十一月に開かれる酉の市。
その日は開運招福、商売繁昌のえんぎもの「熊手」をもとめる人で毎年大賑わい。最近は恋愛成就を願う人もちらほらいるとか。

熊手の飾り方や置き方を知ろう

酉の市で熊手を手に入れる商売をされている方ならご存知かもしれませんが、実は置き方やタブー等も存在します。

熊手の飾る場所
神棚や玄関などのできるだけ高い場所に飾る

タブー
北へむけては行けない

熊手の種類

桧扇熊手
扇の中におかめがあるもの

かっこめ熊手守り
小さな竹の熊手、稲穂を付けたお守りで福をかっこむ。
商売繁盛・家内安全などを祈願したものです。

浅草長國寺などで11月の酉の市で授与されます。

赤物熊手
差物が熊手にたくさん付いているタイプのもの、全体が赤いのが特徴でおかめは付いていない。

豆熊手
小さな熊手でいろいろなタイプがあってかわいい熊手です。

熊手とは

熊手は物をかき寄せる道具ということから、「運をかつこむ」「福を掃きこむ」、というえんぎを担いでいます。関東で酉の市が開かれる神社は約三十力所ほど。有名な場所としては、浅草の鷲神社、新宿の花園神社、日黒の大鳥神社などがあります。昔は酉の市にくるお客は「それ、我先に」と大騒ぎ― という勢いがあったそうですが、最近はみんなおとなしく列をつくって静かに並んでいるそう。

昔よりお行儀がよくなったなんてちょっと意外です。熊手の種類は「差し物」と呼ばれる、飾りが手作りで全体が赤っぽい「赤物熊手」、差し物が機械で作られ、緑の松を飾ったものが多い「青物熊手」、ざるの中におかめのお面などを入れた「みの熊手」、一扇の真ん中におかめを入れた「桧扇」、宝船に七福神を乗せた「宝船七福神熊手」などいろいろ。

熊手の買い方のコツは小さなものから買うということ。それは熊手を買い始めたら、毎年大きいものに買い換えていくのがよいとされているためです。おなじみになったお店では「入山」といって名前を江戸文字で書いた札を差してもらえます。人気のあるお店をのぞくと有名な人の名前がズラリ。稲がついた小さな竹の熊手は「かっこめ熊手守り」。江戸時代からいまも続くお守りですが、これくらいが我が家にはちょうどいいサイズです。