お盆の起源(インドから)|古代仏教からの伝播

お盆の起源は、紀元前5〜6世紀の古代インド仏教における夏安居(げあんご)と、釈迦十大弟子・目連尊者(モッガラーナ)の母救済説話に遡ります。雨季の3か月間、僧侶は遊行を控えて一所で集団修行を行い、最終日(旧暦7月15日「自恣の日」)に在家信徒が僧団へ食事を布施することで大きな功徳を積みました。この習慣と、目連が亡母を餓鬼…

お盆の歴史|飛鳥時代から現代までの1400年

お盆の歴史は1400年以上に及び、現存する日本の年中行事の中で最も長く連続する伝統です。日本最古の記録は606年(推古天皇14年)の『日本書紀』にあり、奈良時代に宮中の国家行事として制度化、平安〜鎌倉時代に貴族・武家へ普及、江戸時代の寺請制度で庶民化、1873年(明治6年)の新暦導入により7月盆・月遅れ盆・旧盆の三形態…

月遅れ盆とは|全国標準のお盆形態の由来と歴史

月遅れ盆(つきおくれぼん)とは、明治6年(1873年)の新暦(太陽暦)導入時に、旧暦7月15日のお盆を1ヶ月後ろにずらして新暦8月15日に行うように再配置したお盆形態のことです。期間は8月13日(迎え盆)〜8月16日(送り盆)の4日間で、現代日本の標準的なお盆として全国の約90%が採用しています。「月遅れ」とは旧暦の日…

盂蘭盆経|お盆の起源となった仏教経典完全解説

盂蘭盆経(うらぼんきょう)は、現代日本のお盆の儀礼の起源となった仏教経典です。正式名称は『仏説盂蘭盆経(ぶっせつうらぼんきょう)』で、釈迦の十大弟子・目連尊者(もくれんそんじゃ)が餓鬼道に堕ちた亡き母を救うために行った供養の物語が説かれています。3世紀末の中国・西晋時代に竺法護(じくほうご)によって漢訳されたと伝えられ…

お盆の由来|盂蘭盆経・目連説話・606年からの歴史

お盆の由来は、仏教経典『盂蘭盆経(うらぼんきょう)』に説かれる目連尊者(もくれんそんじゃ)が亡き母を救った親孝行説話です。古代インドの仏教の夏安居(げあんご・雨季の集団修行)の最終日にあたる旧暦7月15日に、修行を終えた僧侶へ食事を布施する習慣が起源で、3世紀末の中国で経典が漢訳され、日本では606年(推古天皇14年)…

お盆と仏教|宗派別の違い・日本独自の融合

お盆は仏教経典『盂蘭盆経(うらぼんきょう)』に直接の起源を持つ年中行事ですが、現代日本のお盆は仏教だけで成り立っているわけではありません。実際には「仏教+日本古来の祖先崇拝+神道的清浄観+民間信仰」という4つの宗教的要素が重層的に融合した、世界的にも稀有な独自文化です。仏教の各宗派(浄土宗・浄土真宗・真言宗・曹洞宗・臨…

お盆 3日か4日か|地域差・由来・帰省日数

「お盆は3日か4日か」の答えは地域によって異なります。本土の月遅れ盆(全国の約90%)・新盆(東京旧市街等)地域では4日間(13日〜16日)、沖縄旧盆・奄美旧盆では3日間(旧暦7月13日〜15日)です。同じ「お盆」で日数が違う背景には、明治6年(1873年)の改暦時の地域別対応と、古来の旧暦伝統を厳密に継承した琉球文化…

7月の盆休み(江戸盆)|東京旧市街の7月盆完全ガイド

2026年(令和8年)の7月のお盆休みを、東京旧市街を中心とした江戸盆地域の実態に即して網羅的にまとめました。結論から言えば、2026年の7月お盆休みは7月13日(月)〜7月16日(木)の4日間で、東京旧市街・横浜の一部・函館・金沢旧市街などで継続される少数派のお盆形態です。全国の約95%が8月盆を採用するため、企業の…

8月の盆休み(月遅れ盆)|全国標準のお盆休み完全ガイド

2026年(令和8年)の8月のお盆休みは、結論から言うと8月13日(木)から8月16日(日)までの4日間が標準で、全国の約9割がこのパターンを採用します。月遅れ盆と呼ばれるこの形態は、明治の改暦時に農繁期回避のため旧暦7月15日を新暦8月15日に移したことに端を発し、戦後の企業文化と融合して「日本の盆休み標準」となりました…

盆明け(送り盆)|お盆最終日の意味・送り火・片付け

盆明け(あけぼん)とは、お盆4日間の最終日にあたる「送り盆」のことで、月遅れ盆地域では8月16日、新盆地域(東京旧市街等)では7月16日、沖縄旧盆ではウークイ(旧暦7月15日)に該当します。13日の盆の入りに迎えたご先祖の霊をあの世へ送り返す象徴的な日で、朝の精霊送り(精霊馬・お供え物の片付け)から始まり、夕方17〜1…