公開日: 2026年4月5日
6月・梅雨の時候の挨拶の基本
6月は梅雨の季節であり、手紙や挨拶文では「長雨」「霖雨(りんう)」「梅雨」「紫陽花」「衣替え」などの語句がよく使われます。6月上旬は春から夏への移り変わりを表す「入梅(にゅうばい)」、中旬以降は梅雨の盛りを示す表現、下旬は夏至や梅雨明けを見越した言葉が使いやすい時期です。受け取る相手が雨の多い6月を少し明るい気持ちで過ごせるような言葉選びを意識すると良いでしょう。
ビジネス用6月の書き出し例文
ビジネスの手紙・メールには漢語調の格式ある表現を選ぶのが基本です。「梅雨の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」「向暑の候、時下ますますご発展のこととお喜び申し上げます」「入梅の候、皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます」などが6月のビジネス文書で広く使われる定番表現です。「向暑(こうしょ)の候」は本格的な夏が近づく感覚を表し、梅雨が続く中でも前向きな印象を与えます。
| 時期 | ビジネス書き出し例文 |
|---|---|
| 6月上旬 | 入梅の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます |
| 6月上旬 | 梅雨の候、皆様におかれましてはご健勝のこととお喜び申し上げます |
| 6月中旬 | 霖雨の候、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます |
| 6月中旬 | 向暑の候、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます |
| 6月下旬 | 夏至の候、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます |
| 6月下旬 | 長雨の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます |
やわらかい表現の書き出し(6月・梅雨)
友人・知人への手紙や少しくだけた文書には、口語調のやわらかい書き出しが好まれます。梅雨の季節は天気の話題が自然に出やすく、「雨が続く毎日ですが、お元気でしょうか」「紫陽花が雨に映える季節になりました」のように、雨や花の情景を取り入れた書き出しが読む人の共感を呼びます。梅雨のジメジメした印象をやわらげる表現を意識すると、受け取った相手もほっとした気持ちになります。
| 時期 | やわらかい書き出し例文 |
|---|---|
| 6月上旬 | 梅雨入りの知らせとともに、雨の日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。 |
| 6月上旬 | 紫陽花の花が色鮮やかに咲き始める季節となりました。お元気でしょうか。 |
| 6月中旬 | 雨の日が続く梅雨の季節ですが、体調など崩されていませんでしょうか。 |
| 6月中旬 | 長雨の毎日、ご自愛くださいと思いながらペンをとりました。 |
| 6月下旬 | 夏至も過ぎ、梅雨明けが待ち遠しい季節になってまいりました。 |
| 6月下旬 | 蒸し暑い日が続いておりますが、お体の具合はいかがでしょうか。 |
6月・梅雨の手紙の結び言葉
6月の手紙の結び言葉は、相手の健康を気遣う言葉が特に喜ばれます。「梅雨冷えの折、お体には十分ご留意くださいませ」「ジメジメとした季節柄、どうかご自愛ください」「梅雨明けを心待ちにしながら、皆様のご健康をお祈り申し上げます」「蒸し暑い毎日が続きますが、どうかお体に気をつけてお過ごしください」などが自然で温かい印象を与える結び表現です。
よくある質問
「6月はどんな時候の挨拶を使えばよい?」については、6月全般を通じて使いやすい「梅雨の候」か「向暑の候」を基本とし、上旬は「入梅の候」、下旬は「夏至の候」「長雨の候」を使い分けるのがおすすめです。「梅雨と関係ない地域(北海道など)はどうする?」については、梅雨の影響が少ない地域でも「向暑の候」「青葉の候」のように季節感を表す別の表現が使えます。相手の地域の気候に合わせた配慮があると丁寧さが伝わります。
監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部
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