時候の挨拶 11月下旬|小雪・向寒の書き出し例文と結びの言葉・手紙の書き方

公開日: 2023年9月17日 | 最終更新: 2026年4月8日

11月下旬(21〜30日)の時候の挨拶をわかりやすく解説します。小雪(22日頃)を迎えて冬の入り口となるこの時期に使える「向寒の候」「小雪の候」などの季語、書き出し・結びの例文、年末を意識した手紙の書き方を詳しく紹介します。

11月下旬の時候の挨拶の選び方|漢語調8選

11月下旬は小雪(22日頃)を迎え、北国では初雪便りも届く時期です。「向寒の候」「小雪の候」「霜寒の候」など冬の入り口を表す表現が適切です。年末が近づく時期でもあり、結びに「ご多忙中」の配慮を添えると好印象を与えます。

11月下旬は小雪(22日頃)を節目に「小雪の候」が使えるようになります。年末が視野に入るこの時期は、結びの言葉にも年末の配慮を加えると丁寧です。

漢語調表現 読み方 使用タイミング 特徴
向寒の候 こうかんのこう 下旬全般 寒さに向かう時期を表す思いやりある汎用表現
小雪の候 しょうせつのこう 小雪(22日)以降 二十四節気「小雪」に対応した格式ある表現
霜寒の候 そうかんのこう 下旬全般 霜が降り冷え込む季節を表す
初冬の候 しょとうのこう 下旬全般 冬の始まりを表す清潔感ある表現
深冷の候 しんれいのこう 下旬〜12月初旬 深まる寒さを表す改まった表現
晩秋の候 ばんしゅうのこう 下旬(やや前半) 秋の終わりを告げる落ち着いた表現
落葉の候 らくようのこう 下旬 落ち葉が舞う晩秋の情景を表す
師走近き候 しわすちかきころ 下旬 年末の忙しさを意識した情緒ある口語的表現

参考:国立天文台「二十四節気とは」文化庁「国語施策・日本語教育」

11月下旬の書き出し例文(用途別)

11月下旬の書き出しは「向寒の候」「小雪の候」が定番です。小雪(22日頃)以降は二十四節気「小雪」に対応した「小雪の候」を使うと季節感が際立ちます。年の瀬が近い時期特有の結びの言葉も大切です。

11月下旬は小雪前後で使う表現を使い分けるとより季節感が出ます。年末に向けた気配りの言葉も加えましょう。

改まった手紙・社外文書

拝啓 向寒の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。朝晩の冷え込みも一段と増してまいりましたが、ご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます。

拝啓 小雪の候、北国では初雪便りも届く季節となりました。師走も目前に迫り、何かとご多忙のことと存じます。

ビジネスメール

いつもお世話になっております。朝晩めっきり冷え込んでまいりましたが、お変わりございませんでしょうか。年の瀬が近づき、何かとお忙しい毎日かと存じます。

親しい方・口語的な文章

年の瀬も近づき、何かと慌ただしい日々ですがいかがお過ごしですか?早いもので今年も残り一ヶ月余りとなりました。

11月中旬の時候の挨拶も合わせてご覧ください。

11月下旬の結びの言葉

11月下旬の結びには「向寒の折、ご自愛ください」「師走を前に何かとご多忙かと存じますが」など、年末を意識した気配りある表現が自然です。寒さへの気遣いと年末の慌ただしさへの共感を盛り込みましょう。

11月下旬の結びは寒さへの気遣いと年末が近づく慌ただしさへの共感を盛り込むと、相手への思いやりが伝わります。

・向寒の折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
・師走を前に何かとご多忙のことと存じますが、ご健康に留意くださいませ。
・年末のご準備でお忙しい折、どうかご無理なくお過ごしください。
・冷え込みが増す季節、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
・今年もあとわずか、良き年末年始をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。

11月下旬の例文集(用途別11選)

用途 例文
改まった手紙 拝啓 向寒の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
小雪以降の手紙 拝啓 小雪の候、北国から初雪便りも届く季節となりました。
ビジネスメール いつもお世話になっております。朝晩めっきり冷え込んでまいりましたが、お変わりございませんでしょうか。
目上の方 拝啓 霜寒の候、先生には一段とご健勝のことと拝察申し上げます。
親しい友人 年の瀬も近づき、何かと慌ただしい毎日ですがお元気ですか?
結び(一般) 向寒の折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
結び(ビジネス) 師走を前に何かとご多忙のことと存じますが、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
結び(年末意識) 年末のご準備でお忙しい折、どうかご無理なくお過ごしください。
結び(目上の方) 冬の入り口を迎え、先生のご健康を心よりお祈り申し上げます。
添え書き(初雪) 北国から初雪の便りが届き、冬の訪れを感じる今日この頃です。
添え書き(年末) 早いもので、今年も残り一ヶ月余りとなりました。

11月下旬の手紙の書き方と年末への配慮

11月下旬は年賀状の準備や年末挨拶の時期でもあります。手紙の本文に「師走に向けて何かとご多忙」「年末のご準備」などに触れると、相手への気配りが伝わります。

11月下旬の手紙では「向寒の候」などの季語を冒頭に置き、相手の安否を確認した後、本文に移ります。年末が近いこの時期は、「師走に向けて」「年末のご準備」などに触れると相手への気配りが際立ちます。

11月の時候の挨拶まとめ

11月上旬の時候の挨拶

11月のビジネス向け時候の挨拶

10月の時候の挨拶まとめも合わせてご参考ください。

よくある質問(FAQ)

11月下旬の手紙に使う最適な時候の挨拶は?

「向寒の候」が11月下旬全般で使いやすい定番表現です。小雪(22日頃)以降は「小雪の候」も使えます。年末が近い時期なので、結びに「師走を前に何かとご多忙」の一言を添えると丁寧です。

「向寒の候」はいつからいつまで使えますか?

「向寒の候」は11月下旬から12月上旬頃まで使えます。寒さに向かう時期全般に対応した表現で、年末の慌ただしさを意識した書き出しに最適です。

11月下旬のビジネスメールで年末を意識した書き出しを教えてください。

「いつもお世話になっております。朝晩めっきり冷え込んでまいりましたが、年の瀬が近づく中、お変わりございませんでしょうか。」が自然な書き出しです。

「小雪の候」の意味と使い方は?

「小雪の候」は「しょうせつのこう」と読み、二十四節気「小雪」(11月22日頃)に対応した表現です。この日以降に使うと季節感が正確で格調ある手紙になります。

11月下旬の結びで相手を気遣う表現は?

「向寒の折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます」「師走を前に何かとご多忙かと存じますが、ご健康に留意くださいませ」が11月下旬の結びとして最適な気遣い表現です。

監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部

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