三が日の漢字は「三箇日」|三が日・三賀日・三ヶ日の書き方と読み方
「三が日」「三賀日」「三ヶ日」、どの書き方が正しいか迷う人へ。辞典の見出しがどの表記になっているかを、出所つきで確かめました。
三が日(さんがにち)は、1月1日から3日までの3日間のことです。松の内やお正月全体の期間とは、指す長さが違います。
「三が日はいつまで」「三が日とは」で検索して来た方に向けて、辞典の意味と、実際の過ごし方を整理したページです。
このページでは、辞典の意味にもとづいて三が日の期間を確かめます。三が日の過ごし方と、してはいけないとされる言い伝え、三が日に休むところもまとめます。
年始の予定を立てるときや、三が日に掃除をしてよいか迷ったときに、判断の材料にしてください。

三が日は、辞典では次のように説明されています。
| 辞典(出版社) | 説明(抜粋) |
|---|---|
| デジタル大辞泉(小学館) | 正月の元日から3日までの3日間。 |
| 精選版 日本国語大辞典(小学館) | 正月の元日・二日・三日をいう。この三日間は年始の祝日として、雑煮を祝い、年賀の挨拶にまわり、訪問客には屠蘇をすすめる。 |
| ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 | 1月1,2,3日をいう。 |
3つの辞典とも、三が日を1月1日から3日までの期間としています。精選版 日本国語大辞典の説明でも、この3日間は雑煮を祝う期間、年賀の挨拶にまわる期間です。
「三が日」という書き方のほかに、「三箇日」という書き方もあります。今回確認した3つの辞典のうち、2つが「三箇日」の項目名でした。残る1つ(ブリタニカ国際大百科事典)は「三が日」の項目名でした。
| 語 | 指す期間 | 詳しいページ |
|---|---|---|
| 三が日 | 1月1日から3日までの3日間 | このページ |
| 松の内 | 地域によって、1月7日まで・15日までなど違いがあります。 | 松の内はいつまで |
| お正月(全体の期間) | いつからいつまでかは、下のページで確認できます。 | お正月はいつからいつまで |
三が日・松の内・お正月は、どれも新年の期間を指す言葉ですが、指す長さがそれぞれ違います。三が日がいちばん短く、お正月がいちばん長い期間です。
元旦・元日という言葉の意味については、元旦とは|元日との違いで詳しく説明しています。
三が日には、いくつかの行事があります。それぞれの詳しい内容は、行事ごとのページにまとめています。
| 行事 | 三が日との関係 | 詳しいページ |
|---|---|---|
| 初詣 | 元日の行事の一つです。 | 初詣はいつまでに行く |
| お年玉 | 新年に渡すお金の習わしです(時期はお年玉のページで)。 | お年玉とは |
| 年始の挨拶 | 三が日は、年始の挨拶にまわる期間の一つとされています(精選版 日本国語大辞典)。 | — |
初詣の時期の目安や混雑を避ける考え方は、初詣のページで紹介しています。
お年玉は、主に子どもへ新年に渡すお金のことです。相場や渡し方の詳しい内容は、お年玉のページで紹介しています。

三が日には、してはいけないと言われることがあります。ここで紹介するのは、事実として確かめられたものではなく、本に書かれている言い伝えです。
三が日には、掃除を避けるという言い伝えがあります。岡山県立図書館のレファレンス回答(国立国会図書館「レファレンス協同データベース」に登録)による内容は次のとおりです。
『魔除けの民俗学』によると、「正月は家のなかを箒で掃くな」という俗信について、「禁忌の期間は元日のみの場合もあり、三が日という所もあるが、伝承は全国に及ぶ。正月に掃かない理由は、一様に「福の神が出ていくから」という」と書かれている、と紹介しています。
同じ回答は、『日本人の「縁起」とジンクス』という本も引いています。「元日に掃除をするのはよくないと昔からいわれている」「「元日の塵はつまんで捨てられる」という江戸川柳がある」という内容です。
これらは、図書館が本を引いて紹介した内容であり、当方はもとの本そのものは確認していません。また、三が日の期間全体について禁忌を説明した一次資料は見つかりませんでした。上の資料が挙げているのは「元日のみ」「三が日」という言い伝えです。
掃除を避ける理由(福の神が出ていくから)も、本に書かれた言い伝えとして紹介されているものです。事実として断定されているわけではありません。
言い伝えを守るかどうかは、家庭や地域の考え方によります。このページでは、言い伝えの内容と出所をそのまま紹介するにとどめ、守るべきかどうかの判断はしていません。気になる方は、実家や地域の習わしを確かめるとよいでしょう。
国の行政機関と銀行は、三が日を含む期間を休みとする根拠が法令にあります。
| 対象 | 休みとなる期間 | 根拠 |
|---|---|---|
| 行政機関 | 12月29日から翌年の1月3日まで | 行政機関の休日に関する法律 第1条第1項(昭和63年法律第91号。2026-09-27取得) |
| 銀行 | 12月31日から翌年の1月3日まで(このほか、日曜日・土曜日・祝日法の休日も銀行の休日) | 銀行法 第15条第1項、銀行法施行令 第5条第1項(昭和57年政令第40号。2026-09-27取得) |
行政機関の休みは12月29日からで、銀行の休みは12月31日からと、期間の始まりが違います。どちらも、三が日を含む1月3日までが休みとなる点は共通しています。
行政機関の休日に関する法律では、12月29日から1月3日までが行政機関の休日です(第1条第1項)。
銀行法施行令 第5条第1項は、休日を号ごとに定めています。第一号は「国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)に規定する休日」、第二号は「十二月三十一日から翌年の一月三日までの日(前号に掲げる日を除く。)」、第三号は「土曜日」です。
第二号の「前号」は、第一号(国民の祝日に関する法律に規定する休日)を指します。土曜日は、第三号で定められた別の休日です。
都道府県・市区町村の休みは、それぞれの自治体の条例で決まります。このページでは、自治体ごとの条例までは確認していません。お住まいの自治体の窓口や公式サイトの案内でご確認ください。
⚠️ 上の法令の内容は、2026年9月27日時点でe-Gov法令検索から確認した現行の条文にもとづきます。法令は改正されることがあるため、最新の条文は発行元でご確認ください。
三が日は、正月の元日から3日までの3日間のことです(デジタル大辞泉)。表Aで、ほかの辞典の説明も比べています。
三が日は、正月の元日・二日・三日をいいます。この3日間は年始の祝日として、雑煮を祝い、年賀の挨拶にまわる期間とされています(精選版 日本国語大辞典)。
三が日は1月1日から3日までです。毎年同じ日付になります。
国民の祝日にあたるのは、三が日のうち1月1日(元日)だけです。1月2日・3日は祝日ではありません。
行政機関は12月29日から1月3日まで、休みとする根拠が法令にあります。銀行の休日は、日曜日のほか、政令で定める日に限られます(銀行法第15条第1項)。政令は12月31日から1月3日まで・土曜日・祝日法の休日を定めています(銀行法施行令第5条第1項)。営業所ごとに休日が加わることもあります(同条第2項)。表Dで詳しく紹介しています。
三が日は毎年1月1日から3日までです。当日までの日数は、カレンダーで今日の日付から数えられます。三が日そのものの日付は、毎年変わりません。
「三が日」「三賀日」「三ヶ日」、どの書き方が正しいか迷う人へ。辞典の見出しがどの表記になっているかを、出所つきで確かめました。