盆のしめ縄|聖域の結界・盆棚の四方完全ガイド

お盆の注連縄(しめなわ)とは、盆棚(精霊棚)の四方に張りめぐらせて聖域と俗界を区切る「結界」の役割をもつ装飾で、稲わらや麻を綯(な)い、紙垂(しで)を下げた縄です。神道の結界思想が仏事である盂蘭盆会に取り込まれた習合形態で、迎え火で帰ってきた先祖の霊を清浄な空間でお迎えするための装置として、関東以北を中心に今も多くの家…

精霊流し|長崎の伝統行事・精霊船・観覧完全ガイド

精霊流し(しょうろうながし)は、長崎県を中心に行われるお盆の送り火行事で、その年に故人が出た家族(初盆の家)が「精霊船(しょうろうぶね)」を曳いて街中を練り歩き、爆竹・鐘・鉦(かね)の音を鳴らしながら故人をあの世へ送る独特の伝統行事です。実施日は毎年8月15日の夕方17時頃から夜23時頃まで。長崎市・諫早市・島原市など…

お盆飾り|白提灯・盆棚・盆花等の全リスト完全ガイド

お盆飾りとは、ご先祖さまの霊をお迎えし供養するために、盆棚(精霊棚)・仏壇・玄関に施す装飾の総称です。結論から言えば、盆棚を中心に「白提灯(初盆のみ)」「絵柄盆提灯」「盆花」「精霊馬」「水の子」「灯籠」「しめ縄」「盆幕」を組み合わせて構成し、13日朝までに飾り付けて16日夕方〜17日に片付けるのが基本です。費用相場は標…

盆幕|家紋幕・蓮幕・無地白幕の選び方完全ガイド

盆幕(ぼんまく)とは、お盆の期間中に盆棚の背面・側面、または門口・玄関先・寺院本堂などに張り渡す幕状の荘厳具で、鯨幕(くじらまく)・紫幕(むらさきまく)・浅黄幕(あさぎまく)の三種類を場面と目的により使い分けるのが伝統的な作法です。結論から言えば、新盆(初盆)や葬儀直後のお盆では白黒の鯨幕、通常の年回り盆や寺院の法要で…

ミソハギ|禊萩・水を振りかける儀礼完全ガイド

禊萩(みそはぎ)は、お盆の盆棚を彩る代表的な盆花であり、「禊(みそぎ)」の花として、ご先祖を清浄にし、餓鬼道に堕ちた霊を救うための儀礼に用いられます。本記事では、禊萩の意味・由来から、お盆における水の子との深い関係、正しい飾り方・水を打つ作法、購入先と価格相場、自家栽培の方法、浄土真宗をはじめとする宗派別の扱い、地域差…

水の子|お米・なすの賽の目・施餓鬼の意味完全解説

水の子(みずのこ)は、お盆の盆棚(精霊棚)に供える伝統的な供物で、洗った生米となすを5mm角の賽の目に切り、ハスの葉や深皿に水を張って盛り付ける素朴な施しです。結論を先に述べると、水の子は「ご先祖様の食事」ではなく、盆の期間に同時にやってくる無縁仏(縁ある人がいない霊)と餓鬼道で苦しむ霊への施し(施餓鬼供養)であり、お…

迎え団子|13日のお供え・地域差完全ガイド

迎え団子(むかえだんご)は、お盆の盆の入り(一般に8月13日/旧暦7月13日/東京など7月13日)にご先祖さまの霊をお迎えするためお供えする団子のことです。結論からいえば、迎え団子は「長旅でお疲れになったご先祖さまをまずは甘いもの(あんこ・きなこ)でねぎらう」という意味を持ち、形・数・呼称は地域によって大きく異なります…

迎え火・送り火|やり方・時間・おがら・マンション対応完全ガイド

迎え火(むかえび)・送り火(おくりび)は、お盆の家庭儀礼の中心となる火の儀礼です。結論として、迎え火は8月13日(または7月13日)の夕方17〜19時頃に玄関先・門口・墓前で「おがら(麻幹)」を焙烙(ほうろく)皿に乗せて焚き、送り火は16日の同じ時間帯に同じ場所で焚いて霊を送り出します。火は古来「霊を導く灯」とされ、迎…

現代お盆事情|マンション・核家族・オンライン参列完全ガイド

現代のお盆は、伝統的な迎え火・送り火・盆棚・精進料理という様式から、マンション暮らしの簡素化、オンライン法要、共働き家庭の時短対応、単身者・遠方家族のリモート参列へと大きく形を変えました。総務省統計局の住宅・土地統計によれば共同住宅居住世帯は約4割を超え、伝統的な「庭で焚く迎え火」は現実的に困難となっています。本記事は…

盆踊り|全国の有名盆踊り・歴史・参加方法完全ガイド

盆踊り(ぼんおどり)は、お盆の夜に先祖の霊を慰め、地域コミュニティの絆を確認するために踊られる日本の伝統的な民俗芸能です。起源は平安時代の念仏踊りに遡り、室町時代の踊念仏を経て、江戸時代に庶民の夏の風物詩として全国に定着しました。代表的なものに徳島・阿波踊り、岐阜・郡上踊り、秋田・西馬音内盆踊り、東京・佃島盆踊り、新潟…

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