公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年5月5日
1月中旬(1月11日〜20日)の時候の挨拶は「厳冬の候」「寒中の候」「成人の日」が三本柱です。松の内が完全に明け、寒中見舞いの本番期、成人の日(第2月曜)の祝賀シーンが集中する時期。「新春の候」はもう使えず、「厳冬の候」「寒中見舞い申し上げます」へ完全移行します。本記事では1月中旬限定の書き出し・結び・成人の日対応の例文を深掘りします。1月全般は 1月の時候の挨拶 カテゴリページ、上旬・下旬は 1月上旬・1月下旬 をご覧ください。
1月中旬に使える漢語調表現5選
1月中旬は「松の内明け」「寒中」「成人の日」「厳冬」が表現の核です。下記5表現で中旬の使い分けが完結します。二十四節気の正確な日付は 国立天文台「二十四節気とは」、表記は 文化庁「国語施策・日本語教育」 をご参照ください。
| 表現 | 読み方 | 使用期間 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| 厳冬の候 | げんとうのこう | 1月中旬〜下旬 | 厳しい寒さの中旬の万能表現 |
| 寒中の候 | かんちゅうのこう | 1月8日〜2月3日頃 | 寒中見舞い期間の標準表現 |
| 大寒の候 | だいかんのこう | 1月20日〜2月3日頃 | 1月20日以降に切り替えて使用 |
| 酷寒の候 | こっかんのこう | 1月中旬〜下旬 | 厳寒・酷寒など寒さを強調 |
| 寒風の候 | かんぷうのこう | 1月中旬 | 冷たい風が吹く頃の和風な表現 |
1月の漢語調10選は 1月カテゴリページ、季語そのものは 季語 1月 をどうぞ。
1月中旬の書き出し例文|漢語調・和語調・カジュアル
漢語調の書き出し
- 拝啓 厳冬の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
- 謹啓 寒中の候、貴社いよいよご隆盛のこととお喜び申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
- 拝啓 酷寒の候、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
和語調の書き出し
- 松の内も明け、寒さがいよいよ本格化してまいりました。お変わりございませんか。
- 朝晩の冷え込みが厳しい毎日ですが、お元気でお過ごしのことと存じます。
- 成人の日のお祝いの頃、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
カジュアル
- 松の内も終わって、本格的に冬って感じだね。
- 寒さが厳しくなってきましたね。風邪などひいてないですか。
- もうすぐ成人の日ですね。お子さん(お孫さん)のお祝いはどうされますか。
1月中旬の結びの言葉
| シーン | 結び例 |
|---|---|
| 取引先・改まった手紙 | 厳寒の折、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。 敬具 |
| 上司 | 寒さ厳しき折、ご自愛のほど切にお祈り申し上げます。 敬具 |
| 家族・親戚 | 本格的な寒さの折、お身体にはくれぐれもお気をつけください。 |
| 友人・カジュアル | 寒い日が続くから、お互い体調に気をつけようね。 |
| 成人の日のお祝い | お子様のご成人を心よりお慶び申し上げます。 |
1月中旬のビジネスメール|成人の日・新年業務本格化
1月中旬は新年業務が本格再開し、成人の日連休(第2月曜)を挟みます。連休前の業務調整連絡や、寒中見舞いを兼ねたメールが集中。本格的なビジネスメール文例(取引先別・社内・上司宛)は 1月ビジネス時候の挨拶 に集約しています。
| 件名例 | 用途 |
|---|---|
| 【寒中お見舞い】◯◯のお知らせ(株式会社◯◯) | 取引先・寒中見舞い兼業務連絡 |
| 成人の日連休前の業務調整について | 取引先・連休前のスケジュール確認 |
| 【厳寒の候】◯◯のご連絡 | 取引先・改まった依頼メール |
本文例(取引先・寒中見舞い兼業務連絡)
件名:【寒中お見舞い】◯◯のお知らせ
拝啓 寒中の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。寒中お見舞い申し上げます。さて、◯◯の件につきまして、別添の通りご報告申し上げます。厳寒の折、ご自愛のほどお祈り申し上げます。 敬具
1月中旬の手紙・はがきに使える季節の言葉
寒中見舞い、成人の日のお祝い、新年遅れの挨拶状などが1月中旬の主要シーンです。「凍てつく朝の白い息」「軒先の氷柱」「成人の日の晴れ着」「七草粥が遠ざかる頃」「寒椿の鮮やかな赤」「寒鴉の声」「初場所の太鼓」など、寒さと祝賀の二つのモチーフが共存します。
編集部 取材ノート|1月中旬の手紙文化
成人の日(第2月曜)の挨拶状という独自ジャンル
編集部の見立てでは、成人の日のお祝い手紙は1月中旬限定の独自ジャンルです。「お子様(お孫様)のご成人を心よりお慶び申し上げます」「立派なご成人を迎えられ、誠におめでとうございます」のような書き出しが定番。読者の方からは「祖父母から孫への成人祝いの書き出し」相談が毎年集中します。
寒中見舞いの本番期
1月中旬は寒中見舞いの本番期です。年賀状を出しそびれた相手、喪中で年賀状を控えた相手、年賀状の返信を兼ねるシーンが集中。「寒中お見舞い申し上げます」を冒頭に置き、年賀状とは違う落ち着いた書き出しが正解です。
「新春」表現は使わない
1月中旬では「新春の候」はもう使いません。編集部相談データでは、毎年「1月15日に新春の候を使ってよいか」という相談が寄せられますが、答えは「不可」。松の内(1月7日/関西は1月15日)を過ぎたら「厳冬の候」「寒中の候」へ移行が原則です。
1月中旬 ここだけの3つの特徴
① 成人の日が時候の挨拶のテーマになる唯一の月
成人の日(第2月曜)は、編集部の見立てでは1月中旬限定の年中行事。家族・親戚・地域の年長者から贈る成人祝いの手紙シーンとして、他の月にはない独自の手紙文化を形成しています。
② 寒中見舞いの本番期
1月中旬は寒中見舞いが最も多く出される時期。年賀状を出さなかった相手、喪中、出し損ねた人への寒中見舞いがピークを迎えます。
③ 新年と寒の最盛期が同居
新年気分が残りつつ、本格的な寒の入り(厳冬)に入る独特のフェーズ。「松の内も明け、いよいよ寒さが…」という導入が中旬らしい繊細な表現です。
1月中旬の時候の挨拶 よくある質問
Q1. 1月中旬で「新春の候」は使えますか?
松の内(1月7日/関西1月15日)を過ぎたら「新春の候」は使いません。「厳冬の候」「寒中の候」へ切り替えるのがマナーです。
Q2. 寒中見舞いの書き出しは?
「寒中お見舞い申し上げます」が冒頭の定型。続けて「松の内も明け、寒さが本格化してまいりました」のような時候の言葉を添えると格調が増します。期間は立春前日(2月3日頃)まで。
Q3. 成人の日のお祝い手紙の書き出しは?
「拝啓 厳冬の候、お子様(お孫様)のご成人を心よりお慶び申し上げます」が定番。和語調なら「成人の日のお祝いを申し上げます」と直接的に伝えるのも好まれます。
Q4. 「厳冬の候」と「寒中の候」の違いは?
「厳冬の候」は寒さの厳しさを強調する表現、「寒中の候」は寒中見舞い期間(小寒〜立春前日)に使う期間の表現。フォーマル度はほぼ同等ですが、寒中見舞いに特化するなら「寒中の候」、汎用なら「厳冬の候」が適切です。
Q5. 「大寒の候」は1月中旬で使えますか?
「大寒の候」は1月20日(大寒)以降に切り替えて使うのが原則です。1月中旬の前半(11〜19日)は「厳冬の候」「寒中の候」、20日以降の下旬境界では「大寒の候」が適切。詳細は 1月下旬 をご覧ください。
1月の他の旬は 1月上旬・1月下旬、ビジネス特化は 1月ビジネス、季語は 季語 1月 をご覧ください。
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最終更新:2026年5月4日
監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部
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