お布施のお金の入れ方|向き・新札の使い方・袱紗での渡し方まで解説

公開日: 2026年4月6日

お布施のお金の入れ方の基本ルール

お布施の封筒へのお金の入れ方には、香典(不祝儀)とは異なるルールがあります。お布施は亡くなった方への弔意ではなく、読経・法要をしていただいた僧侶への感謝のお礼です。そのため、お金の入れ方も「お礼」としての丁寧さを意識した作法になります。

最も重要なポイントは新札(ピン札)を使うことと、お札の向きを正しく揃えることです。それぞれ詳しく解説します。

お布施の封筒へのお金の入れ方 ステップごとに解説

手順 内容 ポイント
新札を準備する 銀行・郵便局・ATMで新札に両替。ピン札が理想
お札の向きを確認する 肖像が表・上向きになるように揃える
封筒に入れる 封筒の表側から肖像が見えるよう入れる
封筒を閉じる(のりはしない) お布施は封をしない(のり付け不要)のが一般的
袱紗に包む 紫・紺・グレーなど落ち着いた色の袱紗で包む
切手盆に乗せて渡す 袱紗を開いてお盆に乗せ、両手で差し出す

お布施と香典のお金の入れ方の違い

お布施と香典はどちらも封筒に現金を入れて渡しますが、お金の入れ方がまったく逆になる場合があります。混同しやすいので、以下の比較表で整理しましょう。

項目 お布施(御礼) 香典(不祝儀)
お札の種類 新札(ピン札) 旧札(使い古したもの)
お札の向き 肖像が表・上向き 肖像を下向き・または裏向き
封の仕方 封をしない(のり付け不要) 封をする
渡すタイミング 法要前または終了後 受付・焼香の前
渡す相手 僧侶・寺院 遺族(受付)

袱紗(ふくさ)の正しい使い方と渡し方

お布施を渡す際は、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが正式な作法です。袱紗とは、封筒を包む布のことで、持ち運びの際に封筒が折れたり汚れたりするのを防ぐ役割があります。色は紫・紺・グレー・深緑などの落ち着いた色を選びましょう。

渡し方の手順は①袱紗をひし形に広げて封筒を中央に置く②左・下・上・右の順で折って包む③渡す時は袱紗を開いて封筒を取り出し、お盆(切手盆)の上に乗せる④封筒の表(おもて)が相手に向くように両手で差し出す、となります。お盆がない場合は袱紗を開いたまま代わりのトレーとして使う方法でも問題ありません。

お布施を渡すタイミングと挨拶の言葉

お布施を渡すベストなタイミングは法要が始まる前(僧侶が到着した直後)です。「本日はよろしくお願いいたします。こちら、ほんのお気持ちでございます」と一言添えて両手で渡しましょう。法要後に渡す場合は「本日はありがとうございました。どうぞお納めください」と伝えます。

なお、お布施の封筒は封をしない(のり付けしない)のが一般的です。これはお寺側がすぐに確認できるようにという配慮からきているマナーです。ただし奉書紙で包む場合は完全に包んだ状態で渡します。

よくある質問(FAQ)

Q. お布施の封筒へのお金の入れ方は?

新札を用意し、肖像が封筒の表・上向きになるように入れます。封はのり付けしないのが一般的です。複数枚の場合はすべて向きを揃えて入れます。

Q. お布施には新札と旧札のどちらを使いますか?

お布施には新札(ピン札)を使います。香典(不祝儀)は旧札を使いますが、お布施は感謝のお礼なので、きれいな新札が正しいマナーです。

Q. お布施はどのタイミングで渡しますか?

法要前(僧侶到着時)に「よろしくお願いします」と渡すのが最も丁寧です。法要後でも問題ありません。受付で渡すのではなく、僧侶に直接渡します。

Q. お布施は袱紗に包んで渡しますか?

袱紗に包んで持参し、渡す際は袱紗を開いてお盆(切手盆)に乗せて両手で渡すのが正式です。袱紗は紫・紺・グレーなど落ち着いた色を選びます。

Q. お布施のお金の向きに決まりはありますか?

肖像が封筒の表・上向きになるように入れます。複数枚は向きと表裏を揃えます。香典と異なり、向きを逆にする必要はありません。

監修: 法事・法要がわかる|マナー・香典・準備・進め方を解説 編集部

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