時候の挨拶 7月上旬|小暑・七夕・梅雨明けの書き出し例文&ビジネス・手紙の結びの言葉

公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年4月8日

7月上旬(1日〜10日ごろ)は、梅雨の終盤から梅雨明けにかけての移り変わりの時期です。7月7日は「小暑(しょうしょ)」と「七夕(たなばた)」が重なり、季節感のある挨拶文を書くうえで豊かな表現が使えます。本記事では7月上旬の時候の挨拶を漢語調8選テーブルと例文11パターンで徹底解説。ビジネスメール・改まった手紙・カジュアルなメッセージそれぞれの書き出しと結びの言葉をご紹介します。

7月上旬の時候の挨拶とは|小暑・七夕・梅雨明けの季節背景

7月上旬(1日〜10日ごろ)は、梅雨の終盤から梅雨明けにかけての変わり目の時期です。地域によっては梅雨がまだ続いていることもありますが、7月7日の「小暑(しょうしょ)」を迎えるころには本格的な夏の気配が漂い始めます。同じ7月7日は「七夕(たなばた)」でもあり、手紙や挨拶状に七夕の話題を添えると情緒豊かな印象を与えます。「小暑の候」「梅雨明けの候」「星祭りの候」などが代表的な時候の表現として使われ、ビジネス文書・改まった手紙ともに対応できます。蒸し暑さへの気遣いを忘れずに盛り込みましょう。

7月上旬は、まだ梅雨の余韻が残りながらも夏の訪れを強く感じる時期です。二十四節気の「小暑」(7月7日ごろ)は「暑さが本格化し始める頃」を表し、この日を境に気温の上昇が加速します。同じ7月7日は七夕でもあり、夜空の星に願いを込める日本の伝統行事として広く親しまれています。

梅雨は一般的に7月中旬ごろに明けることが多いですが、地域によっては上旬のうちに明けることもあります。梅雨が明けた地域では「梅雨明けの候」が使えますが、明けていない地域ではまだ使えません。相手の居住地域に合わせた表現を選ぶことが礼儀です。

この時期の手紙やメールでは、蒸し暑さへの気遣いと七夕・小暑といった季節行事への言及が、相手に季節感と温かみを届ける有効な手段となります。

参考:国立天文台:二十四節気とは文化庁:国語施策・日本語教育

7月上旬の漢語調8選|格式ある時候の挨拶一覧

7月上旬の漢語調挨拶のなかでも「小暑の候」は特によく使われます。二十四節気の「小暑」は「暑さが本格化し始める頃」を意味し、7月7日前後が目安です。「時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます」と組み合わせることで、格式のあるビジネス文書に仕上がります。また「梅雨明けの候」は、梅雨が明けた地域向けに用いる表現で、明るく前向きなニュアンスがあり、夏の始まりを祝う雰囲気を演出できます。暑さはこれからが本番であることを念頭に置きつつ、相手への健康気遣いも添えましょう。

7月上旬に使える漢語調の時候の挨拶を8つ厳選しました。それぞれの読み方・意味・使用時期・適した文書もあわせて確認してください。

表現 読み方 意味・由来 使用時期 適した文書
小暑の候 しょうしょのこう 二十四節気「小暑」(7月7日ごろ)、暑さが増す頃 7月上旬(7日前後) ビジネス文書・改まった手紙
梅雨明けの候 つゆあけのこう 梅雨が明けて本格的な夏が始まった時期を表す 7月上旬〜中旬 手紙・メール・軽い文書
盛夏の候 せいかのこう 夏の盛り、もっとも暑い時期であることを表す 7月全般 ビジネス文書・改まった手紙
星祭りの候 ほしまつりのこう 七夕(7月7日)の行事にちなんだ表現 7月上旬(七夕前後) 手紙・挨拶状
暑中の候 しょちゅうのこう 暑中見舞いの時期(小暑〜立秋前日)を表す 7月上旬〜8月初旬 暑中見舞い・ビジネス文書
炎暑の候 えんしょのこう 炎のような激しい暑さが続く時期を表す 7月中旬〜下旬(上旬後半も可) ビジネス文書・改まった手紙
酷暑の候 こくしょのこう 非常に激しく厳しい暑さの時期を表す 7月上旬後半〜下旬 ビジネス文書・改まった手紙
向暑の候 こうしょのこう 暑さに向かっていく時期、夏が近づく頃 6月下旬〜7月上旬 ビジネス文書・手紙

「小暑の候」はもっとも使い勝手がよく、7月7日前後であればビジネス・手紙問わず使えます。七夕にちなんだ「星祭りの候」はやや珍しい表現ですが、相手に印象を残したいときに効果的です。

7月上旬の例文11パターン|漢語調・和語調・カジュアル

7月上旬の例文は、相手や文書の格式に合わせて漢語調・和語調・カジュアルを使い分けることが重要です。ビジネス文書では「小暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」が最もオーソドックスな書き出しです。一方、親しい取引先や知人向けには「梅雨が明け、いよいよ夏本番を迎えました。いかがお過ごしでしょうか」といった和語調も適しています。七夕にちなんだ表現を使う場合は「七夕の夜空を仰ぎながら、ご連絡申し上げます」といった一文が、相手に季節感と温かみを伝えます。

7月上旬の時候の挨拶例文を漢語調5・和語調3・カジュアル3の計11パターンでまとめました。相手との関係性・文書の格式に合わせてお使いください。

種別 パターン 例文(全文)
漢語調① 小暑+清栄 小暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
漢語調② 盛夏+健勝 盛夏の候、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
漢語調③ 暑中+清祥 暑中の候、時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
漢語調④ 梅雨明け+ご発展 梅雨明けの候、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
漢語調⑤ 向暑+お世話 向暑の候、平素よりお世話になっておりますこと、厚く御礼申し上げます。
和語調① 梅雨明け 梅雨が明け、いよいよ夏本番を迎えました。いかがお過ごしでしょうか。
和語調② 七夕 七夕の夜空を仰ぎながら、ご連絡申し上げます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
和語調③ 蒸し暑さ 蒸し暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
カジュアル① 夏の到来 いよいよ夏がやってきましたね。お元気でしょうか。
カジュアル② 七夕 もうすぐ七夕ですね。短冊に何を書きますか?
カジュアル③ 梅雨明け やっと梅雨が明けましたね。暑い日が続いていますがお体は大丈夫ですか?

ビジネスメールの書き出しには漢語調①〜⑤が適しており、特に「小暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」が最も一般的です。七夕の要素を加えたい場合は和語調②が効果的です。

7月上旬の結びの言葉|手紙・メールの締め方

7月上旬の手紙・メールの結びの言葉は、夏の暑さへの気遣いを中心に据えることがポイントです。「梅雨明けの暑さが続く折、どうぞご自愛くださいませ」「厳しい暑さが続きますが、お体には十分ご留意ください」などが定番です。梅雨がまだ続いている地域を想定する場合は「雨が続いておりますが、お体にはお気をつけくださいませ」といった表現も適切です。ビジネスメールの締めでは「暑さ厳しき折、何卒よろしくお願い申し上げます」で丁寧に結ぶことができます。七夕にちなんだ結びとして「星に願いを込めて、お互いの健康をお祈り申し上げます」もユニークです。

7月上旬の結びの言葉を場面別にご紹介します。

ビジネス文書・改まった手紙:「暑さ厳しき折、何卒ご自愛くださいませ」「梅雨明けの暑さが続く折、くれぐれもお体にご留意ください」

やや親しい相手:「蒸し暑い日が続いていますので、お体には十分気をつけてください」「七夕の星に願いを込め、皆様のご健康をお祈り申し上げます」

カジュアルなメッセージ:「まだまだ暑い日が続きますが、体調には気をつけてくださいね」「梅雨が明けたら会いましょう!暑さに負けず元気でね」

7月全体の挨拶や他の時期の例文は以下もご参照ください。

よくある質問(FAQ)

7月上旬の時候の挨拶でもっともよく使われる表現は何ですか?

7月上旬でもっともよく使われるのは「小暑の候」です。7月7日の二十四節気「小暑」にちなんだ表現で、ビジネス文書・改まった手紙の両方に対応できます。梅雨が明けている地域なら「梅雨明けの候」も人気です。

七夕を挨拶文に盛り込む方法はありますか?

七夕(7月7日)を盛り込むには「七夕の夜空を仰ぎながら、ご連絡申し上げます」「星祭りの候、皆様いかがお過ごしでしょうか」といった表現が使えます。改まった文書よりも、やや親しみのある手紙やメールに向いています。

梅雨がまだ明けていない場合、どの表現を使えばよいですか?

梅雨が明けていない場合は「梅雨明けの候」は使わず、「小暑の候」「暑中の候」「盛夏の候」などを使うのが適切です。和語調なら「蒸し暑い日が続いておりますが」という書き出しが自然です。

7月上旬の結びの言葉にはどんな表現がありますか?

7月上旬の結びには「暑さ厳しき折、何卒ご自愛くださいませ」「梅雨明けの暑さが続く折、お体にはご留意ください」が定番です。七夕にちなんで「星に願いを込め、皆様のご健康をお祈り申し上げます」もユニークで印象的です。

「向暑の候」は7月上旬に使えますか?

「向暑の候(こうしょのこう)」は「暑さに向かっていく頃」を意味し、本来は6月下旬〜7月上旬に使える表現です。7月7日の小暑以前であれば使えますが、小暑以降は「小暑の候」や「盛夏の候」に切り替えるのが自然です。

監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部

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