時候の挨拶 8月中旬|残暑・お盆・炎天の書き出し例文&ビジネス・手紙の結びの言葉

公開日: 2026年4月7日 | 最終更新: 2026年4月8日

8月中旬(11日〜20日ごろ)は、お盆(8月13〜16日)を中心とした日本の夏を代表する時期です。立秋(8月7日ごろ)を過ぎているため「残暑(ざんしょ)」が正式な表現となり、「残暑の候」「炎天の候」「秋暑の候」などが使われます。本記事では8月中旬の時候の挨拶を漢語調8選テーブルと例文11パターンでお伝えします。お盆の挨拶や残暑見舞いにも役立つ例文をご紹介します。

8月中旬の時候の挨拶とは|残暑・お盆・山の日の季節背景

8月中旬(11日〜20日ごろ)は、お盆(8月13〜16日)を中心に夏の風物詩が集中する時期です。立秋(8月7日ごろ)を過ぎているため、「残暑(ざんしょ)」が正式な表現となり、「残暑の候」「炎天の候」「秋暑の候」などが使われます。8月11日は「山の日」という国民の祝日で、山に親しむ機会となる行事です。お盆期間中は多くの企業が夏季休暇を設けており、休暇前後のビジネス挨拶も重要です。残暑の厳しさと相手の健康への気遣いを中心に、季節感あふれる挨拶文を心がけましょう。

8月中旬のビジネス挨拶で特に注意が必要なのは、お盆期間(8月13〜16日)の扱いです。多くの企業がこの期間に夏季休暇を設けているため、お盆中のメール送信は相手に届かないことがあります。重要な連絡はお盆前か、お盆明けに送ることを意識しましょう。

「残暑」は立秋後の暑さを指す言葉で、「暑さが残っている」という意味です。実際には8月中旬が気温のピークとなることも多く、残暑見舞いを送る最盛期でもあります。お盆明けの挨拶と残暑見舞いを兼ねた文書は、この時期ならではの実用的なコミュニケーション手段です。

参考:国立天文台:二十四節気とは文化庁:国語施策・日本語教育

8月中旬の漢語調8選|格式ある時候の挨拶一覧

8月中旬の漢語調挨拶では「残暑の候」が最も広く使われます。立秋(8月7日ごろ)を過ぎているため、「残暑」は文字通り「残る暑さ」を表し、実際の気温の高さともぴったり合います。「炎天の候」は炎熱の空(炎天下)を表す言葉で、真夏の太陽の強さを印象的に伝えます。「秋暑の候」は「秋なのに暑い」という意味合いを持ち、立秋後の時候の挨拶として品格ある表現です。お盆の時期を意識した「盂蘭盆の候」という特別な表現もあります。いずれも「○○の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」の形で使います。

8月中旬に使える漢語調の時候の挨拶を8つ厳選しました。お盆にちなんだ「盂蘭盆の候」など特別な表現も含まれています。

表現 読み方 意味・由来 使用時期 適した文書
残暑の候 ざんしょのこう 立秋後も続く暑さ(残る暑さ)を表す 8月中旬(立秋後) ビジネス文書・残暑見舞い
炎天の候 えんてんのこう 炎熱の空(炎天下)が続く夏の盛りを表す 8月中旬 ビジネス文書・改まった手紙
秋暑の候 しゅうしょのこう 立秋後の残る暑さを秋の暑さとして表す 8月中旬〜下旬 ビジネス文書・手紙
晩夏の候 ばんかのこう 夏の終わりが近づく頃を表す 8月全般 ビジネス文書・改まった手紙
盂蘭盆の候 うらぼんのこう お盆(盂蘭盆)の時期を表す特別な表現 8月中旬(お盆前後) 手紙・挨拶状
暮夏の候 ぼかのこう 夏の暮れ、夏の終わり頃を表す 8月中旬〜下旬 手紙・改まった文書
処暑の候 しょしょのこう 二十四節気「処暑」(8月23日ごろ)、暑さが峠を越す頃 8月中旬後半〜下旬 ビジネス文書・改まった手紙
立秋の候 りっしゅうのこう 二十四節気「立秋」(8月7日ごろ)、暦上の秋の始まり 8月中旬前半(立秋後しばらく) ビジネス文書・手紙

「残暑の候」は8月中旬全体にわたって使える最も汎用的な表現です。「盂蘭盆の候」はお盆(8月13〜16日)前後限定の特別な表現で、知っているだけで相手に一目置かれる格調ある言葉です。「暮夏の候」「晩夏の候」は夏の終わりに向かう情感を表現したいときに適しています。

8月中旬の例文11パターン|お盆・残暑見舞い対応

8月中旬の例文は、お盆という特別な時期を意識した表現が効果的です。ビジネス文書では「残暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。お盆休み中のご連絡となり、恐縮ではございますが」という形で、お盆への配慮を示す一文を添えると丁寧な印象を与えます。お盆明けのビジネス再開の挨拶では「お盆休みはゆっくりお過ごしになられましたか。休暇明けとなりましたが、引き続きよろしくお願い申し上げます」という親しみやすい書き出しも好まれます。和語調では「お盆の季節となりました」という一文がシンプルながら季節感をしっかり表現できます。

8月中旬の時候の挨拶例文を漢語調5・和語調3・カジュアル3の計11パターンでまとめました。お盆・残暑見舞いにも対応した例文をご活用ください。

種別 パターン 例文(全文)
漢語調① 残暑+清栄 残暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
漢語調② 炎天+清祥 炎天の候、時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
漢語調③ 秋暑+健勝 秋暑の候、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
漢語調④ 晩夏+お世話 晩夏の候、平素よりお世話になっておりますこと、厚く御礼申し上げます。
漢語調⑤ 盂蘭盆+ご発展 盂蘭盆の候、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
和語調① 残暑見舞い 残暑お見舞い申し上げます。立秋を過ぎてもなお厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
和語調② お盆 お盆の季節となりました。ご家族でゆっくりお過ごしのことと存じます。
和語調③ お盆明け お盆休みはいかがお過ごしでしたか。休暇明けとなりましたが、引き続きよろしくお願い申し上げます。
カジュアル① お盆 お盆はゆっくり休めましたか?今年は帰省しましたか?
カジュアル② 残暑 まだまだ暑い日が続きますね。体調はいかがですか?
カジュアル③ 夏の折り返し 夏もそろそろ折り返しですね。お体は大丈夫ですか?

お盆明けのビジネス再開挨拶としては和語調③が特に使いやすく、「休暇中のお礼+再開の挨拶」をシンプルにまとめられます。残暑見舞いとしては和語調①が最もオーソドックスです。

8月中旬の結びの言葉|お盆・残暑見舞いの締め方

8月中旬の結びの言葉は、残暑の厳しさとお盆・夏季休暇への言及を組み合わせると季節感豊かな締めになります。ビジネス文書では「残暑厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ」「炎天続く毎日ですが、お体には十分ご留意ください」が定番です。お盆休みの前後では「ご休暇中は楽しいお盆をお過ごしください」「休暇明けもどうぞよろしくお願い申し上げます」という一文を添えると相手に親しみやすい印象を与えます。カジュアルなメッセージには「お盆はゆっくり休めましたか?残暑に気をつけてくださいね」が温かみのある結びとなります。

8月中旬の結びの言葉を場面別にご紹介します。

ビジネス文書・改まった手紙:「残暑厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ」「炎天続く毎日ですが、お体には十分ご留意ください」「お盆休みが明けてもなお暑さが続いておりますが、ご自愛ください」

やや親しい相手:「まだまだ残暑が続きますが、お互い体調を崩さないようにしましょう」「お盆はゆっくり休めましたか?また秋に向けてお互い頑張りましょう」

カジュアルなメッセージ:「残暑に負けず元気でいてね」「お盆が終わっても暑いですが、体調に気をつけてくださいね」

よくある質問(FAQ)

お盆期間中にビジネスメールを送る際の注意点はありますか?

お盆期間(8月13〜16日ごろ)は多くの企業が夏季休暇を設けています。重要な連絡はお盆前(8月12日まで)かお盆明け(8月17日以降)に送るのが望ましいです。やむを得ずお盆中に送る場合は「お盆休み中のご連絡となり恐縮ですが」という一文を添えると配慮が伝わります。

「盂蘭盆の候」とはどういう意味ですか?

「盂蘭盆(うらぼん)」はお盆の正式な呼称で、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」に由来します。先祖の霊をお迎えし、供養する行事です。「盂蘭盆の候」はお盆(8月13〜16日)前後に使える特別な時候の挨拶で、知っていると相手に丁寧な印象を与えられます。

8月中旬の残暑見舞いの書き出しで最もよく使われる表現は何ですか?

「残暑お見舞い申し上げます。立秋を過ぎてもなお厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか」が最もオーソドックスな書き出しです。漢語調なら「残暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」が格調ある表現として広く使われています。

「秋暑の候」と「残暑の候」はどう違いますか?

どちらも立秋後の暑さを表す表現ですが、「残暑の候」は「残る暑さ」という意味でより一般的です。「秋暑の候」は「秋になったのに暑い」という意味合いで、やや文学的・詩的なニュアンスがあります。どちらも8月中旬〜下旬のビジネス文書・手紙に使えます。

お盆明けのビジネス挨拶メールの書き方を教えてください。

「残暑の候、お盆休みはいかがお過ごしでしたか。休暇明けとなりましたが、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」が自然な書き出しです。お盆休みへの言及で相手との距離を縮めながら、休暇明けの業務再開を丁寧に伝えることができます。

監修: 時候の挨拶|例文・結びの言葉・季語がわかる 編集部

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