カテゴリー:11月の時候の挨拶|書き出し・結びの例文と季語【ビジネス・手紙】

【情報の信頼性について】このカテゴリーページに掲載している11月の時候の挨拶・季語・例文に関する情報は、日本郵便が公開する手紙の書き方ガイドラインおよび文化庁の敬語指針に基づき、当サイト「日本の行事編集部」が検証・編集しています。二十四節気(立冬・小雪)に基づく晩秋から初冬への表現の切り替えは、国立天文台の暦要項を参照しています。掲載している例文はビジネス文書および私信の実例を基に作成しており、各季語の解説は複数の歳時記を参照しています。最終更新:2026年3月。

11月の例文一覧

11月の時候の挨拶とは|晩秋から初冬への季節の表現

11月は秋の終わりから冬の入り口にかけての季節です。紅葉が見頃を迎え、木枯らしが吹き始め、日に日に寒さが増していきます。11月の時候の挨拶では、紅葉の美しさや晩秋の趣、冬の足音を感じさせる表現を使うことで、季節感のある品格ある文章になります。

二十四節気では「立冬」(11月7日頃)と「小雪」(11月22日頃)があります。立冬を過ぎると暦の上では冬になるため、挨拶も「晩秋」から「初冬」の表現に切り替えます。

時期 改まった表現 やわらかい表現
11月上旬 晩秋の候、深秋の候、霜秋の候 紅葉が見頃を迎え、秋の深まりを感じます
11月中旬 立冬の候、初冬の候、向寒の候 木枯らしの季節となりましたが、お変わりございませんか
11月下旬 小雪の候、霜寒の候、落葉の候 日増しに寒くなってまいりましたが、いかがお過ごしですか

11月のビジネス文書で使える書き出しと結びの例文

ビジネス文書では晩秋の候・向寒の候・初冬の候などが11月の代表的な表現です。年末に向けた挨拶やお歳暮の時期も近づくため、ビジネスの節目を意識した表現も有効です。

書き出し例:「拝啓 晩秋の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」「拝啓 向寒の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」「拝啓 初冬の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。」

結びの例:「向寒の折、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。敬具」「年末ご多忙の折とは存じますが、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。敬具」「寒さに向かう季節、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。敬具」

11月の手紙で使える親しみのある時候の挨拶

親しい方への手紙では、紅葉狩りや秋の味覚、冬支度など身近な話題に触れると温かみのある文章になります。

書き出し例:「紅葉も終わりに近づき、冬の足音が聞こえてきますね。」「木枯らしが吹き、コートが恋しい季節になりました。」「落ち葉が舞い散る季節、お元気でお過ごしですか。」「七五三の季節ですね。お子様のご成長が楽しみですね。」

結びの例:「これから寒さが厳しくなりますので、どうぞご自愛ください。」「冬支度はお済みですか。お互い温かくして過ごしましょう。」「年末に向けてお忙しい時期ですが、お身体にお気をつけて。」

11月の季語一覧|手紙に季節感を添える言葉

分類 季語
時候 立冬、小雪、晩秋、初冬、木枯らし、時雨
植物 紅葉、銀杏、落葉、山茶花、柊、枯葉
行事 七五三、文化の日、勤労感謝の日、酉の市
風物 炬燵、鍋料理、焼き芋、新蕎麦、ボジョレー

よくある質問

Q. 11月の時候の挨拶で「秋」と「冬」どちらを使えばよいですか?

A. 立冬(11月7日頃)までは「晩秋の候」「深秋の候」など秋の表現を、立冬以降は「初冬の候」「向寒の候」など冬の表現を使うのが基本です。ただし、実際の気候に合わせて「暦の上では冬ですが、穏やかな小春日和が続いております」という表現も使えます。

Q. 小春日和はいつの季語ですか?

A. 小春日和は晩秋から初冬にかけての穏やかに晴れた暖かい日を指す言葉で、11月から12月初旬の季語です。春の季語と間違えやすいですが、冬の季語です。「小春日和の穏やかな日が続いております」という表現は11月にぴったりです。

Q. 11月に喪中はがきを出す場合の時候の挨拶は?

A. 喪中はがき(年賀欠礼状)には時候の挨拶は入れないのが一般的です。「喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます」と本題から書き始めます。11月中に届くよう、11月上旬から中旬に投函するのがマナーです。

他の月の時候の挨拶

出典:日本郵便 手紙の書き方文化庁 敬語の指針

この記事でわかること

  • ✔ 11月の時候の挨拶を上旬・中旬・下旬別に一覧で紹介
  • ビジネスで使える漢語調(フォーマル)の例文
  • 七五三のお祝いに使える挨拶例
  • ✔ 11月の結びの挨拶(フォーマル・カジュアル)
  • ✔ そのまま使える手紙テンプレート付き

11月は紅葉が最も美しい時期を迎え、立冬を過ぎると暦の上では冬に入ります。七五三勤労感謝の日など、感謝を伝える行事が多い月でもあります。

この記事では、11月の時候の挨拶を上旬・中旬・下旬に分け、漢語調(フォーマル)口語調(カジュアル)の両方を豊富な例文とともに紹介します。

11月の時候の挨拶【早見表】

時期 漢語調(フォーマル) 口語調(カジュアル)
上旬 晩秋の候/立冬の候/深秋の候 紅葉が見頃を迎え~/晩秋の趣が深まり~
中旬 向寒の候/初霜の候/菊花の候 朝晩の冷え込みが増し~/木枯らしが吹く季節~
下旬 小雪の候/霜寒の候/冬隣の候 冬の足音が聞こえてくる頃~/師走を前に何かと忙しく~

11月上旬の時候の挨拶と例文(11月1日~10日頃)

11月上旬は二十四節気の立冬(11月7日頃)を迎え、暦の上では冬の始まりです。紅葉はまだ見頃で、文化の日(11月3日)もこの時期です。

漢語調の時候の挨拶(ビジネス・フォーマル向け)

季語 読み方 使える時期 意味・イメージ
晩秋の候 ばんしゅうのこう 11月上旬 秋の終わりの季節
立冬の候 りっとうのこう 11月7日頃~21日頃 暦の上での冬の始まり
深秋の候 しんしゅうのこう 11月上旬 秋が深まった季節

ビジネスメール・手紙の書き出し例(11月上旬)

  • ・拝啓 晩秋の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • ・拝啓 立冬の候、皆様にはいよいよご健勝のこととお慶び申し上げます。

手紙・カードの書き出し例(11月上旬)

  • ・紅葉が見頃を迎え、美しい景色に心癒される季節ですね。
  • ・晩秋の趣が深まり、冬の気配を感じる今日この頃です。
  • ・文化の日を迎え、芸術の秋を楽しんでいらっしゃることと存じます。

11月中旬の時候の挨拶と例文(11月11日~20日頃)

11月中旬は七五三(11月15日)の時期です。木枯らしが吹き始め、朝晩の冷え込みが厳しくなってきます。

漢語調の時候の挨拶(ビジネス・フォーマル向け)

季語 読み方 使える時期 意味・イメージ
向寒の候 こうかんのこう 11月中旬~下旬 寒さに向かう季節
初霜の候 はつしものこう 11月中旬 初めて霜が降りる季節
菊花の候 きっかのこう 11月上旬~中旬 菊の花が咲く季節

ビジネスメール・手紙の書き出し例(11月中旬)

  • ・拝啓 向寒の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
  • ・拝啓 菊花の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

手紙・カードの書き出し例(11月中旬)

  • ・朝晩の冷え込みが増し、冬の足音を感じる今日この頃です。
  • ・七五三のお祝い、おめでとうございます。お子様のご成長をお慶び申し上げます。
  • ・木枯らしが吹く季節となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

11月下旬の時候の挨拶と例文(11月21日~30日)

11月下旬は二十四節気の小雪(11月22日頃)を迎え、初雪が降り始める地域もあります。勤労感謝の日(11月23日)もこの時期で、師走を前に年末の準備が始まります。

漢語調の時候の挨拶(ビジネス・フォーマル向け)

季語 読み方 使える時期 意味・イメージ
小雪の候 しょうせつのこう 11月22日頃~12月6日頃 雪が少し降り始める季節
霜寒の候 そうかんのこう 11月下旬 霜が降りるほど寒い季節
冬隣の候 ふゆどなりのこう 11月下旬 冬がすぐそこまで来ている季節

ビジネスメール・手紙の書き出し例(11月下旬)

  • ・拝啓 小雪の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • ・拝啓 霜寒の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

手紙・カードの書き出し例(11月下旬)

  • ・冬の足音が聞こえてくる頃、お元気でお過ごしでしょうか。
  • ・師走を前に何かと忙しくなる季節ですが、お変わりございませんか。
  • ・勤労感謝の日を迎え、日頃の感謝を込めてお便りいたします。

11月の結びの挨拶

場面 結びの挨拶 例文
フォーマル 向寒の折柄、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。敬具
年末ご多忙の折、ご健康にはくれぐれもご留意ください。敬具
カジュアル 冬の寒さに負けず、温かくしてお過ごしくださいね。
年末に向けてお忙しいかと思いますが、お体を大切になさってください。

11月の手紙テンプレート【そのまま使える】

ビジネス文書テンプレート(11月)

拝啓 晩秋の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、(本文をここに記載)

何卒よろしくお願い申し上げます。

向寒の折柄、くれぐれもご自愛くださいませ。

敬具

11月の時候の挨拶でよくある質問

Q. 11月の時候の挨拶で最もよく使われる表現は?

A. 「晩秋の候」「向寒の候」が11月全般で使えます。上旬は「立冬の候」、下旬は「小雪の候」が季節感を伝えやすい表現です。