カテゴリー:一周忌|時期・準備・香典・服装・お布施の完全ガイド

【情報の信頼性について】このカテゴリーページに掲載している一周忌の時期・準備・香典・服装・お布施に関する情報は、公益財団法人仏教伝道協会の仏事解説および各宗派の公式法要資料に基づき、当サイト「日本の行事編集部」が検証・編集しています。最終更新:2026年3月。

一周忌 記事一覧

一周忌とは|法要の意味と時期
一周忌は故人が亡くなってから満1年目に営む年忌法要です。「一回忌」は葬儀当日を指し、一周忌は翌年の命日に行う法要を指します。四十九日に次いで重要とされ、遺族・親族が集まり僧侶の読経のもと故人を偲びます。命日当日が平日の場合は直前の土日に前倒しするのが一般的で、後ろ倒しは避けるのがマナーです。一周忌は喪明けの区切りでもあり、これ以降は略式の服装に移行するケースが多くなります。浄土真宗では「一周忌」ではなく「一年の祥月命日」と呼び、故人が仏となった日を慶ぶ意味合いが強い点も特徴です。

一周忌に必要な準備と当日の流れ
一周忌の準備は2ヶ月前から始めるのが理想です。まず会場(自宅・寺院・ホテル)と僧侶の日程を確保します。1ヶ月前には案内状を送付し、出欠の返信期限を明記します。2週間前に人数が確定したら引き出物・会食を手配します。前日までにお布施・供花・お供え物を用意しましょう。当日の流れは、施主の挨拶→僧侶の読経→焼香→法話→施主の謝辞→会食(お斎)が一般的です。所要時間は法要のみで約40〜60分、会食を含めると約2〜3時間が目安です。

準備スケジュール:
・2ヶ月前 → 会場予約・僧侶への依頼(日程と宗派を確認)
・1ヶ月前 → 案内状の送付(返信期限を明記)
・2週間前 → 引き出物と会食の手配(人数確定後に発注)
・1週間前 → 出欠人数の最終確認・席順の決定
・前日まで → お布施・供花・お供え物の準備(金額相場を事前確認)

一周忌の香典とお布施の相場
一周忌に参列する場合の香典は故人との関係性と年代で異なります。親の一周忌では1万〜5万円、兄弟姉妹は1万〜3万円、友人・知人は5千〜1万円が一般的な目安です。20代は下限、40代以上は上限寄りの金額を包むのが通例です。夫婦で参列する場合は1.5〜2倍が目安となります。お布施は宗派によって異なりますが、3万〜5万円が中心的な相場で、お車代5千〜1万円、御膳料5千〜1万円を別途用意します。表書きは薄墨ではなく通常の黒墨で「御仏前」と記載しましょう。

香典の金額目安:
・親 → 1万〜5万円
・兄弟姉妹 → 1万〜3万円
・祖父母 → 1万〜3万円
・おじ・おば → 5千〜2万円
・友人・知人 → 5千〜1万円
・会社関係 → 5千〜1万円

一周忌の服装マナー
施主・遺族は正喪服または準喪服を着用し、参列者は準喪服が基本です。男性はブラックスーツに白シャツ・黒ネクタイ、女性は黒のワンピースまたはアンサンブルに黒ストッキングを合わせます。子供は制服がある場合は制服、なければ白シャツに黒や紺のズボン・スカートで問題ありません。アクセサリーはパールの一連ネックレスのみ許容され、光沢のある素材や派手な装飾品は避けましょう。夏場でも肌の露出は最小限にし、半袖は避けて五分袖以上の長さにするのがマナーです。

一周忌のお供え物の選び方
お供え物は「消え物」が基本で、お菓子・果物・線香・ろうそくなどが定番です。金額の相場は3千〜1万円程度で、故人との関係が近いほど高くなります。のし紙は「御供」「御供物」の表書きに結び切りの水引を用い、下段にフルネームを記載します。生花を贈る場合は白を基調にユリ・菊・カーネーションが適しています。

よくある質問

Q. 一周忌と一回忌の違いは何ですか?
A. 一回忌は故人が亡くなった日(葬儀当日)を指し、一周忌は亡くなってから満1年後に行う法要です。年忌法要としては一周忌が最初の法要になります。

Q. 一周忌を命日より後にずらしてもよいですか?
A. 一般的には命日より後に延期するのはマナー違反とされています。命日当日が難しい場合は、直前の土日祝日に前倒しして行うのが望ましいです。

Q. 一周忌に参列できない場合はどうすればよいですか?
A. 事前に施主へ欠席の連絡を入れ、香典を現金書留で送るか、供物・供花を手配するのが丁寧な対応です。弔電を併せて送ると気持ちが伝わります。

Q. 一周忌のお布施の表書きはどう書きますか?
A. 白無地の封筒または奉書紙に「お布施」と表書きし、下段にフルネームを記載します。薄墨は使わず通常の黒墨を使用しましょう。

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出典:公益財団法人 仏教伝道協会曹洞宗公式 曹洞禅ネット