公開日: 2026年4月7日
故人が亡くなってから四十九日まで、7日ごとに行われる「忌日法要(きにちほうよう)」。初七日・二七日・三七日と続くこれらの法要では、そのたびにお坊さんへお布施を用意する必要があります。「毎回いくら包めばよいのか」「全部の法要を行うべきなのか」と迷う方も多いものです。この記事では、7日ごとの各法要のお布施相場を一覧表で解説し、のし袋の書き方や渡し方のマナーまでまとめました。
7日ごとの法要(忌日法要)とは?種類と時期
仏教では、故人が亡くなってから49日間は7日ごとに閻魔大王による審判が行われると考えられています。そのため、7日ごとに故人の冥福を祈る法要(忌日法要)を行い、善い裁きを受けられるよう遺族が功徳を積みます。
忌日法要は初七日から始まり、二七日(14日)・三七日(21日)・四七日(28日)・五七日(35日)・六七日(42日)と続き、四十九日(49日)で忌明けを迎えます。七日ごとに「七」という数字が使われることから「七七日(しちしちにち)」とも呼ばれ、四十九日が最も重要な法要とされています。
現代では、二七日〜六七日を省略し、初七日と四十九日のみ行う家庭が多くなっています。また、初七日は葬儀当日に「繰り上げ初七日」として同日に行うケースも一般的です。すべての忌日法要を執り行う場合は、菩提寺の住職と事前に日程を調整しておくとスムーズです。
7日ごとの法要のお布施はいくら?各忌日の相場一覧
7日ごとの法要のお布施相場は、初七日が1万円〜3万円、二七日〜六七日が各5千円〜1万円、四十九日が3万円〜5万円が全国的な目安です。四十九日だけは特別に多く包むのが一般的で、残りの忌日法要は比較的少ない金額で問題ありません。
| 法要名 | 時期(命日から) | お布施の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 初七日(しょなのか) | 7日目 | 1万円〜3万円 | 葬儀と同日が多い |
| 二七日(ふたなのか) | 14日目 | 5千円〜1万円 | 省略可 |
| 三七日(みなのか) | 21日目 | 5千円〜1万円 | 省略可 |
| 四七日(よなのか) | 28日目 | 5千円〜1万円 | 省略可 |
| 五七日(いつなのか) | 35日目 | 5千円〜1万円 | 省略可 |
| 六七日(むなのか) | 42日目 | 5千円〜1万円 | 省略可 |
| 四十九日(しじゅうくにち) | 49日目 | 3万円〜5万円 | 忌明けの最重要法要 |
葬儀と同日に繰り上げ初七日を行う場合は、葬儀のお布施に加えて5千円〜1万円を別封筒に入れてお渡しするのが一般的です。同日であっても、法要ごとに封筒を分けてお渡しするのがマナーです。お布施の金額に不安がある場合は、葬儀社や菩提寺に確認するのが最も確実な方法です。
7日ごとの法要のお布施 のし袋の選び方と書き方
7日ごとの忌日法要のお布施は、白無地の封筒または奉書紙(ほうしょし)を使用します。葬儀の際の香典とは異なり、水引のない白封筒が最もシンプルで一般的です。コンビニや文房具店で手に入るため、急な場合でも準備できます。
| 法要の種類 | 表書き | のし袋の種類 | 墨の色 |
|---|---|---|---|
| 初七日〜六七日 | 御布施 | 白無地封筒または奉書紙 | 濃墨(黒) |
| 四十九日 | 御布施 | 白無地封筒または奉書紙 | 濃墨(黒) |
| 浄土真宗の場合 | 御布施 | 白無地封筒(水引なし) | 濃墨(黒) |
| お車代(別途) | 御車代 | 白無地封筒 | 濃墨(黒) |
表書きは「御布施」と濃い墨で書きます。お布施は施主がお坊さんへの感謝を表すものですから、薄墨ではなく通常の黒墨を使うのが正しい作法です。下段には施主の氏名または「〇〇家」と書き、裏面に金額と住所を記入すると丁寧です。複数の法要のお布施を一度に渡す場合でも、法要ごとに別の封筒に入れて渡しましょう。
お布施を渡す際のマナーと節約のポイント
7日ごとの法要でお布施を渡すタイミングは、法要が始まる前が基本です。お坊さんが到着されたタイミングで「本日もよろしくお願いいたします」と添えて、袱紗(ふくさ)から取り出して両手でお渡しします。毎週法要を行う場合も、毎回同じようにお渡しします。
7日ごとすべての忌日法要を執り行うと、お布施の合計は初七日(1万〜3万)+二七日〜六七日(各5千〜1万×5回)+四十九日(3万〜5万)で、合計7万円〜13万円程度になる場合があります。経済的な負担を感じる場合は、菩提寺に相談して省略できる法要を確認するとよいでしょう。
法要の費用について、より詳しくは全日本仏教会(公式サイト)の情報をご参照ください。また、小さなお葬式の法要コラムでも、各宗派の法要マナーが詳しくまとめられています。
7日ごとの法要のお布施に関するよくある質問
忌日法要とお布施についてよく寄せられる質問を3つまとめました。法要の準備をスムーズに進めるための参考にしてください。
Q. 7日ごとの法要のお布施はそれぞれいくら包めばよいですか?
A. 初七日は1万円〜3万円、二七日〜六七日は5千円〜1万円が目安です。四十九日は3万円〜5万円と最も多く包むのが一般的です。葬儀と同日の初七日は別途5千円〜1万円を準備します。
Q. 7日ごとの法要をすべて行わないといけませんか?
A. 必ずしもすべて行う必要はありません。現代では初七日と四十九日のみ行う家庭が多いです。省略する場合は菩提寺に相談の上、判断してください。
Q. 毎回同じ金額のお布施でよいですか?
A. 二七日から六七日は毎回同じ金額(5千円〜1万円)で問題ありません。四十九日だけは別途多く包むのが一般的です。
監修: 法事・法要がわかる|マナー・香典・準備・進め方を解説 編集部
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