七歳の七五三のお祝いは「帯解きの議」からのもので、女の子が子供用の着物に付け帯(兵児帯)をして着ていたものから、きちんとした帯を結んで着ることを始める儀式で、幼児から少女へと変化の節目の意味もありました。
ですので、七歳の女の子の和装の祝い着は、少女の体型に合わせて肩揚げや腰上げをしてありますが、成人女性の振袖姿にかなり近いものとなります。帯も本格的な礼装用の丸帯を用いますが。成人女性の振袖姿と違い、しごきという、房の付いた薄手の布を帯の下に結び、はこせこという箱型の飾りを懐に入れます。足許に合わせるのは、底のあるぽっくり、通常の底の草履どちらでも差し支えありません。
七歳ですと、ヘアスタイルは振袖のような本格的なアップスタイルも可能ですので、幅広いアレンジが可能です。