公開日: 2026年10月3日
小正月(こしょうがつ)は、1月15日を中心とする正月です。1月1日を中心とする大正月(おおしょうがつ)と対になる呼び名として、辞典に載っています。地域の「どんど焼き」の案内に「小正月」と書いてあって、何の日か気になった人に向けたページです。どんど焼きや小豆粥など、この日ならではの行事もあります。
小正月はいつか
デジタル大辞泉〈小学館〉は、小正月を「陰暦の1月15日、またはその前後数日の称」と説明しています(コトバンク掲載、2026-09-27取得)。「陰暦」とは、月の満ち欠けをもとにした昔の暦のことです。
精選版 日本国語大辞典〈小学館〉は「陰暦で、一月一日の大正月に対し、一月一五日の称。また、一月一四日から一六日までをいう」としています(同)。改訂新版 世界大百科事典〈平凡社〉は「1月15日を中心とする新年の行事」、百科事典マイペディア〈平凡社〉は「1月15日を中心にした正月」、山川 日本史小辞典 改訂新版〈山川出版社〉も「1月15日を中心とする正月行事」と書いています(いずれも同)。
辞典によって「15日ちょうど」「14日から16日」と幅の書き方は違いますが、いずれも1月15日を中心とする点で共通します。デジタル大辞泉と精選版は「陰暦」と書き、世界大百科事典・マイペディア・山川日本史小辞典は暦を書いていません。地域の行事案内で「小正月」と出てきたときは、行事の日付を案内で確かめるとよいでしょう。
小正月と大正月の違い
小正月に対して、1月1日を中心とする正月は「大正月」と呼ばれます。辞典には、小正月・大正月それぞれの別の呼び名も載っています。
| 中心の日 | 別の呼び名 | 出所(辞典) | |
|---|---|---|---|
| 大正月 | 1月1日(元日) | 大年 | 百科事典マイペディア〈平凡社〉 |
| 小正月 | 1月15日 | 小年・二番正月・若年(デジタル大辞泉)/望(もち)の正月・女の正月(マイペディア)/モチ正月(山川日本史小辞典) | デジタル大辞泉・百科事典マイペディア・山川日本史小辞典 |
百科事典マイペディア〈平凡社〉は、大正月と小正月の呼び分けについて「暦の知識の普及前は満月の十五夜を年の境とするのがわかりやすかったため」と書いています(コトバンク掲載、2026-09-27取得)。山川 日本史小辞典 改訂新版も、モチ正月という呼び名が「満月の望月(もちづき)からきている」とし、「陰暦を基本とした古い要素を残す」と説明します(同)。マイペディアは満月の十五夜を年の境とした考え方を、山川日本史小辞典はモチ正月という呼び名が満月の望月からきていることを、それぞれ書いています。
小正月の行事
精選版 日本国語大辞典〈小学館〉は、小正月に「繭玉(まゆだま)を飾ったりどんど焼きを行なったりする」と書いています(コトバンク掲載、2026-09-27取得)。デジタル大辞泉は、繭玉を「柳などの枝に繭形にまるめた餅・団子などを数多くつけた、小正月の飾り物。繭の出来を豊かにする予祝という」と説明しています(コトバンク掲載、2026-09-28取得)。
改訂新版 世界大百科事典〈平凡社〉は「15日の朝,粥を食べる習慣は全国に広く,小豆粥にしているところが多い」としています(同)。小豆粥は、小豆を入れて炊いたお粥のことです。同じ辞典は、小正月で「正月行事は終わると考えるのが普通である」とも書いています(同)。つまり、この辞典の説明では、小正月は新年の行事の締めくくりの日として位置づけられています。
どんど焼きは、正月飾りを持ち寄って燃やす行事です。神社ごとの日程は正月飾りの処分と捨て方の記事で確かめられます。
小正月と松の内
関西など、松の内を1月15日までとする地域があります。日本大百科全書〈小学館〉は、松の内について「京都や大阪では15日までである」と書いています(コトバンク掲載、2026-09-27取得)。この15日という日付は、小正月の中心の日と同じです。日本大百科全書は同じ項で、その理由を「小(こ)正月の若木迎えが早く薄れたために、大正月から一連のものと考えたためであろう」と、推測の形で書いています。松の内全体の詳しい期間は松の内はいつまでのページで確かめられます。
小正月 よくある質問
Q1. 小正月とは
1月15日を中心とする正月です。1月1日を中心とする大正月と対になる呼び名として、辞典に載っています。
Q2. 小正月はいつ
辞典によって「1月15日」「1月14日から16日」と幅の書き方は違いますが、いずれも1月15日を中心とする日です。
Q3. 小正月の別名は
辞典には、小年・二番正月・若年(デジタル大辞泉)、望(もち)の正月・女の正月(百科事典マイペディア)、モチ正月(山川日本史小辞典)という別の呼び名が載っています。
Q4. 小正月に食べるものは
改訂新版 世界大百科事典〈平凡社〉によると、1月15日の朝に粥を食べる習慣が全国に広く見られ、小豆粥にしているところが多いとされています。
Q5. 小正月の読み方は
「こしょうがつ」と読みます。
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監修: お正月の行事がわかる|おせち・鏡餅・過ごし方 編集部
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