公開日: 2026年4月6日
四十九日のお供え物とは
四十九日(しじゅうくにち)は故人が亡くなってから49日目に行う仏教の重要な法要です。この日をもって忌明けとなり、故人の魂が阿弥陀如来のお迎えを受けるとされています。この重要な節目の法要では、遺族・参列者ともにお供え物を準備するのが習わしです。
お供え物は仏様や故人への感謝と敬意を表すものです。参列者が持参する場合と、遺族が仏壇に用意する場合とで内容が異なります。ここでは主に参列者として持参するお供え物と、遺族として用意するお供え物の両方の観点から解説します。
四十九日のお供え物の選び方と金額相場
お供え物には「消えもの(消耗品)」を選ぶのが基本です。食べ物・飲み物・線香など、使い切れるものが遺族の負担にならず喜ばれます。生花も定番ですが、管理の手間を考えると菓子折りや線香の方が喜ばれることも多いです。
| お供え物の種類 | 金額の目安 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 菓子折り(焼き菓子・せんべいなど) | 3,000〜5,000円 | ◎ |
| 果物(リンゴ・桃・ぶどうなど) | 3,000〜5,000円 | ◎ |
| 線香・ろうそくセット | 2,000〜5,000円 | ◎ |
| 缶詰・佃煮・乾物の詰め合わせ | 3,000〜8,000円 | ○ |
| 生花(白菊・カーネーションなど) | 3,000〜10,000円 | ○ |
| 飲料(お茶・ジュースなど) | 2,000〜4,000円 | △ |
のし紙の書き方と水引の選び方
お供え物にはのし紙(かけ紙)をつけるのがマナーです。四十九日は忌中(きちゅう)にあたるため、弔事用の水引を使います。のしの表書きは「御供」が最も一般的で、宗派や地域を問わず使えます。
| のし・水引の項目 | 正しい書き方・選び方 |
|---|---|
| 表書き(上段) | 「御供」「御供物」「御仏前」のいずれか |
| 名前(下段) | フルネームで記入。連名の場合は右から目上の順に |
| 水引の色 | 黒白または黄白の結びきり(関西は黄白が多い) |
| のしの有無 | のしなし(弔事にのしは不要) |
| 内のし・外のし | 持参の場合は外のし、郵送の場合は内のしが一般的 |
遺族が用意するお供え物
遺族として四十九日の法要を主催する場合は、仏壇や祭壇に以下のお供え物を準備します。①お花(白菊・百合・カーネーションなどの白い花)②故人の好物(生前好きだった食べ物・飲み物)③果物(丸い形のもの:リンゴ・桃・ぶどうなど)④お菓子(まんじゅう・羊羹など)⑤お茶・水(浄水)⑥ご飯(仏飯)です。
また遺族として忘れてはならないのが参列者へのお返し(引き出物)の準備です。四十九日の引き出物の相場は香典の3分の1〜半額程度が目安で、日持ちする食品・タオルセット・カタログギフトなどが人気です。
お供え物を送る場合のマナー
遠方などで法要当日に持参できない場合は、宅配便で送ることも可能です。法要の3〜5日前に遺族宅に届くよう手配しましょう。送る際は、のし紙(内のし)をつけ、送り状の「品名」欄に「四十九日御供」と記載すると丁寧です。
合わせてお悔やみの手紙を同封するとさらに気持ちが伝わります。メッセージカードでも構いません。現金書留で香典を同時に送る場合は、別々に郵送するか、専門の業者サービスを利用しましょう。
四十九日のお供えNGリスト
以下のものは四十九日のお供えとして避けた方がよいとされています。①肉・魚などの生鮮食品(殺生を連想させるため仏事には不向き)②生菓子・なまもの(賞味期限が短く遺族の負担になる)③辛子・わさびなどの刺激物④お酒(遺族が飲まない場合もある)⑤4個・9個セットの品物(忌み数)⑥写真入りの品物(返却しにくいため)などです。
よくある質問(FAQ)
Q. 四十九日に遺族が用意するお供え物は何ですか?
お花・故人の好物・果物・お菓子・お茶・ご飯(仏飯)が基本です。参列者へのお返し(引き出物)の準備も忘れずに。引き出物は香典の3分の1〜半額が目安です。
Q. 四十九日のお供え物の金額の相場はいくらですか?
参列者が持参する場合は3千〜1万円が一般的です。菓子折り・果物・線香が定番で、消えもの(使い切れるもの)を選ぶのが遺族への配慮です。
Q. 四十九日のお供えの「のし」の書き方は?
表書きは「御供」または「御供物」、水引は黒白または黄白の結びきりを使います。のしは不要(弔事)。持参は外のし、郵送は内のしが一般的です。
Q. 四十九日にNGなお供え物はありますか?
肉・魚などの生鮮食品、賞味期限の短い生菓子、4個・9個セット、写真入り品物などはNGです。日持ちする菓子折り・果物・線香が定番でおすすめです。
Q. 四十九日のお供えはいつ持参・送ればよいですか?
法要当日に持参するか、3〜5日前に届くよう郵送します。郵送時はのし紙(内のし)をつけ、送り状に「四十九日御供」と記載すると丁寧です。
監修: 法事・法要がわかる|マナー・香典・準備・進め方を解説 編集部
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