公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年5月5日
3月下旬(3月21日〜31日)の時候の挨拶は「春分の候」「桜花の候」「お彼岸」が三本柱です。春分(3月20日頃)を過ぎて昼夜が等しくなり、お彼岸(3/17〜23頃)の中日、桜の開花便り、そして年度末(3月31日)と、春の華やぎと年度の締めくくりが交差する旬。「春分」「桜花」「年度末」が下旬の合言葉です。本記事では3月下旬限定の書き出し・結び・お彼岸対応・年度末の例文を深掘りします。3月全般は 3月の時候の挨拶 カテゴリページ、上旬・中旬は 3月上旬・3月中旬 をご覧ください。
3月下旬に使える漢語調表現5選
| 表現 | 読み方 | 使用期間 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| 春分の候 | しゅんぶんのこう | 3月20日〜4月3日頃 | 二十四節気「春分」対応・下旬の主役 |
| 桜花の候 | おうかのこう | 3月下旬〜4月上旬 | 桜の開花を背景にした情緒的表現 |
| 春暖の候 | しゅんだんのこう | 3月下旬 | 春の暖かさを伝える万能表現 |
| 春爛漫の候 | はるらんまんのこう | 3月下旬〜4月上旬 | 春が咲き誇る様子を表す格調ある表現 |
| 春暁の候 | しゅんぎょうのこう | 3月下旬 | 春の明け方の情緒を表す和風表現 |
節気の正確な日付は 国立天文台、表記は 文化庁 をご参照ください。3月の漢語調10選は 3月カテゴリページ、季語は 季語 3月 をどうぞ。
3月下旬の書き出し例文|漢語調・和語調・カジュアル
漢語調の書き出し
- 拝啓 春分の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
- 謹啓 桜花の候、貴社いよいよご隆盛のこととお喜び申し上げます。
- 拝啓 春爛漫の候、お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
和語調の書き出し
- 桜の開花便りが届く頃となりました。お変わりございませんか。
- 春のお彼岸を迎え、ご先祖様への思いを新たにする頃となりました。
- 本年度も終わりを迎え、新年度に向けてご多忙のことと拝察いたします。
カジュアル
- 桜が咲き始めましたね。お花見の予定はもう決まりましたか。
- もうすぐ年度末。今年度もお疲れさまでした。
- 春のお彼岸、お墓参りに行かれましたか。
3月下旬の結びの言葉
| シーン | 結び例 |
|---|---|
| 取引先 | 本年度のご厚情、心より御礼申し上げます。新年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。 敬具 |
| 上司 | 新年度もご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。 敬具 |
| 家族・親戚 | 春爛漫の折、お元気でお過ごしください。 |
| 友人 | お花見の季節、また会えるのを楽しみにしているよ。 |
| お彼岸の結び | ご先祖様への感謝と共に、ご家族皆様のご健勝をお祈り申し上げます。 |
3月下旬のビジネスメール|年度末締め・新年度準備
3月下旬のビジネスメールは「年度末(3/31)の業務締め」「本年度のお礼」「新年度の業務開始予告」が主要シーンです。本格的なビジネスメール集は 3月ビジネス時候の挨拶 をご活用ください。
本文例(取引先・年度末締めご挨拶)
件名:本年度のお礼と新年度のご挨拶
拝啓 春分の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。本年度も格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。お陰様で◯◯のプロジェクトも無事達成することができ、心より感謝申し上げます。新年度(4月1日)からも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 敬具
3月下旬の手紙・はがきに使える季節の言葉
年度末挨拶、新年度ご挨拶の予告、お彼岸の手紙、桜の開花便り、卒業式・修了式のお礼などが3月下旬の主要シーンです。「桜が満開の頃」「お彼岸の中日」「春の陽射しが眩しい」「新生活への期待」「年度末の達成感」「春爛漫の華やぎ」など、春の華やぎと年度の締めくくりが共存する独特の情景です。
編集部 取材ノート|3月下旬の手紙文化
春のお彼岸(3/17〜23頃)の手紙作法
編集部の見立てでは、春のお彼岸期間中の手紙は「秋分の候」よろしく、ご先祖様への感謝とご家族の健勝を結びに込めるのが慣例。「お彼岸を迎え、ご先祖様への思いを新たにする頃」のような書き出しは、お彼岸期間限定の格調ある表現です。
桜の開花便りの全国差
編集部相談データでは、3月下旬は九州〜関東で桜の満開、東北・北海道はまだという地域差が顕著。「桜花の候」を北海道宛に使うのは時期早すぎるリスクがあり、相手の地域の開花状況確認が編集部の推奨です。
年度末(3月31日)の業務締めメール
編集部の見立てでは、3月31日は「本年度のお礼」と「新年度のご挨拶」を一通で送る独自の業務シーン。「本年度はありがとうございました。新年度もよろしくお願いします」が定型です。文章の格調は 文化庁 の指針も参考になります。
3月下旬 ここだけの3つの特徴
① 春分・お彼岸・桜・年度末の4要素が集中
3月下旬は春分・お彼岸・桜の開花・年度末という4つの大きな話題が集中する珍しい旬。手紙の話題に困らない月の締めくくりです。
② 「春爛漫」「桜花」が解禁される旬
「桜花の候」「春爛漫の候」は3月下旬から4月上旬に使える格調ある表現。春の華やぎを最も伝えられる旬です。
③ 年度末の業務締めという独自シーン
3月31日の年度末は「本年度のお礼」と「新年度予告」を一通でまとめる独自のビジネスシーン。年間でこのフォーマットは3月下旬限定です。
3月下旬の時候の挨拶 よくある質問
Q1. 「春分の候」はいつから使えますか?
春分(毎年3月20日頃、年により変動)から4月3日頃(清明前日)まで使えます。国立天文台 でご確認ください。
Q2. 春のお彼岸の手紙の書き出しは?
「拝啓 春分の候、お彼岸を迎えご先祖様への思いを新たにする頃となりました」が定番。お彼岸期間(3/17〜23頃)限定の格調ある書き出しです。
Q3. 「桜花の候」を北海道宛に使えますか?
北海道は桜の開花が4月下旬〜5月のため、3月下旬の「桜花の候」は時期早すぎ。「春分の候」「春暖の候」を選ぶのが安全策です。
Q4. 年度末(3/31)の取引先メールで気をつけることは?
「本年度のお礼」と「新年度のご挨拶」を必ず両方含めること。一年の関係を締めくくり、次年度につなげるのが3月末メールの本質です。
Q5. 卒業式・修了式のお礼状はどう書く?
「拝啓 春分の候、先日は◯◯のご卒業(修了)にあたり、◯◯のお祝いをいただき誠にありがとうございました」が定型。お祝いへのお礼を伝える文面です。
3月の他の旬は 3月上旬・3月中旬、ビジネス特化は 3月ビジネス、季語は 季語 3月、4月への橋渡しは 4月上旬 をご覧ください。
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最終更新:2026年5月5日
監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部
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