法事・法要の準備や進め方、香典マナー、四十九日・一周忌などをわかりやすく解説します。

香典の金額相場|法事別・関係性別の一覧表【葬儀・四十九日・一周忌】

公開日: 2026年3月23日 | 最終更新: 2026年3月24日

香典の金額は、故人との関係性法要の種類によって変わります。このページでは、葬儀・通夜から四十九日・一周忌・三回忌まで、関係性別の香典金額の相場を一覧表でまとめています。

香典の金額相場【関係性別×法要別 一覧表】

以下の表は、一般的な香典の金額相場です。地域や家庭の慣習によって異なる場合がありますので、目安としてご活用ください。

親族の香典金額相場

関係性 通夜・葬儀 四十九日 一周忌 三回忌以降
親(実父母) 50,000〜100,000円 10,000〜50,000円 10,000〜50,000円 10,000〜30,000円
親(義父母) 50,000〜100,000円 10,000〜50,000円 10,000〜50,000円 10,000〜30,000円
祖父母 10,000〜50,000円 5,000〜30,000円 5,000〜30,000円 5,000〜10,000円
兄弟・姉妹 30,000〜50,000円 10,000〜50,000円 10,000〜30,000円 10,000〜30,000円
おじ・おば 10,000〜30,000円 5,000〜20,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円
いとこ 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円 3,000〜10,000円
甥・姪 10,000〜30,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円

親族以外の香典金額相場

関係性 通夜・葬儀 四十九日 一周忌 三回忌以降
友人・知人 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円 3,000〜5,000円
職場の上司 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円 3,000〜5,000円
職場の同僚 3,000〜10,000円 3,000〜10,000円 3,000〜5,000円 3,000〜5,000円
職場の部下 5,000〜10,000円 3,000〜10,000円 3,000〜5,000円 3,000〜5,000円
ご近所 3,000〜5,000円 3,000〜5,000円 3,000〜5,000円 3,000〜5,000円
恩師・先生 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円 3,000〜5,000円
取引先 5,000〜10,000円 招かれた場合のみ 招かれた場合のみ 招かれた場合のみ

年代別の香典金額の目安

香典の金額は、贈る側の年代によっても変わります。若い世代は少なめでも失礼にあたりません。

年代 親族への相場 友人・知人への相場 職場関係への相場
20代 10,000〜30,000円 3,000〜5,000円 3,000〜5,000円
30代 10,000〜50,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円
40代以上 30,000〜100,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円

香典の金額で気をつけるべきマナー

避けるべき金額

香典の金額には、いくつかのタブーがあります。

4」や「9」のつく金額は「死」「苦」を連想させるため避けましょう。具体的には、4,000円・9,000円・40,000円・90,000円は包まないようにします。

また、偶数の金額(2,000円・4,000円・6,000円など)は「割り切れる=縁が切れる」という意味に取られることがあるため、奇数の金額が好まれます。ただし、20,000円は実務上よく使われており、現代ではマナー違反とはされていません。

端数のない金額にする

香典は千円単位・万円単位のきりのよい金額で包むのが基本です。3,500円や15,000円のような半端な金額は避けましょう。

会食がある場合は上乗せする

法要後に会食(お斎:おとき)に招かれている場合は、通常の香典金額に5,000円〜10,000円を上乗せするのが一般的です。これは会食の費用を考慮した配慮です。

香典を包むときの注意点

香典袋の選び方

包む金額に応じて、香典袋の格式も変えるのがマナーです。

金額 香典袋の種類
3,000〜5,000円 水引が印刷されたシンプルなもの
10,000〜30,000円 黒白または双銀の水引がついたもの
50,000円以上 高級和紙の大判、双銀の水引

金額に対して香典袋が豪華すぎたり、逆に簡素すぎたりするのはバランスが悪く見えます。金額に見合った香典袋を選びましょう。

新札は避ける(通夜・葬儀の場合)

通夜・葬儀の際は新札(ピン札)を避けるのがマナーです。新札しかない場合は、一度折り目をつけてから包みましょう。一方、四十九日以降の法要では事前に日程がわかっているため、新札でも問題ありません。

夫婦で参列する場合の金額

夫婦で一緒に参列する場合、香典は1つにまとめて包むのが一般的です。金額は個人で包む場合の1.5倍〜2倍が目安です。

たとえば、個人なら10,000円を包む関係性の場合、夫婦なら20,000円〜30,000円を包みます。

香典を辞退された場合

近年は、遺族が香典を辞退するケースも増えています。「ご厚志辞退」「香典辞退」と案内があった場合は、その意向に従うのがマナーです。

ただし、どうしても気持ちを伝えたい場合は、後日改めて供花(きょうか)お線香を贈るという方法もあります。

よくある質問(FAQ)

Q. 四十九日のお返しが不要と言われたらどうすればいいですか?

「お返しは不要です」と言われた場合でも、四十九日の忌明け後にお礼状を送るのがマナーです。お返しの代わりに、ささやかな品(お菓子や日用品)とお礼状をセットで送ると丁寧です。相手の好意を尊重しつつも、感謝の気持ちを形にして伝えましょう。

Q. 香典で偶数の金額(2万円・4万円)は避けるべきですか?

一般的に偶数は「割り切れる=縁が切れる」として避ける傾向がありますが、最近では2万円は許容される場合も多いです。ただし4万円は「死」を連想させるため避けるのが無難です。迷った場合は奇数の金額(1万円、3万円、5万円)を選びましょう。

Q. 香典に5千円は少ないですか?

故人との関係性によります。友人・知人・仕事関係であれば5,000円は一般的な金額です。ただし親族(祖父母・両親・兄弟姉妹)の場合は10,000円以上が目安となります。会食に参加する場合は食事代を考慮して上乗せするのが配慮です。

Q. 夫婦連名の場合、香典の金額は2人分ですか?

夫婦連名の場合、一般的には1人分の金額で問題ありません。ただし会食に夫婦2人で参加する場合は、食事代を考慮して1.5〜2倍程度の金額を包むのが一般的な配慮です。

まとめ

香典の金額相場は、故人との関係性・法要の種類・自分の年代によって変わります。迷った場合は、同じ立場の方(兄弟、同僚など)と相談して金額を揃えるのもよい方法です。

大切なのは金額の多寡ではなく、故人を偲び遺族を思いやる気持ちです。相場を参考にしつつ、無理のない範囲で心を込めてお包みください。

監修: 法事・法要がわかる|マナー・香典・準備・進め方を解説 編集部

日本の伝統行事・季節の風習に関する情報を、文化庁・神社本庁・各宗派公式資料等の信頼できる情報源に基づき、正確な情報をお届けしています。 編集部について

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