時候の挨拶 5月下旬|麦秋・小満・向暑の書き出し例文と結びの言葉・手紙の書き方

公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年5月5日

5月下旬(5月21日〜31日)の時候の挨拶は「麦秋の候」「小満の候」「向暑」が三本柱です。小満(5月21日頃)を迎え、麦の穂が黄金色に実る麦秋、初夏の本格化、6月の梅雨入りへの橋渡し期。「青葉」「初夏」から「麦秋」「向暑」「梅雨間近」へ表現が初夏深まりへ切り替わります。本記事では5月下旬限定の書き出し・結び・6月への橋渡しの例文を深掘りします。5月全般は 5月の時候の挨拶 カテゴリページ、上旬・中旬は 5月上旬5月中旬 をご覧ください。

5月下旬に使える漢語調表現5選

表現 読み方 使用期間 使いどころ
小満の候 しょうまんのこう 5月21日〜6月5日頃 二十四節気「小満」対応・下旬の主役
麦秋の候 ばくしゅうのこう 5月下旬 麦の穂が実る情緒的な格調表現
向暑の候 こうしょのこう 5月下旬〜6月上旬 暑さに向かう時期の万能表現
梅雨間近の候 つゆまぢかのこう 5月下旬 梅雨入り直前の和風表現
初夏の候 しょかのこう 5月下旬 下旬でも引き続き使える

節気の正確な日付は 国立天文台、表記は 文化庁 をご参照ください。5月の漢語調10選は 5月カテゴリページ、季語は 季語 5月 をどうぞ。

5月下旬の書き出し例文|漢語調・和語調・カジュアル

漢語調の書き出し

  1. 拝啓 小満の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 謹啓 麦秋の候、貴社いよいよご隆盛のこととお喜び申し上げます。
  3. 拝啓 向暑の候、お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

和語調の書き出し

  1. 麦の穂が黄金色に実る頃となりました。お変わりございませんか。
  2. もうすぐ梅雨入りの頃、皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
  3. 夏の足音が聞こえてくる頃、お健やかにお過ごしのことと存じます。

カジュアル

  1. もうすぐ6月、梅雨入りですね。
  2. 初夏らしい爽やかな日が続いていますね。
  3. そろそろ夏の準備の時期ですね。

5月下旬の結びの言葉

シーン 結び例
取引先 梅雨入り間近の折、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 敬具
上司 向暑の折、ご自愛のほど切にお祈り申し上げます。 敬具
家族・親戚 梅雨を控え、お身体には十分にお気をつけください。
友人 梅雨入り前のいい季節、お互い楽しもうね。
6月への橋渡し 本月もご厚情いただき、来月(6月)もどうぞよろしくお願い申し上げます。

5月下旬のビジネスメール|上半期締め・梅雨入り前

5月下旬のビジネスメールは「上半期業務締めの予告」「梅雨入り前の業務調整」「夏の業務本格化」が主要シーンです。本格的なビジネスメール集は 5月ビジネス時候の挨拶 をご活用ください。

本文例(取引先・梅雨入り前業務調整)

件名:【小満の候】6月の業務スケジュールについて
拝啓 小満の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。さて、来月(6月)の業務スケジュールについて、別添の通りご案内申し上げます。梅雨入り間近の折、ご自愛のほどお祈り申し上げます。 敬具

5月下旬の手紙・はがきに使える季節の言葉

6月への橋渡し、梅雨入り前のご挨拶、上半期業務締めの予告などが5月下旬の主要シーンです。「麦秋の黄金の波」「梅雨間近の空模様」「初夏の終わりの爽やかさ」「向暑の予兆」「あじさいのつぼみ」「五月雨の予感」など、初夏から梅雨への移ろいが映えます。

編集部 取材ノート|5月下旬の手紙文化

麦秋という独自の和語調モチーフ

編集部の見立てでは、麦秋(麦の穂が黄金色に実る5月下旬)は他月にない5月下旬限定のモチーフ。「麦の穂が黄金色に実る頃」と書き出すだけで、季節感が伝わる和語調の代表表現です。

「向暑」の解禁時期

編集部相談データでは、「向暑の候」は5月下旬から使える解禁表現。立夏・初夏から一段進んだ「暑さに向かう」表現として、6月への橋渡しに活躍します。

梅雨入り前の業務調整

編集部の見立てでは、5月下旬は梅雨入り前の業務調整メールが集中。「梅雨入り間近」「来月の業務スケジュール」というフレーズが頻出する独自シーン。文章の格調は 文化庁 の指針も参考になります。

5月下旬 ここだけの3つの特徴

① 麦秋という5月下旬限定のモチーフ

麦秋(麦の穂が黄金色に実る頃)は5月下旬の独自表現。他月では使えない情緒的な和語調です。

② 「向暑」が解禁される

5月下旬は「向暑の候」が解禁。暑さへの移ろいを格調高く伝える表現として、6月へ受け継がれます。

③ 梅雨入り前の橋渡し期

5月下旬は梅雨入り(6月上旬)への橋渡し期。「梅雨間近」「来月(6月)」というフレーズが手紙の独自モチーフです。

5月下旬の時候の挨拶 よくある質問

Q1. 「小満の候」はいつから使えますか?

小満(毎年5月21日頃、年により変動)から6月5日頃(芒種前日)まで使えます。国立天文台 の暦表でご確認ください。

Q2. 「麦秋の候」と「向暑の候」の使い分けは?

「麦秋の候」は麦の穂が実る情緒的表現、「向暑の候」は暑さへの移ろいを表す格調表現。情緒を込めるなら「麦秋」、フォーマルなら「向暑」が適切です。

Q3. 5月下旬で「立夏の候」は使える?

5月20日(小満前日)までは「立夏の候」が使えますが、21日以降は「小満の候」「向暑の候」へ切り替えるのがマナーです。

Q4. 6月への橋渡し文の書き方は?

「来月(6月)もどうぞよろしくお願い申し上げます」「梅雨入り間近の折、ご自愛のほど」のように、6月の梅雨を意識した結びが下旬らしい表現です。

Q5. 「梅雨間近の候」は適切な漢語調ですか?

正式な漢語調10選には含まれませんが、和風な表現として「梅雨間近の折」が使えます。和歌的な情緒を求めるなら好適です。

5月の他の旬は 5月上旬5月中旬、ビジネスは 5月ビジネス、完全ガイドは 5月完全ガイド、6月への橋渡しは 6月上旬、季語は 季語 5月 をご覧ください。

本ページは kyosei-tairyu.jp 編集部 が制作・更新しています。詳しい執筆方針は 編集ポリシー・更新ポリシー をご覧ください。

最終更新:2026年5月5日

監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部

日本の伝統行事・季節の風習に関する情報を、文化庁・神社本庁・各宗派公式資料等の信頼できる情報源に基づき、正確な情報をお届けしています。 編集部について