12月上旬(1〜10日)の時候の挨拶|大雪・歳末の書き出し例文と結びの言葉・手紙の書き方

公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年5月5日

12月上旬(12月1日〜10日)の時候の挨拶は「師走の候」「初冬の候」「大雪の候」が三本柱です。師走に入り年末モード突入、大雪(12月7日頃)の節気を境に「初冬」から「冬本番」へ表現が切り替わります。お歳暮の発送、年末挨拶の準備、忘年会案内など12月上旬特有のシーンに使える書き出し・結び・ビジネスメール例文を深掘りします。12月全般は 12月の時候の挨拶 カテゴリページ、中下旬は 12月中旬12月下旬 をご覧ください。

12月上旬に使える漢語調表現5選

表現 読み方 使用期間 使いどころ
師走の候 しわすのこう 12月全般(特に上旬) 12月の異称を活かした万能表現
初冬の候 しょとうのこう 12月上旬(〜大雪前) 11月から続く冬の入り口の表現
大雪の候 たいせつのこう 12月7日〜21日頃 二十四節気「大雪」対応・改まった手紙
霜寒の候 そうかんのこう 12月上旬 霜が降りるほどの寒さを表す
寒冷の候 かんれいのこう 12月上旬〜中旬 寒さを直接表現する万能語

節気の正確な日付は 国立天文台「二十四節気とは」、表記は 文化庁「国語施策・日本語教育」 をご参照ください。12月の漢語調10選は 12月カテゴリページ、季語は 季語 12月 をどうぞ。

12月上旬の書き出し例文|漢語調・和語調・カジュアル

漢語調の書き出し

  1. 拝啓 師走の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 謹啓 初冬の候、貴社いよいよご隆盛のこととお喜び申し上げます。
  3. 拝啓 大雪の候、本年も残すところわずかとなりました。

和語調の書き出し

  1. 師走に入り、何かと慌ただしい毎日となりました。お変わりございませんか。
  2. 朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってまいりました。お元気でお過ごしのことと存じます。
  3. 本年も残すところあとわずか、何かとご多忙のことと拝察いたします。

カジュアル

  1. もう12月、早いですね。今年も残りわずかですね。
  2. 師走で忙しくなってきましたね。お元気ですか。
  3. そろそろお歳暮の準備の時期ですね。

12月上旬の結びの言葉

シーン 結び例
取引先・改まった手紙 本年中のご厚情に厚く御礼申し上げます。 敬具
上司 年末ご多忙の折、ご自愛のほど切にお祈り申し上げます。 敬具
家族・親戚 寒さ厳しい折、お身体にはくれぐれもお気をつけください。
友人・カジュアル 年末忙しいだろうけど、体調に気をつけてね。
お歳暮送付の結び 本年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

12月上旬のビジネスメール|お歳暮・年末挨拶準備

12月上旬のビジネスメールは「お歳暮の発送通知」「年末挨拶の事前案内」「忘年会の調整」が三大シーンです。本格的なビジネスメール件名集・取引先別テンプレは 12月ビジネス時候の挨拶 に集約しています。

件名例 用途
【師走のご挨拶】◯◯のお知らせ 取引先・年末挨拶兼業務連絡
お歳暮ご送付のご案内 お歳暮発送通知
年末年始休業のお知らせ 取引先・休業期間連絡

本文例(取引先・お歳暮送付)

件名:お歳暮ご送付のご案内
拝啓 師走の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。本年も格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。つきましては、ささやかではございますがお歳暮の品を別便にてお送り申し上げました。何卒ご笑納くださいませ。年末ご多忙の折、ご自愛のほどお祈り申し上げます。 敬具

12月上旬の手紙・はがきに使える季節の言葉

お歳暮、年末挨拶の事前連絡、お年賀状の準備依頼、忘年会の招待状などが12月上旬の主要シーンです。「冷たい木枯らしの音」「初雪の便り」「師走の街の華やぎ」「お歳暮の紅白のし」「年末の忙しい雑踏」「クリスマスの灯り」など、年末ならではの情景が映えます。

編集部 取材ノート|12月上旬の手紙文化

お歳暮の発送タイミング

編集部の見立てでは、お歳暮は12月初旬〜中旬(10〜20日頃)の発送が理想。12月上旬は「お歳暮の品を別便にて」というフレーズが頻出する時期です。読者の方からは「12月初旬にお歳暮を送るのは早すぎないか」という相談が毎年。結論として12月10日前後が最適期です。

「師走」という言葉の重み

編集部の見立てでは、12月の異称「師走」は時候の挨拶の中でも特別な響きを持つ言葉。「師走の候」と書くだけで、相手に「年末の忙しさを共有している」という共感が伝わります。1月の「正月」、8月の「お盆」と並ぶ年中行事的な月名語の代表格です。

大雪(12月7日頃)の節気と表現の切り替え

大雪は二十四節気の節目で、12月上旬の表現を「初冬」から「冬本番」に切り替えるターニングポイント。12月6日までは「初冬の候」、12月7日以降は「大雪の候」「寒冷の候」へ移行するのが編集部の推奨です。文章の格調は 文化庁「国語施策・日本語教育」 の指針も参考になります。

12月上旬 ここだけの3つの特徴

① 「師走」という独自語が解禁される月の入り口

12月1日から「師走の候」が解禁されます。11月中は使えなかったこの言葉が、12月上旬から年末まで使い倒せるようになります。

② お歳暮シーズンの最盛期

12月上旬はお歳暮の発送ピーク。お歳暮送付のお知らせメール・手紙が集中する、年間でも特殊な手紙シーンです。

③ 大雪を境に「初冬」から「冬本番」へ

12月7日の大雪を境に、表現が「初冬」から「冬本番」「寒冷」へ切り替わる繊細な転換期です。

12月上旬の時候の挨拶 よくある質問

Q1. 「師走の候」はいつから使えますか?

12月1日から12月末まで使えます。12月の異称「師走」を活かした万能表現で、上旬から下旬までフォーマル度を問わず使えるのが利点です。

Q2. お歳暮の送付状の書き出しは?

「拝啓 師走の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。本年も格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました」が定番。最後に「お歳暮の品を別便にてお送り申し上げました」で締めます。

Q3. 「大雪の候」は12月上旬で使えますか?

大雪(12月7日頃、年により変動)から使えます。12月7日以降の上旬後半(7〜10日)は「大雪の候」が最適。正確な日付は 国立天文台 の暦表でご確認ください。

Q4. 12月上旬のビジネスメールで気をつけることは?

お歳暮の発送通知、年末挨拶の事前案内、忘年会調整など、年末特有のシーンが集中します。件名に「師走」「お歳暮」「年末」を入れると効果的。詳細は 12月ビジネス時候の挨拶 をご活用ください。

Q5. 12月上旬と中旬の使い分けは?

12月上旬は「師走」「初冬」「大雪」が中心。中旬以降は「年末」「歳末」「冬至」(12月22日頃)の表現が増えます。詳細は 12月中旬 をご覧ください。

12月の他の旬は 12月中旬12月下旬、ビジネス特化は 12月ビジネス、季語は 季語 12月、翌月の年始挨拶は 1月上旬 をご覧ください。

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最終更新:2026年5月4日

監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部

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