公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年4月8日
7月は一年でもっとも暑さが本格化する季節です。7月7日ごろの「小暑(しょうしょ)」から7月23日ごろの「大暑(たいしょ)」にかけて気温は最高潮を迎え、ビジネス文書・手紙・暑中見舞いなど、さまざまな場面で季節に合った挨拶が求められます。本記事では、7月の時候の挨拶を上旬・中旬・下旬・ビジネス別に詳しく解説します。漢語調8選テーブルと例文11パターンを一覧でまとめましたので、すぐに使える表現として活用してください。
7月の時候の挨拶とは|季節背景と使い方の基本
7月は一年でもっとも暑さが厳しくなる季節です。7月7日ごろの「小暑(しょうしょ)」を皮切りに、7月23日ごろの「大暑(たいしょ)」にかけて気温は最高潮を迎えます。この時期の時候の挨拶は、相手への気遣いと季節感を同時に伝えることが求められます。「盛夏の候」「炎暑の候」といった漢語調の表現から、「梅雨が明け、夏本番を迎えました」といった和語調まで、シーンに応じて使い分けることが大切です。小暑から立秋前日(8月6日ごろ)までは「暑中見舞い」を出せる時期でもあり、ビジネスでも暑中見舞い状として活用できます。
時候の挨拶とは、手紙やビジネス文書の書き出しに添える季節の言葉です。7月は「夏の盛り」を表す言葉が多く、相手の健康を気遣う表現と組み合わせることで、思いやりのある文章になります。漢語調(盛夏の候・炎暑の候など)は格式ある場面に、和語調(梅雨が明け〜・連日の暑さが〜など)はやや柔らかい場面に適しています。
7月は二十四節気でいう「小暑」(7月7日ごろ)と「大暑」(7月23日ごろ)が含まれ、これらの節気名を使った挨拶は特に格調があります。また、小暑から立秋前日(8月6日ごろ)までは「暑中見舞い」の時期にあたり、暑中見舞い状・暑中見舞いメールを送る習慣があります。
なお、七夕(7月7日)は日本の伝統的な行事であり、手紙の話題として「七夕の夜空を仰ぎながら」といった一文を添えると情緒豊かな印象を与えます。季節感と相手への配慮を両立させた挨拶文を心がけましょう。
7月の漢語調8選|格式ある時候の挨拶一覧
7月上旬(1日〜10日ごろ)は、梅雨の終盤から梅雨明けにかけての時期です。「小暑の候」「梅雨明けの候」などが適した表現です。梅雨が明けた地域では一気に気温が上昇し、夏らしい日差しが戻ってきます。7月7日は「七夕(たなばた)」でもあり、手紙やメールの書き出しに七夕の話題を盛り込むのも粋な表現です。ビジネス文書では「時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます」と組み合わせることで格式のある挨拶文になります。梅雨明け前の蒸し暑さへの気遣いを添えることで、相手への思いやりも伝わります。
漢語調の時候の挨拶は、主にビジネス文書や改まった手紙で使われます。以下の8選は7月の各時期に対応しており、使用場面に応じて選んでください。
| 表現 | 読み方 | 意味・由来 | 使用時期 | 適した文書 |
|---|---|---|---|---|
| 盛夏の候 | せいかのこう | 夏の盛り、もっとも暑い時期であることを表す | 7月全般 | ビジネス文書・改まった手紙 |
| 炎暑の候 | えんしょのこう | 炎のような激しい暑さが続く時期を表す | 7月中旬〜下旬 | ビジネス文書・改まった手紙 |
| 酷暑の候 | こくしょのこう | 非常に激しく厳しい暑さの時期を表す | 7月中旬〜下旬 | ビジネス文書・改まった手紙 |
| 大暑の候 | たいしょのこう | 二十四節気「大暑」(7月23日ごろ)を表す | 7月下旬 | ビジネス文書・格式ある手紙 |
| 小暑の候 | しょうしょのこう | 二十四節気「小暑」(7月7日ごろ)、暑さが増す頃 | 7月上旬 | ビジネス文書・手紙 |
| 猛暑の候 | もうしょのこう | 猛烈な暑さが続く時期を表す | 7月下旬〜8月上旬 | ビジネス文書・暑中見舞い |
| 暑中の候 | しょちゅうのこう | 暑中見舞いの時期(小暑〜立秋前日)を表す | 7月上旬〜8月初旬 | 暑中見舞い・ビジネス文書 |
| 梅雨明けの候 | つゆあけのこう | 梅雨が明けて本格的な夏が始まった時期を表す | 7月上旬〜中旬 | 手紙・メール・軽い文書 |
漢語調の挨拶文は「○○の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」という形が基本です。「候(こう)」は「〜の季節です」という意味で、改まった文体に欠かせない表現です。時期に合った語を選ぶことで、相手に季節感と誠実さを同時に伝えることができます。
参考:国立天文台:二十四節気とは/文化庁:国語施策・日本語教育
7月の例文11パターン|上旬・中旬・下旬・ビジネス対応
7月中旬(11日〜20日ごろ)は、本格的な夏の暑さが到来する時期です。「炎暑の候」「酷暑の候」「盛夏の候」などが代表的な表現で、ビジネス文書・改まった手紙ともに広く使われます。お中元の時期とも重なるため、お礼や挨拶の文書を書く機会も多くなります。この時期は熱中症への注意も高まりますので、「くれぐれもご自愛くださいませ」「お体にはご留意ください」などの結びの言葉を添えると相手への配慮が伝わります。ビジネスメールでは件名に「暑中お見舞い」を入れることで季節感を演出できます。
7月の時候の挨拶例文を漢語調5・和語調3・カジュアル3の計11パターンで一覧にまとめました。シーンや相手との関係性に合わせてお使いください。
| 種別 | パターン | 例文(全文) |
|---|---|---|
| 漢語調① | 盛夏+清栄 | 盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 |
| 漢語調② | 炎暑+健勝 | 炎暑の候、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。 |
| 漢語調③ | 酷暑+お世話 | 酷暑の候、平素よりお世話になっておりますこと、厚く御礼申し上げます。 |
| 漢語調④ | 大暑+ご発展 | 大暑の候、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 |
| 漢語調⑤ | 小暑+清祥 | 小暑の候、時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 |
| 和語調① | 厳しい暑さ | 連日の厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 |
| 和語調② | 梅雨明け | 梅雨が明け、本格的な夏の到来を感じる季節となりました。 |
| 和語調③ | 夏の日差し | 青空のもと、夏の日差しがまぶしい頃となりました。いかがお過ごしでしょうか。 |
| カジュアル① | 暑い日々 | 毎日暑い日が続いていますが、お元気でしょうか。 |
| カジュアル② | 夏本番 | いよいよ夏本番ですね。体調を崩されていないでしょうか。 |
| カジュアル③ | 暑さ全開 | 夏の暑さが本格的になってきましたが、いかがお過ごしですか。 |
漢語調は取引先・上司・目上の方への文書に適しています。和語調は社外の方でも親しみのある相手への手紙に、カジュアルは友人・知人へのメッセージに活用できます。シーン別の詳細は各ページも参照してください。
7月のビジネス挨拶・暑中見舞い活用法
7月下旬(21日〜31日ごろ)は「大暑(たいしょ)」を中心に、一年でもっとも気温が高くなる時期です。「大暑の候」「猛暑の候」「酷暑の候」などが多用されます。ちょうど暑中見舞いの最盛期でもあり、取引先や親しい方への暑中見舞い状・暑中見舞いメールを送る習慣があります。「猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか」という和語調の書き出しも温かみがあって好まれます。立秋(8月7日ごろ)以降は「残暑見舞い」に切り替えるのがマナーですので、時期のタイミングに注意しましょう。
ビジネスシーンでは、7月は暑中見舞いを送る最適な時期です。メール・手紙ともに「暑中お見舞い申し上げます」を書き出しに使うことで、季節の挨拶と礼節を同時に表せます。件名には「暑中のご挨拶」「盛夏のご挨拶」を入れると開封率も高まります。
ビジネスメール・手紙の詳しい書き方と例文は以下もご確認ください。
7月の挨拶を適切に使うことで、ビジネスにおける印象も格段によくなります。相手への気遣いを言葉に込めて、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。
よくある質問(FAQ)
7月の時候の挨拶で一番よく使われる表現は何ですか?
7月全般で最もよく使われるのは「盛夏の候」です。7月全体を通じて使えるため、時期を問わず汎用性が高く、ビジネス文書・改まった手紙の両方に対応できます。上旬なら「小暑の候」、下旬なら「大暑の候」「猛暑の候」も多用されます。
暑中見舞いはいつからいつまで送れますか?
暑中見舞いは「小暑(しょうしょ)」の7月7日ごろから「立秋(りっしゅう)」の前日である8月6日ごろまでが一般的なマナーです。立秋以降は「残暑見舞い」に切り替えるのが正式とされています。
漢語調と和語調はどう使い分ければよいですか?
漢語調(盛夏の候・炎暑の候など)は取引先・上司・目上の方へのビジネス文書や改まった手紙に適しています。和語調(梅雨が明け〜・連日の暑さが〜など)は、社外の方でも親しみのある相手や、やや柔らかいトーンで書きたい場合に適しています。
7月の結びの言葉にはどんな表現がありますか?
7月の結びの言葉としては「くれぐれもご自愛くださいませ」「暑さ厳しき折、お体にはご留意ください」「猛暑が続きますので、健康にはくれぐれもお気をつけください」などが定番です。相手の健康を気遣う表現を添えることで、思いやりのある文章になります。
七夕を挨拶文に取り入れるにはどうすればよいですか?
七夕(7月7日)を取り入れる場合は「七夕の夜空を仰ぎながら、ご連絡申し上げます」「星祭りの季節となりました」といった一文を書き出しに添える方法があります。格式ある文書よりも、やや親しみのある手紙やメールに向いています。
監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部
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