公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年5月5日
12月下旬(12月21日〜31日)の時候の挨拶は「冬至の候」「歳晩の候」「年末ご多忙」が三本柱です。冬至(12月22日頃)を迎え、年の瀬・大晦日へ向かう一年の締めくくり。お歳暮のお礼状、年末挨拶最終便、年越し前の業務締め連絡が集中する時期。「冬至」「歳晩」「年の瀬」が下旬の合言葉です。本記事では12月下旬限定の書き出し・結び・年末挨拶最終局面の例文を深掘りします。12月全般は 12月の時候の挨拶 カテゴリページ、上旬・中旬は 12月上旬・12月中旬 をご覧ください。
12月下旬に使える漢語調表現5選
| 表現 | 読み方 | 使用期間 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| 冬至の候 | とうじのこう | 12月22日〜1月4日頃 | 二十四節気「冬至」対応・下旬の主役 |
| 歳晩の候 | さいばんのこう | 12月下旬 | 年末の差し迫った時期を表す格調ある表現 |
| 歳末の候 | さいまつのこう | 12月中旬〜下旬 | 下旬でも引き続き使える |
| 厳寒の候 | げんかんのこう | 12月下旬 | 厳しい寒さを伝える万能語 |
| 年の瀬の候 | としのせのこう | 12月下旬(特に25日以降) | 大晦日に向けた和風な表現 |
節気の正確な日付は 国立天文台、表記は 文化庁「国語施策・日本語教育」 をご参照ください。12月の漢語調10選は 12月カテゴリページ、季語は 季語 12月 をどうぞ。
12月下旬の書き出し例文|漢語調・和語調・カジュアル
漢語調の書き出し
- 拝啓 冬至の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
- 謹啓 歳晩の候、貴社いよいよご隆盛のこととお喜び申し上げます。
- 拝啓 年の瀬の候、本年も残すところわずかとなりました。
和語調の書き出し
- 本年も残りわずかとなり、何かとご多忙のことと拝察いたします。
- 冬至を迎え、夜が一年で最も長い時期となりました。お変わりございませんか。
- 慌ただしい年の瀬を迎える頃、皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
カジュアル
- もうすぐお正月ですね。今年もお世話になりました。
- 年末で忙しいだろうけど、体調に気をつけてね。
- 良いお年をお迎えください。来年もよろしく。
12月下旬の結びの言葉
| シーン | 結び例 |
|---|---|
| 取引先・改まった手紙 | 本年中のご厚情、心より御礼申し上げます。良いお年をお迎えください。 敬具 |
| 上司 | 来年もご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。良いお年を。 |
| 家族・親戚 | 良いお年をお迎えください。 |
| 友人・カジュアル | 今年もありがとう。良いお年を。 |
| 年末最終便 | 来年も変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。 |
12月下旬のビジネスメール|年末最終便・年越し前の業務締め
12月下旬のビジネスメールは「年末挨拶の最終便」「年内最終業務の連絡」「年末年始休業の最終確認」が三大シーンです。本格的なビジネスメール件名集は 12月ビジネス時候の挨拶 をご活用ください。
| 件名例 | 用途 |
|---|---|
| 【年末のご挨拶】本年のお礼と来年のご挨拶 | 取引先・年末最終便 |
| 年末年始休業のお知らせ(最終) | 取引先・休業期間最終通知 |
| 本年最後のご連絡 | 取引先・年内最終業務 |
本文例(取引先・年末最終便)
件名:【年末のご挨拶】本年のお礼と来年のご挨拶
拝啓 歳晩の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。本年中は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。お陰様で◯◯の件も無事達成することができ、心より感謝申し上げます。来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。皆様のご健勝と、良いお年をお迎えになりますことをお祈り申し上げます。 敬具
12月下旬の手紙・はがきに使える季節の言葉
年末挨拶最終便、年賀状投函(〜12/25が元日配達目安)、お歳暮のお礼状、新年への抱負を伝える手紙などが12月下旬の主要シーンです。「冬至の柚子湯」「クリスマスイブの灯り」「大晦日の除夜の鐘」「年越しそばの香り」「初日の出への期待」「新しい年への希望」など、年の瀬と新年への橋渡しの情景が凝縮されます。
編集部 取材ノート|12月下旬の手紙文化
冬至(12月22日頃)と「夜が最長」の文学的表現
編集部の見立てでは、冬至は二十四節気の中でも「自然のサイクル」を実感できる節気。「冬至を迎え、夜が一年で最も長い時期となりました」のような書き出しは、相手に教養と季節感を伝える格調ある表現。柚子湯・南瓜・ゆず・冬至餃子など、冬至にまつわるモチーフも豊富で、和語調の手紙が映えます。
「良いお年を」の使い分け
編集部相談データでは、「良いお年を」をいつから使ってよいかという相談が集中します。結論として、12月25日以降が一般的な目安。それ以前に使うと「もう年末気分?」と違和感を与えるリスクがあります。クリスマス(12月25日)を境にスイッチを入れるのが編集部の推奨です。
年末挨拶状の最終投函タイミング
編集部の見立てでは、年末挨拶状(年賀状除く)は12月28日頃までの投函が現実的な目安。29日以降は年末年始休業に入る企業も多く、相手が読む前に1月になってしまう可能性が高い。12月25〜28日が最終投函のスイートスポットです。文章の格調は 文化庁「国語施策・日本語教育」 の指針も参考になります。
12月下旬 ここだけの3つの特徴
① 冬至という年間最大の節気を含む
12月下旬は冬至(12月22日頃)を含み、夜が一年で最も長い節目。「冬至の候」は他の月では使えない、12月下旬限定の格調ある表現です。
② 「良いお年を」が解禁される旬
12月25日のクリスマスを境に、「良いお年をお迎えください」という年末固有の結び言葉が解禁されます。年間でこの言葉が使える唯一の旬です。
③ 年末最終便と新年への橋渡し
12月下旬は年末挨拶の最終便、新年への橋渡しが集中する旬。1月1日の年始挨拶への助走を意識した結び言葉が、12月下旬手紙の特徴です。
12月下旬の時候の挨拶 よくある質問
Q1. 「冬至の候」はいつから使えますか?
冬至(毎年12月22日頃、年により変動)から1月4日頃(小寒前日)まで使えます。正確な日付は 国立天文台 の暦表でご確認ください。
Q2. 「良いお年を」はいつから使えますか?
編集部の見立てでは、12月25日(クリスマス)以降が一般的な目安です。それ以前は「年末ご多忙の折」など、年末に向けた表現に留めるのが無難です。
Q3. 年末挨拶状の最終投函はいつまで?
12月28日頃までが現実的な目安。29日以降は相手が年末年始休業に入る可能性があります。年賀状なら12月25日までの投函が元日配達の目安です。
Q4. 大晦日(12月31日)に手紙を出すことはありますか?
業務メールは通常出しません。例外として、家族・親戚・親しい友人への「良いお年を」のメッセージはOK。LINE・SNSであれば短文で「来年もよろしくお願いします」が定型です。
Q5. 12月下旬と1月上旬の境目は?
12月31日(大晦日)と1月1日(元日)が境目です。12月下旬は「歳晩」「年の瀬」「冬至」が中心、1月上旬は「新春」「初春」「松の内」へ表現が一変します。詳細は 1月上旬 をご覧ください。
12月の他の旬は 12月上旬・12月中旬、ビジネス特化は 12月ビジネス、季語は 季語 12月、翌月の年始挨拶は 1月上旬 をご覧ください。
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最終更新:2026年5月4日
監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部
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