母の日の由来と歴史|カーネーションが花になった理由・マナーも解説

公開日: 2026年4月5日

母の日の起源と歴史

母の日の起源は20世紀初頭のアメリカにあります。1908年5月、アンナ・ジャービス(Anna Jarvis)がウェストバージニア州で亡き母を偲ぶ礼拝を開催し、参列者に白いカーネーションを配ったことが始まりとされています。この取り組みが広まり、1914年にはウッドロウ・ウィルソン大統領が5月の第2日曜日を「母の日」として正式に制定しました。その後、世界各国に広まっていきました。

日本における母の日の歴史

日本に母の日が伝わったのは明治時代末期とも言われますが、現在のような5月第2日曜日のスタイルが定着したのは戦後の1940〜50年代です。当初はキリスト教の影響を受けた形で普及しましたが、やがて宗教に関係なく広く祝われる記念日として根づきました。1970年代にはカーネーションを贈る習慣が定着し、商業的にも大きなイベントとして浸透。現在では日本全国でお母さんへの感謝を伝える大切な日として認識されています。

カーネーションが母の日の花になった理由

カーネーションが母の日のシンボルになったのは、母の日の創始者アンナ・ジャービスの母が生前カーネーションを愛していたことが由来とされています。母が存命中は赤いカーネーション、亡くなった場合は白いカーネーションを贈る習慣がアメリカで生まれ、それが日本にも伝わりました。現在の日本では色に関わらず赤・ピンク・白など様々な色のカーネーションが贈られています。

母の日のマナーと注意点

母の日のプレゼントを贈る際のマナーとして、まず「相手の好みを優先する」ことが基本です。贈り主の好みを一方的に押しつけないよう、事前にさりげなく希望を聞いておくのも良い方法です。また「黄色いカーネーション」は一部で避けるべきとされる場合があるため、迷ったら赤かピンクを選ぶのが安心です。義母への初めての贈り物は過度に高価にならないよう、3,000〜5,000円程度の実用的なものにまとめるのがおすすめです。

由来・マナーのよくある質問

「母の日は義母にも贈るべきか?」という質問は多く寄せられます。義母への贈り物に明確なルールはありませんが、夫婦の関係性や家庭の慣習に合わせて判断するのが良いでしょう。「離れて暮らす母への贈り方は?」については、通販・宅配を利用して当日に届くよう手配するのが一般的です。「母が亡くなっている場合はどうすれば?」という場合は、お墓参りや仏壇に花を供えることで気持ちを伝える方も多いです。

母の日の歴史年表|誕生から現代まで

母の日の歴史は20世紀初頭のアメリカに始まります。アンナ・ジャービスという女性が、亡き母を追悼するために運動を起こしたのがきっかけです。その後、各国に広がり日本でも戦後に定着しました。

年代 出来事
1905年(アメリカ) アンナ・ジャービスが母の追悼のため教会に白いカーネーションを捧げる
1908年(アメリカ) ウェストバージニア州で最初の公式「母の日」礼拝が開催
1914年(アメリカ) ウッドロウ・ウィルソン大統領が5月第2日曜日を「母の日」として正式制定
1930年代(日本) 昭和天皇の母(貞明皇后)のお誕生日である3月6日を「母の日」とする動きが始まる
1950年代(日本) アメリカ式の5月第2日曜日を母の日として定着。カーネーションを贈る文化が広まる
現代 カーネーションに加え、スイーツや体験ギフトなど多様化。ECサイトでの購入も普及

世界各国の母の日の違い

母の日は世界中で祝われていますが、国によってその日程や慣習は異なります。日本では5月の第2日曜日が定着していますが、欧米や中東など異なる時期に祝う国も多くあります。

国・地域 日程 特徴・慣習
日本・アメリカ 5月第2日曜日 カーネーションを贈るのが定番。家族でのお祝いが中心
イギリス 四旬節第4日曜日(3月中旬頃) 「マザリング・サンデー」と呼ばれ、宗教的な意味合いが強い
フランス 5月最終日曜日 家族でのディナーが主な過ごし方。ケーキやお花を贈ることが多い
タイ 8月12日(女王誕生日) ジャスミンの花を贈るのが伝統的な習慣
日本で母の日にカーネーションを贈る習慣は、アンナ・ジャービスが母の葬儀に白いカーネーションを供えた故事に由来します。白は「母の純粋な愛情」を、赤・ピンクは「生きている母への感謝」を象徴します。この意味を知ってから花を贈ると、より気持ちが伝わるプレゼントになるでしょう。

監修: 母の日のプレゼントで喜ばれたもの 編集部

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