凧は飾ると火の難を逃れる。息災繁昌。初午の日に買える。

だるま凧
えんぎかつぎ

けんか凧
ガラス粉を糸に付けて相手のひもを切りあう。長崎県や愛知県で行われている

奴凧
江戸時代の庶民の反骨精神から生まれた凧。身分の低い奴の凧をあげて武家を見下ろしストレス解消をしたのだとか

六角凧
男の子が生まれたお祝いに凧をあげ健やかな成長と家の繁栄を願った凧
武者絵は出世を願う凧

伝統的なにほんの凧

独特のかたちと美しい絵柄が外国人にも人気です。空に揚げて楽しむばかりでなく、装飾用の凧やキーホルダーなど小さな凧の売り上げが伸びてきているそうですから、えんぎを担いだ飾り物としての地位も高くなってきているのかもしれません。

さて実際に凧揚げをやってみるとわかりますが、ぐんぐんおもしろいように揚がる凧から、糸を通して伝わってくる上空の風の力は力強くてこわいぐらい。心臓もどきどき高鳴ります。自然の偉力がダイレクトに体に伝わってくるのは凧の魅力のひとつ。昔、人々が凧を天上にいる神様に近づくための尊いものだったと考えた気持ちもわかるような気がします。さて江戸時代には、凧揚げは子供の遊びではなく、風を受けて勢いよく高く揚がる様子から商売繁昌、福を招く象徴とされていました。大きさや美しさを競って流行りすぎて、禁止令も出たとか。日本の各地では、やはり何かを祈願するための道具として、凧を使ったさまざまな習慣がのこっています。子供の無事な成長と将来の出世を願うために揚げる凧。初節句のために祝いの凧を揚げて糸にガラス粉をぬって糸を切りあって戦う凧。男の子の息をふきかけて揚げ、そのまま糸を切り、遠くへとばしてしまう厄払い凧。

東京の王子稲荷神社で二月の年の日に授与される火防凧は、火の難をのがれ息災繁昌するといわれるお守りの凧ですが、愛嬌があるうえに粋なお顔。我が家の壁で家を守ってくれています。

凧と言えばお正月ですね。お正月の伝統をもっと知りたい時に便利なサイトで紹介しています。
お正月の行事を知ろう|お正月の過ごし方