現在、七夕は7月7日になっていますが、西暦が導入されるまでは旧暦を使用して七夕を決定していました。
太陰太陽暦というのをもとづく七夕の日を「伝統的七夕」と読んでいます。
ここでは旧暦で行われていた伝統的七夕について紹介したいと思います。
伝統的七夕
もともとの七夕の行事というのは旧暦の7月7日に行われていました。
これは現在の暦の感覚で言うとまるまる一ヵ月から日にちが違うため、日本国内ではちょうど雨の多い季節「梅雨」の頃に当たってしまいます。
雲がでている日が多くなかなか天の川を見ることができないことからとても貴重な天の川観察になってしまいがちです。
国立天文台などの機関では現在、旧暦による伝統的七夕の日のほうが奇麗に天の川を見ることができることも多い為、天の川の観察を進める日として伝統的七夕をおすすする動きがあるようです。
季節的を表す二十四節気でいくとちょうど処暑の頃にあたります。処暑からの計算で行くと、処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間を含む日から数えて7日目が「伝統的七夕」の日とされています。
伝統的七夕の日にはライトダウンをしよう
国立天文台の後押しも合って、密かにブームになっているのが伝統的七夕の日にはライトダウンのイベントです。
2011年から始まったものでそれから毎年行われています。
この伝統的七夕の日のライトダウンの目的は、都心部等では光害と呼ばれるほど都市部になればなるほど夜間も光にあふれていて、本来見ることのできる星の美しさを見ることができないといったことがおきてます。
2014年には8月2日と3日に実施予定で徐々に広まりを見ています。
このキャンペーンのを推奨しているのが環境省で下記のHPにて参加企業への呼びかけをしています。
⇒ http://funtoshare.env.go.jp/coolearthday/
季節の節目やイベントの時等に主に行われているイベントでCO2の削減を目的としたキャンペーンです。
旧暦の伝統的七夕の日はこのようになっている
年 | 旧七夕(旧7月7日) |
2019年 | 8月7日 |
2020年 | 8月25日 |
2021年 | 8月14日 |
2022年 | 8月4日 |
2023年 | 8月22日 |
2024年 | 8月10日 |
2025年 | 8月29日 |
2026年 | 8月19日 |
2027年 | 8月8日 |
2028年 | 8月26日 |
2029年 | 8月16日 |
2030年 | 8月5日 |
参考にした研究機関やサイトの紹介
参考:自然科学研究機構 国立天文台
⇒ http://www.nao.ac.jp/faq/a0310.html
太陰太陽暦を知りたい人へ
⇒ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1144093821