「福禄寿の意味や由来」の記事一覧

鶴亀を従える福禄寿

福と禄と寿を授ける神 中国では福禄寿は長頭で背が低い異相の老人に、寿老人は端正な顔だちの仙人のような老人として描かれていた。そのため日本の禅寺でも福禄寿と寿老人は全く別の神様として扱われた。 福禄寿は杖を持って、鶴や亀を […]

福禄寿と寿老人は混同されながらも、別々の神として日本に入ったのはなぜ?

福禄寿の出現 北宋の元祐年間(1086―93)に、老人星の化身とされる一人の老人が都(開封)に現われたと伝えられている。その老人は身長がわずか三尺(90センチメートル)で、体と頭とが同じ大きさであったという。 老人は整っ […]

南極星が現れると天下泰平になるが、現れないと争乱になる

稀に現われる南極星 中国や日本では、カノープス(南極星)はめったに見られない。その星は、限られた時期にだけ地平線の近くに現われるのである。 そのため古代中国では、南極星の出現は、きわめてめでたい出来事と考えられた。紀元前 […]

福禄寿と寿老人は幸運をもたらすもたらす南極星(老人星)の化身

幸福をつかさどる南極星 福禄寿と寿老人は、中国で祭られた道教の神である。道教は御利益のあるさまざまなものを神として祭ったが、福禄寿も寿老人も長寿を授ける神とされた。 南極星、もしくは老人星と呼ばれる星の信仰が、別々に発展 […]