しめ縄
しめ縄・しめ飾りは、神様をお迎えする場所や、家の入り口が清浄であることを示すために飾るものです。しめ縄・しめ飾り・輪飾りの違いは、下の表1で比べています。
飾り始めは12月28日ごろがよいという言い伝えがあり、外すのは松の内が明けるころです。外したあとの処分方法は正月飾りの処分と捨て方で紹介しています。このページでは、しめ縄・しめ飾りの意味と違い、飾る期間と飾る場所、地域で形が違う例をまとめます。

しめ縄とは(意味)
しめ縄(注連縄)は、神を祭る神聖な場所を、ほかの場所と区別するために張る縄です。新年の祝いのために家の入り口に張って、悪い気が家内に入らないようにする意味もあります(デジタル大辞泉、2026-09-27取得)。
神社本庁は、しめ縄について「神社の社殿や鳥居、神域や祭場の周囲に張り巡らす縄のことで、その内側が神聖・清浄な状態であることを示すもの」と説明しています(神社本庁、2026-09-27取得)。この説明は神棚のページのもので、正月飾りとしてのしめ飾りを直接説明したものではありません。
正月のしめ飾りについては、富山県神社庁が「年神さまをお招きするために大掃除を終え、“清浄な家”であることのしるしとして玄関に飾ります」と説明しています(富山県神社庁、2026-09-27取得)。北海道神社庁も、注連縄は「新年に神棚や家の門口に張り、紙垂を垂らすのは、その家が歳神さまをおまつりする神聖な場所であることを示すもの」としています(北海道神社庁のページ、2026-09-27時点で確認)。
注連飾り(しめかざり)は、正月などに社殿や玄関にしめ縄を張って飾ること、またはその飾りを指します(デジタル大辞泉、2026-09-27取得)。
しめ縄・しめ飾り・輪飾りの違い

しめ縄・しめ飾り・輪飾りの違いを、辞典の説明で比べました。
| 語 | 意味 | 主に飾る場所 | 出所 |
|---|---|---|---|
| しめ縄(注連縄) | 神を祭る神聖な場所を区別する縄。新年は家の入り口にも張る | 神棚・鳥居・玄関 | デジタル大辞泉 |
| しめ飾り(注連飾り) | 正月などに社殿や玄関にしめ縄を張って飾ること、またはその飾り | 玄関 | デジタル大辞泉 |
| 輪飾り | わらを輪の形に編み、ウラジロやユズリハなどを添えた正月の飾り物 | 門口・室内(各部屋・台所・トイレなど) | デジタル大辞泉・京都市図書館の回答 |
輪飾りは、コトバンクではデジタル大辞泉の説明が1件見つかりました(2026-09-27時点)。
しめ飾りはいつからいつまで飾るか
しめ飾りを飾り始める日には、12月28日ごろがよいという言い伝えがあります。29日と31日は避けたほうがよいとされていますが、これは鏡餅の飾り始めと同じ言い伝えで、出所の確かめられる規則ではありません。
外す日は地域で違います。関東など一部の地域は1月7日ごろ、関西など一部の地域は1月15日ごろが目安です。地域ごとの詳しい表は松の内はいつまでで確認できます。
北海道神社庁は、飾りのつかない神棚の前のしめ縄は一年を通して張っておくと説明しています。宝船などの縁起物がついた飾りは、正月が終わるとはずします(北海道神社庁、2026-09-27取得)。
| いつ | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 飾り始め | 12月28日ごろが目安。29日・31日は避けるという言い伝えがある | 言い伝え(出所の確かめられる規則ではない) |
| 外す日(関東など) | 1月7日ごろ | 松の内はいつまでで確認 |
| 外す日(関西など) | 1月15日ごろ | 同上 |
| 神棚の前のしめ縄 | 一年中張っておく家もある | 北海道神社庁 |
しめ飾りを飾る場所

しめ飾りを飾る場所は、主に玄関です。富山県神社庁は、注連飾り・注連縄を玄関に飾ると説明しています(富山県神社庁、2026-09-27取得)。神棚のしめ縄は、毎年新しく取り替えます(同上)。
北海道神社庁は、家中の各部屋ごとに輪〆(わじめ)と重ねの小餅を飾る風習も紹介しています(北海道神社庁、2026-09-27取得)。京都市図書館の回答では、注連飾りを小さく簡略化した輪飾りを、各部屋のほか、トイレ・台所・手洗い場などの水場にも置くと説明されています(京都市図書館の回答、2026-09-27取得)。この回答は、神社や神社本庁の公式ページではなく、図書館のレファレンスサービスの回答です。
| 場所 | 飾るもの | 出所 |
|---|---|---|
| 玄関 | 注連飾り・注連縄 | 富山県神社庁 |
| 神棚 | しめ縄(毎年新調) | 富山県神社庁 |
| 各部屋 | 輪〆(わじめ) | 北海道神社庁 |
| 台所・トイレ・手洗い場などの水場 | 輪飾り(簡略化したもの) | 京都市図書館の回答 |
地域で違うしめ飾りの形
しめ飾りの形は、地域によって違いがあります。三重県総合博物館は、伊勢地域のしめ縄について、木札に「蘇民将来子孫之門」と書いた「伊勢型」と呼ばれる形を紹介し、松阪市嬉野地域から県下以南では約8割以上の家庭で一年中玄関に掛けているとしています(三重県総合博物館、2026-09-27取得)。この「約8割以上」という割合の調査年・方法はページに書かれておらず、確かめられていません。
三重県の南勢・志摩地域でも、注連飾りを一年中飾り、大晦日に新しいものと取り替える風習があるとされています。平成3年(1991年)の文章では、当時の近年の様子として「笑門」と書かれた注連飾りもよく見かけたとあります(三重県「県史あれこれ」、吉田穰、平成3年12月)。
京都市図書館の回答では、しめ飾りの作り方によって「輪飾、牛蒡、ちょろけん、玉」など複数の種類があると説明されています(京都市図書館の回答、2026-09-27取得)。この回答は図書館のレファレンスサービスによるもので、神社・自治体の公式ページとは別に扱っています。
玉川大学教育博物館は、垂れ下げ方や結び方の違いで「大根締(だいこんじめ)、牛蒡締(ごぼうじめ)、板締(いたじめ)、輪締(わじめ)」などの形の名前があると紹介していますが、どの地域がどの形にあたるかは書かれていません(玉川大学教育博物館「『全人』1995年1月号より」、2026-09-27取得)。
| 地域 | 特徴 | 出所 | 発行元の種類 |
|---|---|---|---|
| 三重県・伊勢地域 | 木札「蘇民将来子孫之門」の伊勢型。松阪市嬉野地域から県下以南では約8割以上の家庭で一年中玄関に掛けているとされる(割合の調査年・方法は不明) | 三重県総合博物館 | 県立博物館 |
| 三重県・南勢・志摩 | 一年中飾り、大晦日に新調。「笑門」の注連飾りも見かけると平成3年の文章にある | 三重県 | 県(県史編さん、平成3年の文章) |
| 京都 | 輪飾・牛蒡・ちょろけん・玉など複数の種類。トイレ・台所・手洗い場にも輪飾りを置く | 京都市図書館の回答 | 図書館のレファレンスサービス |
| 全国(形の名前) | 大根締め・牛蒡締め・板締め・輪締めなどの名前がある(地域の対応は記載なし) | 玉川大学教育博物館 | 大学博物館 |
外したしめ飾りの処分
外したしめ飾りの処分の方法とタイミングは、正月飾りの処分と捨て方にまとめています。
しめ縄 よくある質問
Q1. しめ縄 意味
しめ縄は、神を祭る神聖な場所をほかの場所と区別するために張る縄です。正月には、家の入り口に張って悪い気を防ぐ意味もあります(デジタル大辞泉、2026-09-27取得)。
Q2. しめ縄 漢字
しめ縄は「注連縄」と書きます(デジタル大辞泉のページ、2026-09-27時点で確認)。
Q3. しめ飾り 意味
しめ飾りは、正月などに社殿や玄関にしめ縄を張って飾ること、またはその飾りを指します(デジタル大辞泉、2026-09-27取得)。
Q4. しめ飾り 種類
しめ縄・しめ飾り・輪飾りの違いは、上の表1で比べています。地域による形の違いは表4で紹介しています。
Q5. しめ飾り 玄関
玄関にしめ飾りを飾るのは、年神さまを迎えるために大掃除を終えた家が清浄であることを示すためです(富山県神社庁、2026-09-27取得)。
Q6. しめ縄 紙垂
北海道神社庁は、しめ縄を張って紙垂を垂らすのは、その家が歳神さまをおまつりする神聖な場所であることを示すもの、と説明しています(北海道神社庁、2026-09-27取得)。
Q7. しめ飾り 捨て方
しめ飾りの処分方法は、上の「外したしめ飾りの処分」で紹介しています。