社外文書には「〜の候」形式が基本です。

漢語調表現 読み方 使用タイミング 特徴
晩秋の候 ばんしゅうのこう 上旬全般 秋の終わりを表す定番表現
秋冷の候 しゅうれいのこう 上旬全般 秋の冷え込みを表す汎用表現
立冬の候 りっとうのこう 立冬(7日)以降 二十四節気「立冬」に対応した格式ある表現
初冬の候 しょとうのこう 立冬(7日)以降 冬の始まりを表す清潔感ある表現
錦秋の候 きんしゅうのこう 上旬〜中旬 紅葉が美しい秋を表す雅な表現
深秋の候 しんしゅうのこう 上旬〜中旬 秋が深まった様子を表す格式ある表現
菊薫る候 きくかおるころ 上旬 菊の香りを愛でる情緒ある口語的表現
霜降る候 しもふるころ 上旬 霜が降りはじめた様子を表す情景的表現

参考:国立天文台「二十四節気とは」文化庁「国語施策・日本語教育」

11月上旬の書き出し例文(立冬前後・用途別)

立冬(11月7日頃)以前は「晩秋の候」「秋冷の候」、立冬以降は「立冬の候」「初冬の候」が自然です。改まった手紙には漢語調を、メールには口語表現を選びましょう。

11月上旬は立冬(7日頃)を境に使う表現が変わります。以下の例文を参考に、送る日付と相手に合わせて選んでください。

立冬前(1〜6日)の書き出し

拝啓 晩秋の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。秋も深まり、朝夕の冷え込みが増してまいりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

拝啓 秋冷の候、錦秋の候、紅葉が美しく映える季節となりました。ご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます。

立冬以降(7日〜)の書き出し

拝啓 立冬の候、暦の上でも冬に入り、一段と冷え込む季節となりました。皆様にはいよいよご清祥のことと存じます。

拝啓 初冬の候、吐く息も白くなるほど冷え込む朝が続いております。先生にはご健勝にてお過ごしのことと存じます。

11月の時候の挨拶まとめで全旬を確認できます。

11月上旬の結びの言葉

11月上旬の結びには「向寒の折、ご自愛ください」「朝夕の冷え込みが増す季節、お体を大切に」などが自然です。相手の体調を気遣う一言が手紙全体の印象を温かくします。

手紙の結びには相手への気遣いをひと言添えることで、文章全体が温かくなります。

・晩秋の折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
・立冬を迎え一段と冷え込んでまいりました。お体を大切にお過ごしください。
・秋の終わりを惜しみながら、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
・朝夕の冷え込みが増す折、どうか暖かくしてお過ごしください。
・初冬の清々しい空気の中、先生のご健康を心よりお祈り申し上げます。

11月上旬の例文集(用途別11選)

用途 例文
改まった手紙(立冬前) 拝啓 晩秋の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
改まった手紙(立冬後) 拝啓 立冬の候、初冬の気配漂う今日この頃、ご健勝にてお過ごしのことと存じます。
ビジネスメール いつもお世話になっております。朝夕の冷え込みが増す11月となりましたが、お変わりございませんでしょうか。
親しい友人 秋もいよいよ深まり、肌寒い日が増えてきましたね。お元気ですか?
目上の方・恩師 拝啓 錦秋の候、先生にはご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。
結び(一般) 晩秋の折、どうかご自愛くださいますようお願い申し上げます。
結び(ビジネス) 朝夕の冷え込みが増す季節、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
結び(親しい方) 寒くなってきましたが、どうぞ体に気をつけてお過ごしください。
結び(目上の方) 立冬を迎え一段と冷え込んでまいりました。先生のご健康を心よりお祈り申し上げます。
添え書き(紅葉) 近所の公園の紅葉が見頃を迎え、秋の深まりを感じる今日この頃です。
添え書き(菊) 庭の菊がきれいに咲き、秋の終わりを惜しんでいます。

11月上旬の手紙の書き方

11月上旬の手紙は「時候の挨拶→安否確認→本文→結び→結語」の構成が基本です。改まった文書では「拝啓〜敬具」、親しい相手には「前略〜草々」を使います。

手紙の基本構成は「頭語(拝啓)→時候の挨拶→先方の安否→本文→結びの挨拶→結語(敬具)」です。11月上旬らしい季語を活かした書き出しで、相手に季節の気配りが伝わります。

11月中旬の時候の挨拶

11月下旬の時候の挨拶

11月のビジネス向け時候の挨拶(メール件名・結び付き)

10月の時候の挨拶まとめも合わせてご参考ください。

よくある質問(FAQ)

11月上旬の手紙に使う時候の挨拶の定番は?

「晩秋の候」が11月上旬の定番です。立冬(7日頃)以降は「立冬の候」「初冬の候」も使えます。手紙では漢語調の「〜の候」、メールでは口語的な表現が自然です。

「晩秋の候」と「立冬の候」はどちらを使えばよいですか?

11月1〜6日頃は「晩秋の候」「秋冷の候」、11月7日頃(立冬)以降は「立冬の候」「初冬の候」が適切です。立冬の日付は毎年若干変わるため、確認してから使うと正確です。

11月上旬のビジネスメールの書き出し例を教えてください。

「いつもお世話になっております。朝夕の冷え込みが増す11月となりましたが、お変わりございませんでしょうか。」が自然な書き出しです。改まった文書には「秋冷の候」を使うと格式が上がります。

11月上旬の結びの言葉で最も使いやすいのは?

「晩秋の折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。」が11月上旬の結びとして最も汎用的です。立冬以降は「初冬の折、お体を大切に」に変えるとより季節感が出ます。

親しい友人への11月上旬の手紙はどんな書き出しが良いですか?

「秋もいよいよ深まり、肌寒い日が増えてきましたね。お元気ですか?」のような口語的な書き出しが親しみやすく自然です。菊の花や紅葉など季節の描写を一言添えると情緒が増します。

監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部

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