蚊帳は蚊を防ぐためにつるしますが、魔除けの意味もありました。
夏は蚊帳のお世話になっています。綿、麻、ポリエステルなどいろいろな素材が販売されていますが、麻の蚊帳の中は外よりも湿度が低く、気温も一度程低くなるという効果があるそうですから、少し値は張りますが一番おすすめの素材です。

蚊帳の一番の効果は、蚊を寄せ付けないということ。それからもうひとつ思いがけない効果があります。蚊帳に入ってみるとわかりますが、そこには何か守られているような、ほつとできる空間が広がっています。我が家に泊まりにくるお客様も、みんな同じような感想を持たれる方が多い様子。

子供たちも蚊帳が大好きで、張ってあげるとキャンプのテントにでも入るように、うれしそうにキヤツキヤと出入りします。昔は雷が鳴ったときも蚊帳の中に入れば安全、といわれていたのでピカピカとなればみんな蚊帳の中へ入ったとか。それは魔除けの力で守ってもらうためとか、麻が電気を通さない絶縁物だったから、とか諸説あります。

温暖化で蚊も増えてきており、アレルギーの人達も増えているいま、蚊帳を買い求める人もぐんと増えてきたようですが、昔のように家族一緒に蚊帳に入って眠るだんらんが、何よりの縁をつなぐえんぎものだといえるのかもしれません。