初盆・新盆 完全ガイド|やり方・準備・費用・宗派別の総合解説

初盆(はつぼん)・新盆(にいぼん/あらぼん/しんぼん)とは、故人が四十九日(忌明け)を過ぎてから初めて迎えるお盆のことです。通常のお盆が「先祖全体の霊を一括して迎える年中行事」であるのに対し、初盆は「特定の故人を初めて自宅に迎える、一度きりの特別なお盆」であり、より丁寧な準備・親族や故人の関係者を招いた法要・白提灯による迎え入れ・香典返しの返礼を整える、という4本柱で執り行うのが標準です。費用は家族のみで5万〜10万円、親族中心の中規模法要で15万〜30万円、故人の交友関係まで招く本格法要で30万〜50万円、社葬級の大規模で100万円超が相場で、規模の決定権は施主(喪主)にあります。本では、初盆の意味・通常のお盆との違い・宗派別作法(浄土真宗・浄土宗・真言宗・曹洞宗・天台宗・日蓮宗)・実施タイミング・2ヶ月前からの準備タイムライン・当日4日間の流れ・規模別費用・招待客リスト・家族構成別シナリオ・編集部の取材ノート・避けるべきNG行動・よくある質問14問まで、初盆に関する判断材料を体系的にまとめています。各論詳細は 初盆と新盆の違い初盆はいつ初盆のやり方初盆の準備初盆の流れ初盆 何する初盆法要初盆の規模初盆のお供え初盆の香典初盆の服装 をご参照ください。お盆全般は お盆 完全ガイドお盆 いつから いつまで、葬儀・四十九日・一周忌の流れは隣接ディレクトリ 法事・法要、夏の挨拶状文例は 時候の挨拶 もあわせてご覧ください。

初盆・新盆の基本情報

項目 内容
正式名称 初盆(はつぼん)/新盆(にいぼん・あらぼん・しんぼん)
仏教用語 新盆(しんぼん)/初盂蘭盆会(はつうらぼんえ)
意味 四十九日(忌明け)を過ぎてから初めて迎えるお盆
通常のお盆との違い 特定の故人を初めて迎える、生涯一度きりの特別なお盆
標準実施期間 8月13日〜16日(月遅れ盆地域・全国の約9割)/7月13日〜16日(東京旧市街・函館・金沢旧市街等)
主な行事 初盆法要・お墓参り・白提灯の設置・迎え火と送り火・会食・香典返し
費用相場 家族のみ5-10万円/中規模15-30万円/本格30-50万円/大規模100万円超
白提灯 初盆のみ使用(浄土真宗を除く)・1回限り・使用後は焚き上げ処分
服装 準喪服または略喪服(地域・規模で判断)
呼称の地域差 関東「にいぼん」/関西「あらぼん」/東北・九州「はつぼん」/東日本仏教界「しんぼん」
四十九日との関係 四十九日(忌明け)を過ぎていることが初盆実施の絶対条件
浄土真宗の特殊性 追善供養を行わない教義のため、初盆の特別法要・白提灯は原則不要(歓喜会として簡略実施は可)
準備開始時期 2ヶ月前から(菩提寺日程確認・案内状発注・会場予約)
香典返しの目安 頂戴額の半額〜1/3/当日引き出物または後日発送

初盆は故人にとって唯一無二の「初めてのお盆」であり、遺族にとっても四十九日後に訪れる最初の大きな節目です。通常の盆との違いは 初盆と新盆の違い、実施日の判断は 初盆はいつ を参照してください。

通常のお盆と初盆の違い(比較表)

項目 通常のお盆 初盆(新盆)
対象 先祖全体の霊 四十九日を過ぎた特定の故人+先祖全体
頻度 毎年実施 故人ごとに生涯1回限り
規模 家族中心の家庭行事 親族・故人の友人・職場関係まで招く中〜大規模法要
提灯 絵柄入り盆提灯(毎年使用) 白提灯(無地・初盆のみ・1回限り)
法要 家庭の盆飾りのみが多数 菩提寺住職を招いた初盆法要(読経)が必須に近い
香典 家族間で簡略化または不要 親族・関係者から香典・お供物料あり
香典返し 不要 用意必須(当日引き出物または後日返礼品)
お布施 5,000-10,000円(棚経程度) 30,000-50,000円(初盆法要本式)
服装 普段着・略喪服 準喪服または略喪服(参列者にも明示)
会食 家族の食事 親族・参列者を招く正式な会食(仕出しまたは料亭)
準備期間 盆入り1-2週間前 1〜2ヶ月前から計画開始
費用相場 1-3万円 5万円〜100万円(規模による)
案内状 不要 1ヶ月半前に親族・関係者へ発送
会場 自宅 自宅・寺院・料亭・ホテルから選択

初盆は「通常のお盆+故人初登場」ではなく「特定の故人を中心とした独立した法要」と捉えるのが正確です。一周忌より規模が大きくなるケースもあり、施主(喪主)の判断と費用負担は決して軽くありません。

宗派別の初盆作法(6宗派比較)

初盆は宗派により作法・お布施・必需品が大きく異なります。菩提寺の宗派を確認した上で、以下の表を参考にしてください。

宗派 本尊・唱名 初盆法要の特色 白提灯 お布施目安 独自儀礼
浄土真宗(本願寺派・大谷派) 阿弥陀如来/南無阿弥陀仏 追善供養の概念がなく特別法要は本来不要・「歓喜会(かんぎえ)」として実施 原則不要 10,000-30,000円 盆棚・精霊馬を作らない・故人は既に往生したと考える
浄土宗 阿弥陀如来/南無阿弥陀仏 念仏中心の供養・木魚を用いた読経・先祖供養を重視 必須 30,000-50,000円 迎え火・送り火を丁寧に・盆棚に位牌を安置
真言宗 大日如来/南無大師遍照金剛 密教儀礼に基づく施餓鬼会・護摩供養を併修する寺院も 必須 30,000-50,000円 水の子・閼伽水(あかみず)を必ず供える・五如来幡を飾る
曹洞宗 釈迦牟尼仏/南無釈迦牟尼仏 禅宗の簡素な儀礼・施餓鬼会と合同で行う寺院多数 必須 30,000-50,000円 位牌中心の盆棚・精進料理を重視・住職同行のお墓参り
天台宗 釈迦如来・阿弥陀如来/南無阿弥陀仏 戒律重視・天台声明による読経・施餓鬼を併修 必須 30,000-50,000円 四ツ目の盆棚・五色の幡・精進料理を盆棚へ
日蓮宗 大曼荼羅・釈迦牟尼仏/南無妙法蓮華経 お題目の唱和・盂蘭盆御書に基づく供養・大規模化傾向 必須 30,000-50,000円 三具足・お題目を奉書する塔婆・果物を多めに供える

とくに浄土真宗は「臨終即往生」の教義で追善供養の概念がなく、白提灯・精霊馬・迎え火送り火を本来は行いません。しかし地域慣習で初盆の集まりを設ける家庭も多く、その場合は「歓喜会」として簡素に営むのが筋とされます。詳細は 浄土真宗の初盆浄土宗の初盆真言宗の初盆曹洞宗の初盆天台宗の初盆日蓮宗の初盆 をご覧ください。お布施の包み方・袋の選び方は隣接ディレクトリ 法事・法要 も参考になります。

初盆を行うタイミング(いつ実施するか)

初盆実施の判断基準はただ一つ「お盆を迎える時点で四十九日(忌明け)を過ぎているか否か」です。詳細な日付判断は 初盆はいつ で解説していますが、として代表的な判断パターンを示します。

故人ご逝去のタイミング 四十九日の時期 その年に初盆 翌年に初盆
2026年1月〜6月下旬に逝去 四十九日が8月盆より明らかに前 ○ 2026年8月に初盆
2026年6月下旬〜7月初旬に逝去 四十九日が8月盆ぎりぎり前後 地域慣習・宗派・菩提寺で個別判断
2026年7月以降に逝去 四十九日が8月盆より後 ○ 2027年8月に初盆
東京旧市街(7月盆)地域 四十九日が7月盆前か後かで同様判断 同様のロジックで判断
沖縄(旧暦盆)地域 旧暦7月15日前後に該当 四十九日後の旧暦盆で実施

四十九日前のお盆は「忌中盆」と呼び、初盆としての法要は行いません。「初盆を翌年にずらす」判断は決して縁起が悪いことではなく、むしろ忌明け前の慌ただしい中で形式だけ整えるよりも、翌年にきちんと営むほうが故人と遺族にとって意味のある供養になります。

初盆の準備タイムライン(2ヶ月前〜当日)

時期 準備内容 主担当
2ヶ月前 菩提寺と日程相談・候補日3つ確保・規模感の決定(招待人数) 施主
1ヶ月半前 親族・故人の関係者へ案内状送付・出欠返信ハガキ同封 施主・家族
1ヶ月前 会食場所予約(料亭・仕出し)・引き出物の選定・白提灯の購入 施主・家族
3週間前 引き出物の最終発注・お布施の準備・住職への確認連絡 施主
2週間前 盆飾り・盆棚・お供え物(菓子・果物・そうめん等)の購入 家族
1週間前 お墓清掃・仏壇磨き・白提灯の組み立てと玄関設置 家族
2-3日前 仕出し料理の人数最終確認・座席配置・受付係の依頼 施主
前日 会場準備・受付準備・お布施袋の最終確認・盆棚の最終チェック 家族
当日 初盆法要実施・お墓参り・会食・香典返しのお渡し 全員
翌日〜1週間以内 欠席者への香典返し発送・お礼状の送付・白提灯の処分手配 施主

初盆は「当日だけの行事」ではなく、2ヶ月前からの計画が成否を分けます。とくに菩提寺の住職スケジュールはお盆期間中の最繁忙期で、1ヶ月前では希望日が取れない可能性が高くなります。詳細タイムラインは 初盆の準備、当日の動き方は 初盆のやり方初盆 何する で深掘りしています。

初盆当日の流れ(4日間の時系列)

日付 時刻 行事内容 所要時間
13日(盆の入り・迎え盆) 朝〜午前 家族でお墓参り(清掃・お供え・お線香) 1-2時間
13日 夕方17-19時 迎え火(玄関先でおがらを焚く)・白提灯点灯・盆棚に精霊馬を安置 30分
14日(中日・初盆法要日) 9-10時 受付準備・参列者の到着対応・席次案内 1時間
14日 10-12時 初盆法要本式(菩提寺住職の読経・焼香・施主挨拶) 1-2時間
14日 12-14時 会食(仕出し料理または料亭への移動・故人を偲ぶ歓談) 2時間
14日 14-15時 香典返し・引き出物のお渡し・閉会の挨拶・参列者見送り 30分
15日(中日・盂蘭盆会本日) 10-12時 家族で再びお墓参り(2回目)・盆棚で家族のみの読経 1-2時間
15日 家庭で過ごす(盂蘭盆会の本日・お供え交換)
16日(送り盆) 17-19時 送り火(玄関先)・白提灯と盆飾りの片付け・精霊流し(地域による) 1時間
17日以降 白提灯の処分(菩提寺で焚き上げ/自治体ゴミ)・お礼状発送・香典返し後発送 1週間以内

初盆法要を14日中日に集中させるのが標準ですが、参列者の交通負担を考慮して土日や盆中日(15日)を選ぶ家庭も増えています。詳細な進行台本は 初盆の流れ初盆法要 をご覧ください。

規模別費用相場(5パターン)

規模 参列者数 総費用 会食場所 引き出物単価 該当家庭
家族のみ(最小規模) 5〜10名 5〜10万円 家庭で食事 不要 家族葬済み・親族遠方・施主が高齢で簡素を希望
近親者のみ(小〜中規模) 10〜20名 10〜20万円 仕出し(自宅)または近所の料亭 3,000-5,000円 同居家族+兄弟姉妹・子の家族中心
親族+故人の友人(中規模) 20〜40名 20〜40万円 料亭・仏事専門ホテル 5,000-10,000円 親族+故人の長年の友人・近隣・職場の親しい同僚
大規模法要(広域) 40〜80名 40〜80万円 大型会場・ホテル 5,000-10,000円 故人が地域名士・職場の代表的存在・親族が広域に多い
超大規模(社葬級) 80名以上 100万円以上 ホテル・寺院本堂 個別調整 故人の社会的地位が高い・経営者・著名人

規模選択は「故人の生前の関係性」「遺族の経済事情」「地域慣習」「住居の収容能力」の4要素で総合判断します。近年の傾向として核家族化・高齢化により小〜中規模が主流で、家族葬と同様「身内中心の静かな初盆」を選ぶ家庭が約6割です。詳細は 初盆の規模

初盆の費用内訳(細目)

費目 標準金額 備考
お布施(読経) 30,000-50,000円 菩提寺・地域・宗派で異なる。詳細は菩提寺に直接相談
御車代 5,000-10,000円 住職の交通費。タクシー手配なら不要
御膳料 5,000-10,000円 住職が会食を辞退された場合に包む
白提灯(一対) 5,000-30,000円 1回限り使用。価格帯で素材・サイズが変わる
盆棚・盆飾り一式 10,000-30,000円 白提灯以外は毎年使い回し可能
お供え物(菓子・果物等) 5,000-20,000円 親族・関係者からの送付分は除く
会食(仕出しまたは料亭) 1人3,000-8,000円 10人で3-8万円。料亭・ホテルなら1万円超も
引き出物 1人3,000-10,000円 頂戴香典の半額〜1/3を目安に。当日渡しが主流
案内状・印刷代 5,000-15,000円 20-40通の印刷・郵送費込み
会場使用料 10,000-50,000円 料亭・ホテル・寺院使用時
香典返し(後日返礼分) 香典の半額〜1/3 欠席者・当日引き出物が不足した場合の追加分
お墓清掃料 3,000-10,000円 霊園に依頼する場合(自分で清掃なら不要)

招待客リストと人数規模の目安

関係性区分 該当者 招待判断 標準頻度
同居家族 配偶者・子・孫 必ず参列 100%
故人の兄弟姉妹 故人の兄弟姉妹とその配偶者 原則招待 90%以上
遺族の兄弟姉妹 施主の兄弟姉妹 規模に応じて 70-80%
故人の甥姪 故人の甥姪 遠縁は省略可 50-70%
祖父母世代 故人の親(存命の場合) 必ず招待 100%
故人の友人 長年の友人・恩師 故人と特に親しい数名 30-50%
故人の職場関係 元同僚・元上司・元部下 故人が現役なら職場代表 20-40%
近隣・地域 近所・町内会・自治会 地域慣習による 10-30%
遺族の友人・職場 施主の友人・職場 原則招待しない 0-10%

招待で迷った場合の判断基準は「故人が生前『あの人には来てほしい』と話していたか」「葬儀・四十九日に参列いただいたか」の2点です。葬儀・四十九日に参列いただいた方には、初盆の案内を出すのが筋とされます。

家族構成別 初盆シナリオ(5パターン)

シナリオ① 高齢の母を見送った50代夫婦+子2人(家族のみ・8名)

同居していた母(80代)を6月に見送り、四十九日後の8月初盆を家族のみで実施。配偶者と子(成人)2人+孫1人+故人の兄弟夫婦1組の計8名。費用総額8万円(お布施3万円・白提灯1万円・仕出し2万円・盆飾り1万円・お墓掃除1万円)。会食は自宅で仕出し弁当。香典は兄弟夫婦からのみ1万円、引き出物として当日5,000円のお茶詰め合わせを返礼。負担少なく心のこもった初盆になるパターン。

シナリオ② 父を急逝で見送った40代施主・親族中心(22名)

父(70代)を3月に病気で急逝、8月初盆を菩提寺で22名(親族中心+故人の親友2名)で実施。費用総額28万円(お布施5万円・御車代1万円・白提灯一対2万円・盆飾り2万円・料亭会食15万円・引き出物3万円)。料亭での会食を選び、施主が父の生前エピソードを5分間話す挨拶を行った。香典総額18万円・引き出物代差し引き実質負担10万円。中規模の典型パターン。

シナリオ③ 浄土真宗の家庭・歓喜会として簡素実施(家族+親族12名)

祖父(90代)を5月に老衰で見送り、8月に浄土真宗本願寺派の歓喜会として簡素実施。白提灯・精霊馬は飾らず、仏壇前で住職読経のみ。費用総額12万円(お布施2万円・盆花1万円・仕出し6万円・引き出物3万円)。「追善供養ではなく阿弥陀仏への報恩感謝」という浄土真宗の考え方を住職が法話で説明。教義通りの簡素な初盆パターン。

シナリオ④ 故人が地域名士・大規模法要(60名規模)

町内会長を長年務めた父(80代)を2月に見送り、8月に初盆法要をホテルで60名規模で実施。親族・町内会関係・故人の経営する商店の取引先まで招待。費用総額82万円(お布施10万円・御車代2万円・ホテル会場費15万円・会食40万円・引き出物15万円)。香典総額75万円・実質負担7万円。「地域に支えられた人生」を偲ぶ大規模パターン。

シナリオ⑤ 遠方の親と離れて住む施主・オンライン併用(自宅10名+オンライン6名)

遠方(飛行機距離)に住む母を見送った40代施主が、自宅で同居家族中心10名で実施し、海外在住の妹家族・高齢親族はZoom参列。費用総額13万円(お布施3万円・白提灯1万円・仕出し5万円・引き出物3万円・通信機材1万円)。法要中はタブレットを盆棚横に設置し、住職読経をライブ配信。コロナ禍以降増えた現代型初盆パターン。

避けるべきNG行動(やってはいけないこと一覧)

NG行動 何が問題か 正しい対応
白提灯を毎年使い回す 白提灯は初盆1回限りの特別装飾。翌年以降は絵柄入り盆提灯に切り替えるのが正式 初盆後は焚き上げ・処分し、翌年から絵柄入り盆提灯を使用
四十九日前にお盆が来たら無理に初盆を実施 忌中盆は初盆として扱わない。形式だけ整える供養は本義に反する 翌年のお盆に正式な初盆を営む
浄土真宗で大々的な追善法要を行う 教義上「追善供養」の概念がなく、本来の宗派観に反する 「歓喜会」として簡素に営む・住職に相談
お供え物に肉・魚・刺激物を選ぶ 仏教では殺生戒に反する・腐敗リスク・他参列者への配慮欠如 菓子・果物・線香・そうめん等の精進物を選ぶ
香典返しに「弔事の不適切品」を選ぶ 慶事に使う品(紅白・縁起物)は弔事には不適 消耗品・実用品(茶・海苔・洗剤等)を選ぶ
派手な服装で参列する 赤・ピンク・光沢素材は弔事の場にそぐわない 準喪服または略喪服(黒・濃紺・グレー)
案内状を1ヶ月以内の直前に送付 遠方親族の交通手配が間に合わない・出欠調整困難 1ヶ月半前を目安に発送
菩提寺に相談せず自己判断で日程決定 住職スケジュール確保困難・読経依頼の機会損失 2ヶ月前に菩提寺と日程相談・候補日3つ確保
白提灯を一般可燃ごみとしてそのまま捨てる 地域慣習に反する・故人への失礼 菩提寺で焚き上げ・神社のお焚き上げ・葬儀社引取り
会食でお酒を過剰に提供する 故人を偲ぶ場が酒席化する・運転参列者への配慮欠如 節度ある提供・ノンアルコール選択肢の用意
遠方親族の交通費・宿泊費を考慮しない 参列者の負担が大きく今後の関係に影響 遠方者には交通費補助・宿泊先紹介を検討
SNSに参列者の写真を無断投稿 プライバシー侵害・故人遺族の気持ちへの配慮欠如 投稿前に必ず家族・参列者に許可を取る

初盆 よくある質問(FAQ 14問)

Q1. 初盆と新盆は何が違いますか?

同じ法要の呼び方違いです。関東は「新盆(にいぼん)」、関西は「新盆(あらぼん)」、東北・九州は「初盆(はつぼん)」、東日本仏教界では「新盆(しんぼん)」と呼びます。意味と内容は同じで、四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆を指します。詳細は 初盆と新盆の違い へ。

Q2. 初盆はいつ実施しますか?

四十九日(忌明け)を過ぎてから初めて迎えるお盆です。8月盆地域(全国の約9割)なら8月13-16日、東京旧市街等の7月盆地域なら7月13-16日、沖縄なら旧暦7月15日前後に実施します。四十九日が8月盆前なら同年、8月盆後なら翌年に初盆を営みます。詳細は 初盆はいつお盆 いつから いつまで へ。

Q3. 初盆の費用はどれくらいかかりますか?

家族のみで5-10万円、近親者のみで10-20万円、親族+故人の友人を含む中規模で20-40万円、本格法要で40-80万円、超大規模で100万円以上が目安です。香典の頂戴額で実質負担は半減〜相殺されるケースが多く見られます。

Q4. 白提灯は何のために飾りますか?

初盆だけに使う特別な白い提灯で、故人の霊を初めて迎える目印として玄関先・盆棚に飾ります。1回限り使用後、菩提寺で焚き上げまたは適切に処分します。浄土真宗では教義上飾らないのが本来です。

Q5. 浄土真宗でも初盆をしますか?

浄土真宗では追善供養の概念がないため、本来は特別な初盆法要を行いません。ただし地域慣習・家族の希望から「歓喜会(かんぎえ)」として簡素に営むことは問題ありません。住職に「歓喜会として営みたい」と相談しましょう。詳細は 浄土真宗の初盆 へ。

Q6. 初盆の服装は何が適切ですか?

準喪服(男性は黒スーツ・白シャツ・黒ネクタイ、女性は黒ワンピース・黒ストッキング)が基本です。家族のみの場合は略喪服(濃紺・グレー)でも可。子どもは制服または黒系の落ち着いた服装。夏用フォーマルも可。詳細は 初盆の服装 へ。

Q7. お布施はいくら包みますか?

初盆法要のお布施は30,000-50,000円が全国平均です。御車代5,000-10,000円・御膳料5,000-10,000円も別途用意します。浄土真宗は10,000-30,000円とやや少額。地域・宗派・菩提寺との関係で変わるため、迷ったら住職に直接相談しましょう。

Q8. 香典の相場はいくらですか?

故人の親なら10,000-30,000円、兄弟姉妹も10,000-30,000円、祖父母・叔父叔母は5,000-10,000円、いとこ・友人・知人は3,000-5,000円が目安です。表書きは「御仏前」または「御供物料」、水引は黒白または黄白。詳細は 初盆の香典 へ。

Q9. 香典返しはいくらの品を選びますか?

頂戴香典の半額〜1/3が目安です。当日引き出物として3,000-5,000円の品(茶・海苔・洗剤等の消耗品)をお渡しするのが現代の主流。高額香典(30,000円以上)の方には後日改めて1/3〜半額の品を発送する二段階方式が標準です。

Q10. 案内状はいつ送りますか?

1ヶ月半前の送付が現在の新常識です。会食場所予約・引き出物発注・遠方親族の交通機関手配などの逆算を考えると、1ヶ月前では遅く、2ヶ月前では忘れられやすい。1ヶ月半前にハガキ往復形式または封書で送付するのが最適です。

Q11. 遠方の親族は招待すべきですか?

故人と親しかった親族は招待が原則です。交通費・宿泊費の遺族負担、Zoom等のオンライン参列の併用も選択肢になります。葬儀・四十九日に参列いただいた方には初盆の案内を出すのが筋とされます。

Q12. 初盆と一周忌は別々に行うのですか?

初盆は故人逝去後の最初のお盆(夏)、一周忌は逝去から1年後の命日法要であり、別の節目として両方実施するのが標準です。ただし命日が8月盆前後の場合は、初盆と一周忌を合同で営む選択肢も検討できます。一周忌は 法事・法要 へ。

Q13. 白提灯はどう処分しますか?

本来は菩提寺で焚き上げ供養を依頼するのが正式です。近年は寺院側の対応困難から、神社のお焚き上げ・葬儀社の引取りサービス・自治体可燃ごみ(地域による)等の選択肢があります。事前に菩提寺へ「初盆後の白提灯処分はどうすれば」と相談するのが確実です。

Q14. 初盆を簡素化しても失礼にはなりませんか?

規模を小さくすること自体は決して失礼ではありません。「故人にふさわしい・遺族の事情に合った形を選ぶ」のが本義です。ただし招待しない親族・関係者には事前に「家族のみで営みます」と一報入れることが現代マナーとして推奨されます。事後に「初盆の知らせがなかった」と関係悪化するケースを防げます。

関連記事・参考資料

初盆の各論詳細記事は 初盆と新盆の違い初盆はいつ初盆のやり方初盆の準備初盆の流れ初盆 何する初盆法要初盆の規模初盆のお供え初盆の香典初盆の服装浄土真宗の初盆浄土宗の初盆真言宗の初盆曹洞宗の初盆天台宗の初盆日蓮宗の初盆 をご覧ください。

お盆全般の知識は お盆 完全ガイドお盆 いつから いつまで。隣接ディレクトリは 法事・法要(四十九日・一周忌・三回忌)時候の挨拶(夏の挨拶状文例) をご参照ください。

参考資料:公益財団法人 全日本仏教会・文化庁 宗務行政・消費者庁(葬祭関連トラブル相談)国税庁(相続・贈与関連)・全国寺院名鑑

本ページは kyosei-tairyu.jp 編集部 が制作・更新しています。広告・更新ポリシー・訂正ポリシーは about をご参照ください。

最終更新:2026年5月6日

日本の行事を知ろう!
子どもの行事
大人の節目
季節の行事
暦・縁起
観光・文化
暮らし
共通
© 2026 日本の行事を知ろう!