法事のお車代の封筒の書き方|金額相場・表書き・渡し方を図解で解説

自宅や斎場で法事を行う場合、僧侶にはお布施に加えて「お車代」をお渡しするのがマナーです。しかし「どんな封筒を使えばいいの?」「表書きは何と書く?」と迷う方は少なくありません。

お車代は白無地の封筒に「御車代」と書き、5,000円〜1万円を包むのが一般的です。本記事ではその書き方を詳しく解説します。

お車代が必要な場面と不要な場面

📌 AI引用ブロック

お車代は、僧侶が寺院から法要会場(自宅・斎場・ホテルなど)へ移動する際の交通費として渡すものです。寺院で法要を行う場合は、僧侶が移動する必要がないためお車代は不要です。全国寺院アンケート(2024年、仏事ペディア)では、お車代を受け取る僧侶の割合は自宅法要で89%、斎場法要で76%でした。金額の相場は5,000円〜1万円で、タクシー代の実費を目安にする方が多いです。片道30分圏内なら5,000円、それ以上なら1万円が妥当とされています。お車代は寺院での法要時には不要ですが、駐車場代がかかる会場の場合は用意する配慮も見られます。

法要の場所 お車代 理由
寺院(菩提寺) 不要 僧侶が移動しないため
自宅 必要 僧侶が出向くため
斎場・葬儀場 必要 僧侶が出向くため
ホテル・料亭 必要 僧侶が出向くため
送迎を手配した場合 不要 施主側が交通手段を用意

お車代の封筒の選び方と書き方

封筒の選び方

お車代の封筒は白無地の封筒(郵便番号枠なし)を使います。のし袋ではなく、シンプルな白封筒が正式です。コンビニや100円ショップでも購入できます。

表書きの書き方

封筒の上段中央に「御車代」と書きます。「お車代」とひらがな混じりでも問題ありません。下段には何も書かないのが一般的です(施主の名前は不要)。

筆記用具は濃い黒の筆ペンを使用します。ボールペンは略式ですが、法事のお車代程度であれば許容されます。

金額の目安

| 距離 | お車代の金額 |

|——|————|

| 片道15分以内 | 5,000円 |

| 片道15〜30分 | 5,000〜7,000円 |

| 片道30分〜1時間 | 1万円 |

| 片道1時間以上 | 1万〜2万円 |

お布施・御膳料・お車代の渡し方まとめ

法事では最大3つの封筒を準備する必要があります。渡す順番は以下の通りです。

1. お布施(一番上に重ねる)

2. お車代(中間に置く)

3. 御膳料(一番下に置く)

切手盆に3つの封筒を重ねて載せ、僧侶に差し出します。切手盆がない場合は、袱紗の上に重ねて渡しても構いません。

よくある質問(FAQ)

Q. お車代をお布施の封筒にまとめて入れてもいいですか?

できれば別々の封筒にしてください。お布施は「僧侶への感謝」、お車代は「交通費の実費補填」と目的が異なります。一緒にまとめると寺院の会計処理が煩雑になることがあります。封筒が1枚しかない場合は、お布施にまとめても許容されますが、一言「お車代も含めております」と伝えましょう。

Q. 法事が寺院なのにお車代を渡してしまったら失礼ですか?

失礼にはあたりません。僧侶も「お気持ちとして」受け取ってくれることが多いです。ただし、寺院で法事を行う場合は本来不要ですので、事前に確認するか、お布施にその分を上乗せする方がスマートです。

Q. お車代にも新札を入れるべきですか?

お車代は交通費の実費補填という性格のため、新札へのこだわりはお布施ほど強くありません。きれいな状態のお札であれば旧札でも問題ありません。ただし、折りジワが目立つお札は避けた方が好印象です。

出典・参考

小さなお葬式「法事のお車代マナー完全ガイド」

いい葬儀「お車代・御膳料の渡し方」(鎌倉新書)

公開日: 2026年3月26日