公開日: 2026年4月7日
時候の挨拶 11月 ビジネス|向寒・錦秋の書き出し例文とメール結び・件名の書き方
11月のビジネスメール・手紙で使える時候の挨拶を、上旬・中旬・下旬別に徹底解説します。「晩秋の候」「錦秋の候」「向寒の候」など格調ある漢語調表現から、メールに使いやすい口語表現まで幅広く紹介。件名の書き方や結びの言葉も合わせて確認できます。
11月ビジネス挨拶の基本|漢語調8選と使い分け
11月のビジネス文書では「晩秋の候」「向寒の候」など季節感ある表現が信頼感を高めます。立冬(7日頃)・小雪(22日頃)という二つの節気を境に表現が変わるため、送付日に合わせた季語を選ぶことが大切です。
11月のビジネス文書で使う時候の挨拶は、立冬・小雪の二節気を境に使える表現が変わります。格式を重んじる手紙・社外文書には「〜の候」を、メールには口語的な表現を使い分けましょう。
| 漢語調表現 | 読み方 | 使用時期 | 意味・特徴 |
|---|---|---|---|
| 晩秋の候 | ばんしゅうのこう | 上旬 | 秋の終わりを表す落ち着いた表現 |
| 立冬の候 | りっとうのこう | 上旬(7日〜) | 二十四節気「立冬」に対応した格式ある表現 |
| 初冬の候 | しょとうのこう | 上旬〜中旬 | 冬の始まりを表す清潔感ある表現 |
| 錦秋の候 | きんしゅうのこう | 中旬 | 紅葉が錦を織る美しい秋を表す雅な表現 |
| 菊花の候 | きっかのこう | 中旬まで | 菊の花が咲く秋を象徴する格調ある表現 |
| 向寒の候 | こうかんのこう | 下旬 | 寒さに向かう時期を表す思いやりある表現 |
| 小雪の候 | しょうせつのこう | 下旬(22日〜) | 二十四節気「小雪」に対応した冬らしい表現 |
| 霜寒の候 | そうかんのこう | 下旬 | 霜が降り冷え込む季節を表す改まった表現 |
参考:国立天文台「二十四節気とは」|文化庁「国語施策・日本語教育」
11月上旬のビジネス挨拶例文(1〜10日)
上旬(1〜10日)は「晩秋の候」「秋冷の候」が定番。立冬(7日頃)以降は「立冬の候」「初冬の候」も使えます。件名に季語を入れると開封率向上にも効果的です。
11月上旬は立冬(7日頃)を境に使う表現を切り替えましょう。
手紙・社外文書
拝啓 晩秋の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
拝啓 立冬の候、初冬の清々しい空気の中、皆様のご健勝をお喜び申し上げます。
ビジネスメール
いつもお世話になっております。朝夕の冷え込みが増す11月となりましたが、お変わりございませんでしょうか。
件名
【ご挨拶】立冬の候、今後ともよろしくお願い申し上げます
11月度ご報告について/晩秋の候
→ 11月上旬の時候の挨拶(一般・手紙向け)も合わせてご覧ください。
11月中旬のビジネス挨拶例文(11〜20日)
中旬(11〜20日)は七五三(15日)のある時期。「錦秋の候」「菊花の候」が映えます。取引先への挨拶状に七五三への一言を添えると温かみが増します。
11月中旬は「錦秋の候」「菊花の候」が使いやすい時期です。七五三への一言も自然に添えられます。
手紙・社外文書
拝啓 錦秋の候、貴社におかれましては益々ご発展のこととお慶び申し上げます。
拝啓 菊花の候、秋の気配も深まり、皆様のご健勝をお喜び申し上げます。
ビジネスメール
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。紅葉が見頃を迎える季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。
件名
【ご連絡】錦秋の候、〇〇についてご相談があります
紅葉の季節のご挨拶/株式会社〇〇
→ 11月中旬の時候の挨拶(一般・手紙向け)も合わせてご覧ください。
11月下旬のビジネス挨拶例文(21〜30日)
下旬(21〜30日)は小雪(22日頃)以降「小雪の候」「向寒の候」が最適。年末が近づく時期でもあり、「師走に向けて」の配慮表現を結びに加えると丁寧な印象になります。
11月下旬は「向寒の候」「小雪の候」が適切です。年末が近づく時期の配慮を結びに添えましょう。
手紙・社外文書
拝啓 向寒の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
拝啓 小雪の候、師走も目前に迫り、何かとご多忙のことと存じます。
ビジネスメール
お世話になっております。年の瀬が近づき、何かとお忙しい毎日かと存じます。お変わりございませんでしょうか。
件名
【ご挨拶】向寒の候、年末に向けてよろしくお願いします
年末年始のスケジュールについてご確認お願いします
→ 11月下旬の時候の挨拶(一般・手紙向け)も合わせてご覧ください。
11月ビジネス挨拶例文11選(シーン別)
| シーン | 書き出し例文 |
|---|---|
| 社外・取引先(上旬) | 拝啓 晩秋の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。 |
| 社外・取引先(立冬後) | 拝啓 立冬の候、初冬の清々しい季節、貴社のご発展をお喜び申し上げます。 |
| 社外・取引先(中旬) | 拝啓 錦秋の候、紅葉の美しい季節、貴社いよいよご繁栄のこととお慶び申し上げます。 |
| 社外・取引先(下旬) | 拝啓 向寒の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 |
| メール書き出し(上旬) | いつもお世話になっております。朝夕の冷え込みが増す11月となりましたが、お変わりございませんでしょうか。 |
| メール書き出し(中旬) | 平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。紅葉が見頃を迎える季節となりました。 |
| メール書き出し(下旬) | お世話になっております。年の瀬が近づき、何かとお忙しい毎日かと存じます。 |
| 結び(一般) | 向寒の折、どうかご自愛くださいますようお願い申し上げます。 |
| 結び(年末意識) | 師走を前に何かとご多忙のことと存じますが、皆様のご健康をお祈り申し上げます。 |
| 件名(社外) | 【ご挨拶】向寒の候、今後ともよろしくお願い申し上げます |
| 件名(年末) | 年末に向けたご挨拶と来年のご相談について/11月 |
11月ビジネスメールの結びの言葉
・向寒の折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
・師走を前に何かとご多忙のことと存じますが、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
・年末のご準備でお忙しい折、どうかご無理なくお過ごしください。
・朝晩の冷え込みが一段と増す季節、体調管理にお気をつけください。
・引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
→ 10月のビジネス時候の挨拶も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
11月のビジネスメールで最もよく使われる時候の挨拶は?
「晩秋の候」が11月上旬から使える汎用表現です。中旬は「錦秋の候」、下旬は「向寒の候」が定番です。格式を高めたい手紙には漢語調表現を、メールには口語的な書き出しが自然です。
11月の件名に時候の挨拶を入れる方法を教えてください。
「【ご挨拶】向寒の候、今後ともよろしくお願い申し上げます」のように件名の末尾や冒頭に季語を添えると、受け手への気配りが伝わります。あまり長くなりすぎないよう簡潔にまとめましょう。
「向寒の候」と「晩秋の候」はどう使い分けますか?
「晩秋の候」は11月上旬の秋の終わりを表す表現、「向寒の候」は11月下旬〜12月の寒さに向かう時期に使う表現です。それぞれ使用時期が異なるため、送付日に合わせて選んでください。
11月末(下旬)のビジネスメールに合う結びの言葉は?
「向寒の折、くれぐれもご自愛ください」「師走を前にご多忙かと存じますが、皆様のご健康をお祈り申し上げます」が11月下旬の結びとして最適です。年末の慌ただしさへの気遣いを添えると丁寧な印象になります。
取引先に11月の挨拶状を送る際のポイントは?
漢語調の時候の挨拶を冒頭に置き、相手の繁栄を祝う言葉を続けるのが基本です。立冬(7日)・小雪(22日)を節目に使う季語を切り替え、年末の多忙を気遣う結びを添えると格調ある挨拶状になります。
監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部
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