時候の挨拶 1月上旬|小寒・初春の書き出し例文と結びの言葉・手紙の書き方

公開日: 2026年4月7日

時候の挨拶 1月上旬|小寒・初春の書き出し例文と結びの言葉・手紙の書き方

1月上旬(1〜10日)の時候の挨拶をわかりやすく解説します。新年を迎えた特別な時期に使える「初春の候」「小寒の候」などの季語、年始挨拶の書き出し・結びの例文、手紙の書き方を詳しく紹介します。

1月上旬の時候の挨拶の選び方|漢語調8選

1月上旬は新年を迎えたばかりの特別な時期です。「初春の候」「新春の候」は正月期間中にしか使えない格調ある表現です。小寒(5日頃)以降は「小寒の候」が使えます。年始挨拶では旧年の感謝と新年のご挨拶を組み合わせた定型文が格調ある書き出しになります。

1月上旬は松の内(7日頃)を境に使える表現が変わります。「初春の候」「新春の候」は松の内まで、小寒(5日頃)以降は「小寒の候」「寒中の候」が適切です。

漢語調表現 読み方 使用タイミング 特徴
初春の候 しょしゅんのこう 松の内(7日頃)まで 新年・正月を表す格調ある表現
新春の候 しんしゅんのこう 上旬(正月期間) 新しい春(新年)を表す格式ある表現
小寒の候 しょうかんのこう 小寒(5日頃)以降 二十四節気「小寒」に対応した格式ある表現
寒中の候 かんちゅうのこう 小寒以降〜節分 寒の入りから節分まで使える汎用的な表現
酷寒の候 こっかんのこう 上旬後半〜中旬 激しい寒さを表す力強い表現
厳寒の候 げんかんのこう 上旬後半〜下旬 厳しい寒さを表す格調ある表現
迎春の候 げいしゅんのこう 上旬(正月期間) 新春を迎える喜びを表す雅な表現
頌春の候 しょうしゅんのこう 上旬(正月期間) 新春を称える格調ある表現

参考:国立天文台「二十四節気とは」文化庁「国語施策・日本語教育」

1月上旬の書き出し例文(年始・用途別)

1月上旬の年始挨拶では「謹んで新年のお慶びを申し上げます」から始まる定型文が格式ある書き出しです。松の内(1月7日)を過ぎると「初春の候」は使いにくくなるため、時期に注意しましょう。

1月上旬は年始挨拶と時候の挨拶が重なる特別な時期です。相手・場面・日付に合わせた表現を選びましょう。

年始挨拶(松の内・改まった手紙)

謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

拝啓 初春の候、皆様にはよき新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は格別のご厚情を賜りありがとうございました。

小寒以降(7日〜)の書き出し

拝啓 小寒の候、寒さも本格的になってまいりましたが、皆様にはご健勝にてお過ごしのことと存じます。

拝啓 寒中の候、寒の入りを迎え一段と冷え込む毎日でございます。

1月の時候の挨拶まとめで全旬を確認できます。

1月上旬の結びの言葉

1月上旬の結びには「本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」「寒さ厳しい折、ご自愛ください」が定番です。新年への抱負や相手への期待を一言添えると温かみが増します。

1月上旬の結びには年始ならではの言葉と寒さへの気遣いを組み合わせましょう。

・本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
・本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
・寒さ厳しい折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
・寒の入りを迎え冷え込む毎日です。お体を大切にお過ごしください。
・今年も皆様にとって良い一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

1月上旬の例文集(用途別11選)

用途 例文
年始挨拶(改まった) 謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
改まった手紙(松の内) 拝啓 初春の候、皆様にはよき新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
改まった手紙(小寒後) 拝啓 小寒の候、寒さも本格的になってまいりましたが、ご健勝にてお過ごしのことと存じます。
ビジネスメール 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
目上の方 謹啓 新春の候、先生には輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
親しい友人 あけましておめでとう!今年もよろしくね。お正月はゆっくりできましたか?
結び(年始) 本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
結び(一般) 寒さ厳しい折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
結び(ビジネス) 本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
添え書き(正月) お正月のご準備でお忙しかったことと存じます。よき新年をお迎えのことと存じます。
添え書き(小寒) 小寒を迎え、冬の寒さも本番を迎えております。どうか暖かくしてお過ごしください。

1月上旬の手紙の書き方(年始挨拶)

1月上旬の手紙は年始挨拶を兼ねることが多いため「謹賀新年」等の賀詞で始める場合もあります。改まった手紙では「謹啓」「謹白」などの頭語を使い、「謹賀新年・謹んで新年のお慶びを申し上げます」と続けるのが格式ある構成です。

1月上旬の手紙は「頭語(謹啓/拝啓)→賀詞・時候の挨拶→旧年の感謝→本文→結び→結語(謹白/敬具)」の構成が基本です。年始挨拶ではこの構成に旧年の感謝と新年のご挨拶を自然に盛り込みましょう。

1月中旬の時候の挨拶

1月下旬の時候の挨拶

1月のビジネス向け時候の挨拶

12月の時候の挨拶まとめも合わせてご参考ください。

よくある質問(FAQ)

1月上旬の手紙に使う時候の挨拶の定番は?

「初春の候」が1月上旬(松の内・1月7日頃まで)の定番表現です。小寒(5日頃)以降は「小寒の候」「寒中の候」も使えます。年始挨拶では「謹んで新年のお慶びを申し上げます」が格式ある書き出しです。

「初春の候」はいつまで使えますか?

「初春の候」は松の内(1月7日頃)を目安として使える表現です。地域によっては松の内が1月15日まで続きますが、一般的には7日を過ぎると「小寒の候」「寒中の候」に切り替える方が自然です。

1月上旬のビジネスメールの書き出し例を教えてください。

「新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」が最もシンプルな年始メールの書き出しです。改まった場合は「謹んで新年のお慶びを申し上げます。本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。」を使います。

寒中見舞いは1月上旬から送れますか?

寒中見舞いは小寒(1月5日頃)の「寒の入り」以降から節分(2月3日頃)まで送るものです。年賀状の返礼が遅れた場合や喪中の方へのご挨拶にも使えます。

目上の方への1月上旬の年始挨拶の書き出しは?

「謹啓 新春の候、先生には輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。」が目上の方への格式ある年始挨拶の書き出しです。

監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部

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